ワークショップ「学校ってどんなとこ?」開催
当財団は、2021年度より(社福)さぽうと21が運営する第三国定住難民児童生徒の補習教室に資金援助を行っています。補習教室では、子どもたちの学習支援と併せて、保護者が日本の教育制度を理解することも重要と考え、毎年数回のワークショップを開催しています。本報告では、今年度第1回・第2回の取組みについて紹介します。
今年度6月と9月に実施された連続ワークショップ「学校ってどんなとこ?」では、元小学校教員を講師に招き、日本の学校生活に関する基本的な知識を共有しました。遅刻や欠席の連絡方法、早退が認められる状況、持ち物の準備や記名など、保護者が日常的に直面する具体的な場面を取り上げ、理解を深めました。特に第1回目は夏休み直前ということもあり、宿題や自由研究への対応、休暇中の過ごし方について詳しいお話がありました。続く第2回目では、保護者の役割やトラブル発生時の対処方法をテーマとし、日本とミャンマーにおける保護者の位置づけの共通点を確認しつつ、担任や他の保護者とのコミュニケーションの仕方など、実践的な内容を学びました。
また、自分の子どもが今困っていることを共有し、学校にどのような言葉で伝えればよいかについて講師に相談する姿も見られ、学びを実生活に結びつける機会となりました。
さらに、本ワークショップやその後の定例面談では、必ず通訳者(カレン語、ミャンマー語)が同席する体制を整えています。言葉の壁を取り除くことで、保護者が安心して子育てや学習に関する悩みを相談できる場となるよう工夫しています。こうした取組みを通じて、子どもたちの学びの環境を支えるとともに、保護者自身の成長を支援することを目指しています。

熱心に講師の話を聴く保護者の皆さん



