愛と感謝のフェスティバル「第39回日本定住難民とのつどい」を開催しました

投稿日: カテゴリー: Newssolidarity

当アジア福祉教育財団では、日本に定住する難民を激励するとともに、広く日本の人たちに難民定住者への理解を深めていただくことを目的として、昭和57年1月から「日本定住難民とのつどい」を毎年開催しています。

難民定住者の雇用にご協力いただいている事業所をはじめ、日常物心両面にわたってご支援いただいている協力者の方々に感謝状を贈呈するほか、模範となる難民定住者へ表彰状を贈呈します。その後のアトラクションでは、難民定住者の国の民族舞踊や歌などを披露しました。

《日時》 2018年11月4日(日) 午後1時~4時

《会場》 新宿区立新宿文化センター 大ホール

当日の詳細をご紹介いたします

藤原正寛理事長のご挨拶

ご挨拶はこちらからご覧ください

寺田好孝新宿区副区長のご挨拶(吉住健一区長代理出席)

和田雅樹法務省入国管理局長のご挨拶

大鷹正人外務省総合外交政策局審議官のご挨拶

川内敏月UNHCR駐日副代表のご挨拶(ダーク・ヘベカー代表代理出席)

受賞者 CING HAU LUN 様

2013年にRHQ支援センターのあっ旋によりユニクロ・アトレ亀戸店での職場適応訓練を経て就職、入店後は人一倍の努力を重ね続けて、見事に日本語能力試験N1を合格した。また、入社後わずか1年ほどで「地域限定正社員」に登用されると、その後は順調に実績を積み重ね、現在は同店舗で店長代行を務めるまでに成長した。日本の難民への支援の活性化のための啓蒙・啓発活動等にも積極的に協力し、UNHCRなどの要請で中学や高校を訪問して出張授業を行い、難民の立場から自身の実体験を発表するといった活動へ積極的に協力している。また、ボランティア精神が旺盛で、同胞が集う教会で毎週奉仕活動に勤しんでいる。この活動を通じて物心両面から同胞を支える献身的な姿勢が、同胞の心を打ち、同時に厚い信頼を得ることに繋がっている。

受賞者 ホアン トロン ビン様

叔母一家と共に「ボート・ピープル」として日本に1982年2月14日に入国。長崎県大村市にある難民一時レセプションセンターに滞在後、長崎市内の修道院で生活をした。その後、群馬県前橋市在住の「あかつきの村」の石川神父に声をかけられ群馬県伊勢崎へ転居し、電機会社に27年間務めた後、いくつかの企業の要請により企業研修生のためのベトナム語通訳、生活指導員として勤務する。8年前には自宅を事務所にして「在日生活コンサルティング」という人材派遣業を設立し、同国人等の雇用確保に努めている。また、この経験を買われ、伊勢崎市国際化の協力者として市主催の定例会議、交流会イベントの企画と現場の世話役を務めている。主に文化交流の一環として日本文化を学んだり、外国籍の人との文化交流行事では、ブラジルやフィリピンの人たちにも呼び掛けて、イベント成功の立役者として自治体関係者等から高い評価と信頼を得ている。昨今、難民の第一世代が中心となり二世、三世の若者の国際交流を推し進め、そうした若者による母国の民族舞踊を披露するなど日越の若者が絆を深めている。若者を中心としたグループではサッカーの交流試合の開催など、二世、三世の健全な育成と仲間作りにも尽力している。

受賞者  株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長 柳井正様 (代理出席 シェルバ英子ソーシャルイノベーションチームリーダー)

同社はこれまで計33名の難民を雇用し(第三国定住難民8名及び条約難民25名)難民の生活安定において極めて高い貢献をしている。職業経験のない難民に対しても、きめ細やかな技術指導を実施し、これまで第三国定住難民の中で一人の退職者も出すことなく定着を果たしている。また、UNHCRと2011年よりパートナーカンパニーの提携契約を結び、難民キャンプへの衣料寄贈や、難民の自立支援のサポートなどを継続的に行っており、日本を含む全世界で65名の難民雇用を行っている(2018年4月現在)。難民の就労支援を行うための担当者を同社サステイナビリテイ部の中に特別に配置し、同担当者が難民の就労店舗に訪問して、難民と定期的に面談、仕事の相談、職場内訓練を行っている。また、入社前後に複数回ユニクロ本部にて研修を行い、勤務店舗での業務で使う日本語の学習支援も行っている。

受賞者 社会福祉法人さぽうと21理事長 吹浦忠正様

1980年代のインドシナ難民から現在の条約難民、第三国定住難民に至るまで、難民定住者に対し生活面から就学、進学に至るまで多角的な助言及び支援を実施してきた。RHQ支援センターでの総合教育プログラムを修了した難民たちの学習場所である、さぽうと21学習支援室(目黒教室/錦糸町教室)では、小学生から大人まで、現在も多数の難民たちが日本語や教科を学んでいる。ボランティアによる個々のニーズや力に応じたきめこまやな指導には定評がある。日本語力だけでなく学力、支援室で得た仲間、そしてボランティアとのつながりから明日への活力を得る難民も少なくない。料理教室や生活情報の勉強会も実施され、難民たちにとっては生活情報も得られる場である。またスポーツや音楽を通じた交流なども毎年実施し、特に若者たちが学習支援教室の仲間同士のつながりを持つことに寄与している。また、難民子弟への給付奨学金事業にも力を入れており、高校生、大学生、大学院生向けの学生支援プログラムを利用し、インドシナ難民、条約難民、第三国定住難民に対して奨学金を支給し、自立に寄与している。

Oversea Karen Organizationによる民族舞踊の披露

NPO法人在日カンボジアコミュニティ舞踊教室による民族舞踊の披露

在日本ラオス協会による民族舞踊の披露

群馬県在住ベトナム青年団による民族舞踊の披露

新宿区立西新宿小学校音楽・たいこクラブの演奏

イリュージョンマジシャンMASAKIの華麗なマジック

難民理解のためのパネルを展示し理解を深めていただいた  

独自に開発した日本語教材や生活情報をまとめた冊子を求める難民の人たち

来場者1,000名のうち多くを占めていた定住難民の子どもたち。祖国文化の継承という観点からもこうした催しがその動機づけになることを願っています。