愛と感謝のフェスティバル「第38回日本定住難民とのつどい」を開催しました

投稿日: カテゴリー: solidarity

当アジア福祉教育財団では、日本に定住する難民を激励するとともに、広く日本の人たちに難民定住者への理解を深めていただくことを目的として、昭和57年1月から「日本定住難民とのつどい」を毎年開催しています。

難民定住者の雇用にご協力いただいている事業所をはじめ、日常物心両面にわたってご支援いただいている協力者の方々に感謝状を贈呈するほか、模範となる難民定住者へ表彰状を贈呈します。その後のアトラクションでは、難民定住者の国の民族舞踊や歌などを披露しました。

《日時》 2017年11月12日(日) 午後1時~4時

《会場》 新宿区立新宿文化センター 大ホール

当日の詳細をご紹介いたします

藤原正寛理事長のご挨拶 

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堀井巌外務大臣政務官のご挨拶

吉住健一新宿区長のご挨拶

和田雅樹法務省入国管理局長のご挨拶 

ダーク・ヘベカーUNHCR駐日代表のご挨拶

受賞者 DANG NGUYEN THUC VIEN様

 父の呼び寄せで母親と共に1994年に日本に入国。学校での成績は常に上位で、高校時代は大学進学を目指すベトナム難民2世グループのための勉強会を開き、仲間の進学をサポートした。大学時代には秘書検定および日本語検定1級も取得し、就職してからは日本語で苦労する難民1世世代のために支援を継続的に行った。結婚後は、神奈川県にある大和市国際化協会での通訳・翻訳業務に従事している他、横浜市泉区で通訳として勤務した経験もあり、語学力を活かした活動を通じて難民定住者たちの心の支えになっている。難民事業本部での通訳に加え、同国人、特に高齢ベトナム難民が通院する大和市立病院でも通訳業務を行っており、笑顔を絶やさず温かみのある対応や来院者への的確な対応は病院関係者からも高い評価を得ている。

受賞者 SBSゼンツウ株式会社 代表取締役 近藤治水 様

 同社は第三国定住難民の男女10名(第5陣7名、第7陣3名)の雇用を通じて難民の生活安定において極めて高い貢献をしている。同社は、職業経験のない難民女性に対しても、きめ細やかな技術指導を実施している。また、同社の方針で、難民を受け入れるに当たり、日本人従業員に対して人権意識の啓発や異文化理解のための意識改革を行っており、営業所長自らが日本人社員に難民受け入れの意義について訓話を行ったり、難民とフレンドリーな関係が築けるよう難民の言語であいさつや会話集を工場内に貼ったりするなど配慮するとともに、職場の啓発を通じて受け入れ環境を万全にする努力を現在も続けている。同社は、他の事業所から難民が離職した際には、難民事業本部の要請に応え、難民の再雇用に理解を示し、いち早く同社への受け入れを表明しており、そのため現在も難民世帯は生活困窮に陥ることなく、自立した生活を送ることが出来ている。難民一人ひとりに気配りを欠かさず、それぞれの個性に合った指導を行うとともに、早く仕事を覚え一人前になれるようにきめ細かいケアを心がけている。                                                                                                                                                                                                                

受賞者  社会福祉法人日本国際社会事業団(ISSJ)理事長 永坂哲 様

 社会福祉法人日本国際社会事業団(ISSJ)は1980年代のインドシナ難民から現在の条約、第三国定住難民に至るまで、難民定住者に対し多角的な助言及び支援を実施し、難民事業本部の定住支援プログラムにおいても多大な役割を果たしてきた団体である。 現在、第三国定住難民については、都内在住家族が3年ほど前より生活全般から就学、進学に関する訪問相談を主としたサポートを受けている。当該家族が最初の定住地の千葉から東京へ引っ越した際の住居、就学支援を行ったほか、家庭内での問題についても、ことあるごとに相談にのり必要な支援や助言を行うなど、心理上のサポートも実施した。その結果、当該家族は再度家族統合を果たし、家族で助け合って暮らしていくことができるようになった。当該家族間の関係が不安定であった頃に高校進学の時期を迎えた長女については、同団体はRHQ、中学校と連携して親への高校進学に関する情報提供、三者面談や高校見学同行等、高校に入るまでの諸支援をきめ細やかに実施した。その結果、現在長女は志望校にて順調な高校生活を送っている。また、条約難民についても、複数名がRHQ支援センター入所中、及び前後の生活一般、就学、進学(特に大学や大学院等高等教育への進学、奨学金等)について、同団体から具体的なアドバイスを受けている。   

受賞者 CLOVER~難民と共に歩むユース団体~様

 第三国定住難民の中学生に対して、ボランティアの学習支援(週1回程度)を2015年4月から継続的に行っている。特に第1陣1名(2016年3月)と第2陣1名の高校受験において、両名を第一志望校に合格させるため入試の学習支援に尽力した。本年度(2017年度)も高校受験に挑戦する第1陣中学3年生1名と第2陣中学2年生1名の支援をしている。学生サークルのクローバーは単なる学習支援にとどまらず、筑波大学キャンパス見学の機会をつくり、高校進学後の将来について中学生と一緒に考えてくれるなど、難民の親世代が子どもたちに教えられないことや中学生のモチベーションアップにも取り組み、青少年世代の教育面での成長に寄与している。

受賞者 特定非営利活動法人かながわ難民定住援助協会 妹尾孝之様

 2004年より「かながわ難民定住援助協会」の難民とその家族を対象とした法律相談会(月1回)において弁護士として難民定住者に起こる様々な問題を解決に導き、難民定住者がその後の人生において安心して生活できるように尽力している。交通事故の相談では法的な解決にとどまらず被害者の家族の精神ケアにも心をくだくなど、常に相談者の立場に立って対応している。いつも笑顔を絶やさない温厚な人柄で、難民定住者から「にこにこ先生」と親しまれている心強い味方である。2015年には神奈川県弁護士会の副会長も務めた。夫婦で弁護士として活躍しており、夫婦そろって難民定住者支援の強い志をもっている。                                                                                                                                                                                                              

ラオス難民コミュニティーによる民族舞踊

カンボジア難民コミュニティーによる民族舞踊

ベトナム難民コミュニティーによる民族舞踊                                                                                                                                                                                                    

条約難民コミュニティーによる民族舞踊

武蔵野中学・高等学校 マーチングバンド・チアリーディング部

新宿区役所つつじ連 阿波踊り                                                                                                                                                                                                   

厚切りジェイソン「Why Japanese People!?」

来場者1,000名のうち多くを占めていた定住難民の子どもたち。祖国文化の継承という観点からもこうした催しがその動機づけになることを願っています。