活動報告 banner

活動報告

Ukraine House Kobeの視察


 

 Ukraine House Kobe(以下、ウクライナハウス神戸)は、神戸に居住するウクライナ出身者がボランティアで2022 年よりウクライナにルーツを持つ人々の居場所づくりの活動を始め、2025 年4月に一般社団法人を設立し、神戸の国際色ゆたかな南京町を拠点に活動を本格化させました。

 アジア福祉教育財団は、ウクライナ避難民の孤立を防ぐことや、避難民のアイデンティティを保ちつつ、地域に定着するための交流事業に、資金援助を行っています。ここでは2回の視察についてご報告します。


1)ウクライナの独立記念を祝うイベント( 2025年8月)
SNS や口コミ等で同イベントを知った地域の方々や、支援者及び当事者たちが集いお祝いをしました。当日はウクライナの現状を伝えるショートレクチャー、プロのアーティストによる歌やバレエ、また母文化継承のために行われている子どもたちのウクライナ舞踊の披露が行われました。当日はあふれるほど多くの観覧者が集まり、関心の高さが現れていました。またウクライナ避難民だけでなく、先に日本に住んでいたウクライナにルーツを持つ方々も久しぶりにウクライナの文化に触れ、母語でのストレスのない会話ができ、とてもくつろいでいる様子が伺え、明るい雰囲気でイベントは行われていました。プロのアーティストたちは日本でも活動を続け、音楽、バレエとそれぞれの場所で活躍を続けています。


               当日のパンフレット          子どもたちの踊りの様子

 


2)ウクライナ料理教室を通じた地域交流 (2025年10月から3回実施)
11 月に行われた料理教室は、ウクライナ避難民である2名の姉妹(ラリッサさん、ビクトリアさん)が講師、日本に定住しているウクライナ出身のオリガさんが通訳、サポートをウクライナハウス神戸の仲間が行い、SNSで参加申し込みを行った地域住民7名が参加しました。ウクライナの料理 3 種類に細かい工程を参加者が加えながら作りました。この手数をかけることを、ウクライナの料理をする人は厭わないようで、ウクライナのもてなしとなっているようです。

 調理後は皆で美味しい料理を実食しながら交流の時間を持ちました。この交流では料理よりウクライナの日常生活や、どのような風景であったかなどを話していただき、参加者たちはウクライナの風景を思い浮かべました。講師のラリッサさん、ビクトリアさんも通訳を使いながらウクライナ語で話すばかりでなく、習った日本語を使い参加者たちとも交流をしていました。

 

 楽しくウクライナ料理をつくる参加者     講師のラリッサさんとビクトリアさん(中央)


ウクライナハウス神戸の活動には、日本に定住しているウクライナの人々が避難民を支援し、またそこに日本の支援者が加わるという形がありました。小さくボランティアで始めた活動が周りを巻き込みながら大きくなっている様子がうかがえ、さらに地域の方々の参加を得ながら、先行きが見通しづらいウクライナ避難民の方々への支援の重要性を実感する視察となりました。

 

Top