日本定住難民とのつどい
当財団が実施する日本定住難民とのつどいは、文化も生活も異なる日本に定住している難民を激励するとともに、広く日本の人たちの難民定住者に対する理解を深めることを目的として、昭和57年1月、「第1回定住インドシナ難民を励ます会」として始まり、平成元年に名称を「定住インドシナ難民とのつどい―愛と感謝のフェスティバル」に、さらに平成16年から「日本定住難民とのつどい」と改め毎年秋に開催しており、平成27年には36回を迎えました。
式典では、わが国に定住した難民の人たちが希望をもって安定した生活が営めるよう、他の模範となる定住難民に表彰状を贈呈するとともに、定住難民に顕著な支援や協力をされた雇用事業所、支援・協力者等に感謝状を贈呈し、それぞれに副賞を授与します。また、新宿区長、外務省総合外交政策局長、法務省入国管理局長、UNHCR駐日代表から定住難民を励ますご挨拶をいただきます。
式典後は、定住難民の母国文化の継承を目的とした民族舞踊や歌、寸劇等を披露する機会を設けるほか、定住難民が多く居住する新宿区等の市民の方々に参加していただき、難民理解、多文化共生社会を目指した催しとしています。
…… 愛と感謝のフェスティバル ……
「第36 回日本定住難民とのつどい」開催報告
1.開催趣旨
他の模範となる日本難民定住者を表彰するとともに、難民の定住促進に支援や協力をいただいている難民の雇用主、支援協力者(ボランティア)等に感謝状を贈呈し謝意を表する。また、定住難民がわが国で安定した生活が営めるよう、雇用や共生などの問題について一般にも理解を深めてもらえる催しとする。
運営にあたっては共催団体と連携しつつ、定住難民や関係機関、支援協力団体、市民などが一体になって催しに参加できるようプログラムの改善、内容充実を図るほか、長く母国を離れている定住難民の自国文化継承にも配慮しつつ懇親の機会を提供する。
主 催:公益財団法人アジア福祉教育財団
共 催:新宿区、公益財団法人新宿未来創造財団
後 援:難民対策連絡調整会議、法務省、外務省、厚生労働省、文化庁
協 賛:日本新聞協会、日本放送協会(NHK)、日本民間放送連盟
協 力:ハウス食品株式会社
日 時:平成27年10月18日(日)12 時00 分.16 時30 分
場 所:新宿区立新宿文化センター 大ホール
2.実施結果
◎懇 談 会 難民関係者との懇談
◎式 典
主な来賓(敬称略)
新宿区 区長 吉住 健一
法務省 入国管理局長 井上 宏
外務省 総合外交政策局審議官
兼 国連担当大使 下川 眞樹太
国連難民高等弁務官事務所 駐日代表 マイケル リンデンバウアー
表彰者 難民雇用事業所(感謝状贈呈) 1社
支援協力者(感謝状贈呈) 3 名
模範難民定住者(表彰状授与) 3 名
各人の表彰理由はこちらをご覧ください
◎アトラクション
@マーチングバンド 東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部
A故郷の四季「村祭り」「冬景色」「もみじ」「雪」 新宿区合唱連盟
B条約難民(ミャンマー難民)民族舞踊 在日ミャンマー少数民族(カチン民族)
Cカンボジア難民民族舞踊 在日カンボジアコミュニティ
難民子ども会
Dラオス難民民族舞踊 在日本ラオス協会
Eベトナム難民民族舞踊 埼玉県ベトナム人定住者
Fマジック&アクロバット・イリュージョンズ Ai & Yuki
(来場者 約1,000名)
▲式典(藤原理事長より模範難民定住者へ表彰状の授与)
▲受賞者の方々
▲東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部
▲故郷の四季「村祭り」「冬景色」「もみじ」「雪」 新宿区合唱連盟
▲条約難民(ミャンマー難民)民族舞踊
▲カンボジア民族舞踊
▲ラオス民族舞踊
▲ベトナム民族舞踊
▲マジック&アクロバット・イリュージョンズ Ai & Yuki
▲ハウス食品株式会社よりご寄附いただいたとんがりコーン コンソメ味、フルーチェライト イチゴざくろ,、コクの贅沢シチュー きのこを会場にいる難民の人たちへ手渡す
|
|