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愛と感謝のフェスティバル「第40回日本定住難民とのつどい」を開催しました

 

 

 当アジア福祉教育財団では、日本に定住する難民を激励するとともに、日本の人たちに難民定住者への理解を深めていただくことを目的として、昭和57年1月から「日本定住難民とのつどい」を毎年開催しています。

 難民定住者の雇用にご協力いただいている事業所をはじめ、日常物心両面にわたってご支援いただいている協力者の方々に感謝状を贈呈するほか、模範となる難民定住者へ表彰状を贈呈します。その後のアトラクションでは、難民定住者の国の民族舞踊や歌などを披露しました。

《日時》 2019年10月20日(日) 午後1時~4時

《会場》 新宿区立新宿文化センター 大ホール

当日の詳細をご紹介いたします
藤原正寛理事長のご挨拶吉住健一新宿区長のご挨拶佐々木聖子出入国在留管理庁長官のご挨拶
 
山田重夫外務省総合外交政策局長のご挨拶ダークヘベカーUNHCR駐日代表のご挨拶 
受賞者 HUYNH LONG QUAN様インドシナ難民として1988年に入国し、姫路定住促進センターにて定住支援プログラムを受講後、横浜の中学校及び高等学校を卒業した。その後、母親が東京の東中野や新宿で始めたベトナム料理店を引き継ぎ、母親と協力して日本では馴染みの薄かったベトナム料理の普及に努めてきた。
 また、仕事が見つからず困っているベトナム難民定住者がいれば、自らが営む料理店で雇用したり、日本語の読み書きが不自由な者がいれば、行政手続き等での書類の記入支援や出入国管理事務所への同行支援等を行ってきた。さらに、死亡事件または事故の際に警察と協力して残された家族を支えるなど、ベトナム人難民定住者に対して様々な支援を行ってきた。
 同時に、ベトナム人難民定住者の多くが仏教的支えを求めていたことから、埼玉県越谷市内にベトナム難民定住者が集うための仏教寺院として、「宗教法人南和寺(ナムホア寺)」の建立に尽力した上に、同寺院において仏教行事が行われる場合は精進料理を無償で提供するなど、この寺院の活動にも貢献している。

受賞者 鯉田 哲子様

 インドシナ難民が日本に定住を許可された直後から、神奈川県内の小・中学校や地域公民館において難民の児童に対する学習支援を長期に亘って行ってきた。
 また、インドシナ難民定住者の子どもたちの家庭における諸問題の解決にも骨身を惜しまず協力し、保護者とも面談し、家庭全般の相談にも乗ってきた。その過程で地域のボランティア団体「葦の会」にも参加し、活動の場を広げている。
 一方、2000年には、相模原市内の放置自転車をリサイクル自転車としてカンボジアへ寄付するプロジェクトを企画し、相模原市長の協力を得て隔年計5回に亘り自転車をカンボジアへ届けた。これは「国境なき子どもたち」などカンボジアで活動するいくつかのNGOからの要請によるもので、孤児院や女性自立施設へ放置自転車を寄付するものである。また、バザーを開いて寄付金を募り、2,500台以上のリサイクル自転車、加えてノート等の学用品・衣類・体操着・運動靴などを現地まで赴いて寄贈してきた。こうした活動により、カンボジアの人々から「日本のお母さん」として慕われている。
 さらに、2006年から現在まで継続的に「さがみはら国際交流ラウンジ」において主にカンボジア人難民定住者を対象とした相談活動を毎週1回行っている。また、同ラウンジにおいて、カンボジア難民定住者と協力し、定住者の子弟のための母語教室の運営に協力している。
在日ビルマ連邦少数民族協議会・アラカン国民民主党による民族舞踊の披露カンボジアこども支援センターによる民族舞踊の披露 
  
ドンボスコ川越ベトナムグループによる民族舞踊の披露  
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