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活動報告

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招聘事業

2023.10.13

特別招聘の活動報告

   2023年9月11日~9月15日までインド、カンボジア、スリランカ、タイ、台湾、フィリピン、ベトナム、ネパール、モンゴルの8カ国・1地域から各2名を招聘し、4年ぶりにアジア福祉教育財団の特別招聘プログラムとして開催した。 この招聘では、従来の招聘プログラムとは内容を大きく変え、財団側からはアジア諸国が今後向き合うこととなる課題を取り上げたセミナーを行い、各国代表からは現下の課題を取り上げたCountry Reportの発表がなされた。セミナーでは人口問題と高齢化、感染症の対応、福祉及び災害時の制度など各国に共有できるような問題について、またCountry Reportでは、各国ならではの興味深い課題が発表され、後に活発な意見交換がなされた。 2025年より開催となる「新たな招聘プログラムの在り方」についても、様々な意見が提示され、セミナーの場に加えて、理事長主催の夕食会でも闊達に意見交換がなされた。また招聘者の帰国後のアンケートでも、意見交換の時間が足りなかった、もっと議論したかった等の積極的な意見がもたらされた。 なお、当財団では2024年4月には今回(2023年9月)に招聘できなかった7カ国を対象とした招聘を実施し、今回と同様のセミナー及び意見交換を行うことを計画している。  

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招聘事業

2023.08.09

~Part2~2024年4月 第2回特別招聘の招聘対象各国の駐日大使館等訪問

 当財団では2024年4月に第2回特別招聘を計画しています。この招聘ではアジア各国の福祉分野の有識者を招聘してセミナーや対話を通じて今後の招聘の在り方について検討していく予定です。前回の報告→https://onl.bz/267GqYE今回は第2弾としてマレーシア、インドネシア、ラオス、台湾の各駐日大使館等の様子の報告です。各国の大使館はそれぞれの国の雰囲気だけでなく、使用しているスパイスなどの香り、工芸品なども多く置いてあり、五感が刺激されます。 【駐日マレーシア大使館】 【駐日インドネシア大使館】 【駐日ラオス大使館】【台北駐日経済文化代表処】

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招聘事業

2023.08.02

第2回特別招聘(2024年4月開催)の招聘対象各国大使館訪問

 当財団では、2024年4月に第2回特別招聘を計画しています。 当財団にとり、招聘事業は40年以上続いて来た重要な事業ですが、2023年と2024年は「特別招聘」として招聘事業の中身を見直すべく招聘者の皆さんと討論し、今後のネットワーク作りを進めていきたいと考えています。このため当財団では7月から招聘対象国の駐日大使館を訪問し、同国からの招聘者の人選をお願いしております。  今回は第1弾としてシンガポール、パキスタン、バングラデシュ各駐日大使館の様子の報告です。各国の大使館はそれぞれの国の雰囲気を出しており、訪問するだけで各国の様子を垣間見ることができます。    

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招聘事業

2019.05.29

118回アジア諸国社会福祉関係者招聘(2019年5月)

  当アジア福祉教育財団では、アジア諸国において孤児、母子などの福祉事業に従事している関係者を日本に招聘し、日本と被招聘国相互の交流と啓発を図り、アジア諸国の福祉対策の向上に資するため、昭和53(1978)年以降、社会福祉関係者招聘事業を実施しています。 2019年5月22日から29日までカンボジア、ラオス、モンゴル、ミャンマー、スリランカの社会福祉関係者を招聘し、講義、施設視察、日本文化体験等の研修を行いました。研修の詳細をご紹介いたします 被招聘者 カンボジア 社会問題・退役軍人・青少年更正省の皆様被招聘者 ラオス 労働社会福祉省の皆様被招聘者 モンゴル 社会福祉・労働省の皆様被招聘者 ミャンマー 社会福祉再定住の皆様被招聘者 スリランカ 主要産業・能力向上省の皆様5月23日 オリエンテーション今年の研修テーマである「身体障害者支援」に関わる講義や視察先を事務局長より紹介する 5月23日 元厚生労働省幹部より日本の社会福祉行政についての講義5月23日 藤﨑一郎理事(元駐箚アメリカ大使)より日本をとりまく問題とその対応についての講義5月23日 社会福祉法人福田会 都市型経費老人ホームおよび認知症高齢者グループホーム視察5月23日 華道体験5月23日 茶道体験5月23日 歓迎レセプションの主催(於:シェラトン都ホテル東京 マグノリアの間)5月24日 大和ハウス工業視察 介護ロボット体験5月25日 日本財団パラリンピックサポートセンター視察5月25日 日本財団パラアリーナ視察5月26日 団員相互の意見交換会 各国のプレゼン後、JICA職員、筑波大学准教授も参加し活発な意見交換が行われた5月26日 金閣寺視察5月27日 社会福祉法人宝山寺福祉事業団(障害児福祉センター) 視察5月28日 平城宮跡視察5月28日 奈良県立障害者総合支援センター視察5月28日 理事長主催Farewell Partyにて総括報告会を行う        

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招聘事業

2019.04.17

117回アジア諸国社会福祉関係者招聘(2019年4月)

            当アジア福祉教育財団では、アジア諸国において孤児、母子などの福祉事業に従事している関係者を日本に招聘し、日本と被招聘国相互の交流と啓発を図り、アジア諸国の福祉対策の向上に資するため、昭和53(1978)年以降、社会福祉関係者招聘事業を実施しています。 2019年4月10日から17日までインド、インドネシア、台湾、タイ、ベトナムの社会福祉関係者を招聘し、講義、施設視察、日本文化体験等の研修を行いました。 研修の詳細をご紹介いたします  

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難民支援

2024.04.22

2024年 ベトナム建国記念日の祝賀交流会へ

 4月13日、NPO法人 日本在住ベトナム人協会(VAJ)は、市ヶ谷にあるJICA地球ひろばにて、ベトナム建国記念日(注参照)祝賀交流会を開催し、当財団より安細事務局長が出席しました。祝賀会では、雄王記念碑への献花と礼拝から始まり、若手会員からなる歌やバンドの演奏、第一世代、次世代の参加者ら全員による合唱(「ひとつに繋がろう」という意味のベトナム語の歌で、かつてベトナムが南北に分離していた当時から国内各地で歌われていたとのこと)が行われました。その様子は、今からほぼ半世紀前に始まったベトナム難民の日本定住に端を発したコミュニティ活動が、第一世代から次世代へと“広がり”、“繋がった”ことを名実ともに表していると感じさせるものでした。 今後、VAJは、次世代の人々に運営をバトンタッチし、ニューカマーの若者たちにも安心して協会活動に参加してもらえるような抜本的改革を行っていくそうです。 (注)ベトナムの旧暦3月10日は「雄(フン)王の命日(Ngay Gio to Hung Vuong)」と言われ、ベトナムの数少ない祝日の1つで、かつ唯一「文化的」な意味を持つ記念日となっている。フン王はベトナム史上初の国家とされるバンラン国の18代にわたる歴代王の総称。

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難民支援

2024.02.19

在日カンボジアコミュニティへの資金援助(事業視察報告)

2023年度在日カンボジアコミュニティ(CCJ)は3件の資金援助活動がアジア福祉教育財団の資金援助対象となりました。現在まだ実施中のプログラムもありますが、視察を終えたので報告をいたします。  <社会保険セミナー> インドシナ難民として日本に定住した方たちは、すでに年金の受給が始まる世代に到達しつつあります。言葉も文化も違う中で一生懸命に働き社会保険料も納付してきました。複雑な年金の受給について多くの人に正しい知識を得て欲しいと、このセミナーは開催されました。日本に帰化している人、永住者資格保持者または就労期間の違いなどもあり、皆さん自分事として熱心に質問をしていました。今回のセミナーは外部の会場ではなく、日常的に自分たちが集っているカンボジアのお寺での開催となったため、参加の敷居も低く、気軽に参加できていたようです。  <宿題教室> 親世代が日本式の勉強(算数のひっ算や漢字の書き方など)を知らないため、家で学習する習慣を持てずにいる子供がいます。また家で勉強しようとしても、大人にわからないことを尋ねることができずに、あきらめている子供たちもいます。そんな状況から抜け出すために、まずは「勉強の習慣をつける」ことを前提に宿題教室を開催しています。日本人の大学生に教えてもらいながら、決まった時間に勉強をすることを身につけ、「分かる・解ける」楽しみながら身をもって体験中です。   <伝統文化継承クメール(カンボジア)語・舞踊> 日本で生まれ、育ってきた子供たちは普段日本語で授業を受け、友達と話しています。でも親世代は自分たちにはクメール文化が息づいていることを知って欲しい、なによりも今なぜ日本にいるのか、日本語を話せないお祖父さんやお祖母さんとも会話をしてほしい、との想いから伝統文化の継承を行っています。自身の言葉で聞く、書く、話すを目指して、また舞踊では伝統的な舞の継承をコツコツと続けています。   

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難民支援

2024.02.01

連合在日カンボジアコミュニティへの資金援助(事業視察報告)

  1月28日(日)、群馬県前橋市内に連合在日カンボジアコミュニティが新しく設立した文化センターの視察に行ってきました。当財団では、日本で生まれたカンボジア人の子供たちへの母国文化の継承(言語、舞踊、音楽)の学びに必要なカンボジア語の教材や楽器(木琴や太鼓)の購入、生活相談対応等への資金援助を同コミュニティに対して実施しました。この日、同コミュニティのメンバー30名ほどが集まり、難民として日本に定住した世代が中心となって、若い世代に踊りや太鼓の演奏を教え、最後に民族衣装に着替えて伝統舞踊を披露してくれました。その様子は、和気あいあいとした雰囲気で、コミュニティの団結力を感じました。また、地元の住民への理解を求めるため、今後は地元が主催するイベントなどへの参加を積極的に行っていきたいと話してくれました。  

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難民支援

2023.08.14

ワークショップ開催「高校進学について」

   8月5日に、第三国定住難民児童・生徒を対象とした補習教室「楽校(らっこう)」(※)に通う児童生徒とその保護者を対象にした、高校進学に関するワークショップが開催されました。講師はこの補習教室のアドバイザーでもある仲江千鶴さんです。仲江講師からは、高校の種類や学区、入学試験の内容や日程、必要な費用などについてのお話がありました。仲江講師からはまた、外国人生徒の中退率は日本人生徒の5倍であるということに触れ、高校には進学するだけでなく先を見据えて何を勉強するのかをきちんと考えておくことが大切であるというお話もありました。なお、これらのワークショップには、毎回ミャンマー語とカレン語の通訳者が入るため、保護者は通訳を通じて内容をより深く理解し、質問をすることもできます。 ※難民の教育支援活動に実績のある社会福祉法人「さぽうと21」が、千葉市内に開設、運営している第三国定住難民児童・生徒を対象にした補習教室。当財団では2021年度の同教室の発足時より資金面の援助をしている。

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難民支援

2023.08.01

EmPATHyに対する資金援助 「UNHCR主催の第三国定住に関する年次三者協議(ATCR)」参加報告会

  7月26日に、アジア福祉教育財団が資金援助を実施したEmPATHy (Empathetic Multicultural PATH with Youths)をお招きして、「UNHCR主催の第三国定住に関する年次三者協議(ATCR)」の参加報告会を開催しました。  EmPATHyは、日本で暮らす難民の背景を持つ若者と日本の大学生のイニシアティブで、2022年に活動を開始し、日本国内で難民支援活動を行う「Youth UNHCR」、日本の大学で学ぶための「UNHCR難民高等教育プログラム(RHEP)」や「シリア平和への架け橋・人材育成プログラム(JISR)」の学生、そのほか難民としての背景を持つ若者などで構成されています。  今回、6月26日から同28日、UNHCRが主催する第三国定住に関する年次三者協議(ATCR:Annual Tripartite Consultations on Resettlement)に、UNHCRの招きにより、我が国からEmPATHyのムハンマド・アル・マスリさんが派遣されることとなり、当財団はマスリさんのスイス・ジュネーブまでの往復旅費などの資金援助を行いました。 審査において、当財団は日本在住の難民当事者である方が、国際レベルの協議の場に参加し、発信することは、難民問題に対する国内及び国際的な理解の増進に資するもと捉え、273,000円の支援を決定しました。  報告会には、EmPATHyの金澤共同代表、マスリさん、通訳のハーリッド・アサッフさんが出席し、ATCRにおいて行ったプレゼンテーションや日本代表団の取組みをご紹介いただきました。特に、シリア、イラク、スーダン、南スーダン、パキスタン、アフガニスタン、ベトナム等の世界の難民代表グループであるRefugee Advisory Group (RAG)が、当事者として再定住と補完的保護に関する政策決定に影響を与えることの重要性や“Nothing about us without us” If you’re working on Africa, hire at least one African person, if you’re working on refugee issues, hire a refugee…etc.(私たちのことを私たちに相談せずに決めないで。アフリカに取り組むのであれば、少なくとも1人はアフリカ人を雇い、難民問題に取り組むのであれば、難民を雇う等々)についてアピールされました。この声明によって、意思決定への難民の有意義な参加の重要性を訴えました。この報告会に参加した難民事業本部(RHQ)職員からは、「自身も難民出身であり、同じ境遇の方々を支援することに使命を感じている。マスリさんの報告に共感した」との感想がありました。  今回の報告会は当財団職員の研修を目的としましたが、そのほかUNHCR駐日事務所、なんみんフォーラム事務局、資金援助の審査を担当した理事にご出席いただき、多くの方の学びとなりました。

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難民支援

2023.05.19

2023年度 資金援助 EmPATHyとの契約書署名式

 2023年5月18日、EmPATHy (Empathetic Multicultural PATH with Youths)の金澤伶共同代表とアジア福祉教育財団の藤原正寛理事長との間で、総額273,000円となる2023年度の資金援助契約の署名が行われました。   当財団は、2023年度に難民をはじめ外国人住民の多様な文化や価値観を尊重し、誰もが安心して暮らせる多文化共生社会を実現することを目指し、難民コミュニティ団体が実施する「福祉および教育分野における問題、課題を解決する活動」、または「福祉および教育分野における日本社会への参加を促す活動」に対して資金援助を行います。  2023年6月26~28日にスイス・ジュネーブで、UNHCRの第三国定住に関する年次三者協議( ATCR:Annual Tripartite Consultations on Resettlement)が開かれる予定ですが、UNHCRの招きにより我が国からEmPATHyのMohammed ALMASRI氏が派遣されることとなり、今回の当財団による資金援助は、同氏のジュネーブまでの往復フライトなど主に交通費にあてられます。日本在住の難民当事者が国際レベルの議論の場に参加し、発信することは、難民問題に対する国内外及び国際的理解が進むよい機会です。ALMASRI氏のご活躍を期待しています。

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難民支援

2023.05.15

藤原理事長等役員によるRHQ支援センター視察

   今般、5月10日、アジア福祉教育財団藤原理事長、藤崎副理事長、佐々木理事は、定住支援プログラムを実施している都内のRHQ支援センターを視察しました。2019年の閣議了解等の変更により、第三国定住による受け入れは、それまでの年1回の受入れから年2回に変更され、受け入れ人数が増えました。同センターでは、現在、第三国定住第13陣として3月末に入国した21名が、3つのクラスに分かれて日本語教育、生活ガイダンス等のプログラムを受講しています。役員は各教室を回り、藤原理事長からの歓迎の言葉に続き、受講生と自己紹介をし合うなど、一人ひとりと丁寧にコミュニケーションをとり、打ち解けた雰囲気となりました。  また、自宅からオンライン授業に参加している条約難民コースの方々が、日本語講師からオンラインで授業を受けている様子も併せて視察しました。オンライン授業により、全国に居住する条約難民の方々が、定住支援プログラムを容易に受けることが出来ています。  当アジア福祉教育財団は、条約難民、第三国定住難民の方々が安心して日本での生活のスタートが切れるよう、定住に向けての支援をこれからも進めていく予定です。    

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難民支援

2023.04.18

2023年度 定住難民子弟等に対する教育支援に関わる社会福祉法人「さぽうと21」への資金援助契約書 署名式

   2023年4月14日、社会福祉法人さぽうと21(以下「さぽうと21」)髙橋敬子理事長と当財団の藤原正寛理事長は、総額5,203,520円となる2023年度の定住難民子弟等に対する教育支援に関わる資金援助契約に署名を行いました。  この事業は、2021年度より千葉市内に定住した第三国定住難民の学齢児童・生徒を対象に、難民の教育支援活動に実績のある「さぽうと21」が、市内に「補習教室(通称;楽校(ラッコウ))」を開設し、補習学習の機会を提供する活動に対して当財団が資金面で援助するものです。  2023年度で3年目を迎える中、教室講師やアドバイザーの方々が、保護者らと連携をして、児童・生徒の更なる学力向上を目指します。   

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難民支援

2022.05.24

2022年5月 定住難民の有志による記念植樹の式典

     2022年5月15日(日)、品川区立八潮公園において、定住難民の有志による記念植樹の式典が開催されました。これは、2006年まで八潮公園の近くに設置され、インドシナ難民等の定住支援を行った「国際救援センター」(※)の修了生が、難民を温かく迎えてくれた日本政府と日本国民への感謝の気持ちを新たにするために、二本のハナミズキの植樹と記念碑の設置を行ったものです。当財団では、この式典が、定住難民の地域社会への参画と、日本人との相互理解と親睦を深めるために有意義と判断して資金援助等を行いました。    式典には、主催者である「日本在住ベトナム人協会」、「在日ベトナムカトリック共同体」、「在日本ラオス協会」、「在日カンボジアコミュニティ」、「カンボジア文化センター・クメールサマキ協会」、「ミャンマー少数民族の支援団体PEACE」「在日ビルマ市民労働組合」の代表や当財団役員、職員の他、本件植樹を支援してくれた品川区職員の皆様など約50人が参加しました。    現在、我が国には、インドシナ難民以外にも多くの難民とその家族の方々が定住し、それぞれのコミュニティを形成しておられます。当初、こうした難民コミュニティは保護と支援の対象でしたが、最近では、地震、台風など被災地でのボランティア活動や、コロナ禍で窮乏した留学生や技能実習生に対する支援など積極的な社会貢献活動を通じて、日本社会に参画しようとしておられます。    出身国が異なる難民コミュニティが進んで協力し、この記念植樹を行ったことの意義は大きいと考えます。当財団では、この記念植樹によって難民コミュニティと日本社会、難民コミュニティ同士の相互理解と親睦が更に深まることを心より希望しております。 (※)1983年から2006年まで品川区八潮に設置されていた「国際救援センター」は、23年間の活動期間において6,000人以上のベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーなどの難民に住居を提供し、日本語教育、職業訓練など日本定住のために様々な支援を行ってきました。   記念植樹実行委員会代表の挨拶 はこちらからアジア福祉教育財団理事長挨拶 はこちらから在日カンボジアコミュニティ楠木理事長挨拶 はこちらから在日ビルマ市民労働組合代表の挨拶 はこちらから     

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難民支援

2022.03.02

難民コミュニティへのおくりもの

      アジア福祉教育財団では、2021年12月5日、「第42回日本定住難民とのつどい」を開催しましたところ、本行事にご協力頂いているハウス食品様から、今年も3種類の食品のご寄贈を頂きました(こくまろカレー、とんがりコーン、苺フルーチェ)。これらの食品は、「つどい」に参加した10の難民自助団体を通じてそれぞれの難民コミュニティにお届けしました。各団体によれば、コロナ禍で職を失ったり、出勤シフトを減らされたりして暗い気持ちで年の瀬を迎えた人が多いなかで、これらのプレゼントは、大きな笑顔とたくさんの「ありがとう」で迎えられたとのことです。ここに、送られてきた写真とメッセージの一部をご紹介します。

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難民支援

2021.10.28

第三国定住難民児童の補習教室視察

    意見交換を終えて(於:「楽校」教室にて)                                     (左から安細理事長補佐、藤原理事長、さぽうと21高橋理事長、同神保講師、同竹内事業担当)   日本政府は2010年度より第三国定住難民を受入れていますが、日本語の壁もあり、第三国定住難民児童、生徒は、定住地で通う小・中学校での学習に困難を抱えるケースが少なくありません。こうした現状に対応するため、アジア福祉教育財団は、2020年度の事前調査を経て、今年度、(社福)さぽうと21に資金援助を行い、千葉市内で第三国定住難民児童、生徒を対象とした補習教室を実施しています。同教室は、児童によって「楽校」と命名され、親しまれています。 そして、永らく続いた緊急事態宣言が解除されたこともあり、10月11日には、当財団藤原正寛理事長が、同教室の視察を行いました。当日は、主に6年生の学習日であり、講師及び学生ボランティアの方々が、来室した児童を個別に指導する様子を見学しました。当日はまた、(社福)さぽうと21の高橋敬子理事長も来訪くださり、「楽校」も含めた(社福)さぽうと21の外国人児童、生徒の学習支援の長年の取り組みについてお話をお伺いし、意見交換もすることができました。また、講師からは普段の児童の学習の様子、来室した中学生からは学校や部活動、将来の目標などについて直接話を聞くことができ、今後の当財団の活動を考えるにあたり、大変有意義な訪問となりました。高橋理事長をはじめ、ご協力をくださった(社福)さぽうと21の皆様、児童、生徒の皆様に感謝します。

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難民支援

2021.07.30

東京及び関東近隣県に居住する ミャンマー難民コミュニティへの資金援助

   2021年7月8日、NPO法人 PEAECのマリップ・センブ理事長と当財団の藤原正寛理事長は、2,000,000円の資金援助契約書に署名をしました。署名式は、新型コロナウイルス感染症拡大防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、困窮している難民定住者などの救済を目的としており、PEACEによる東京及び関東近隣県に居住するミャンマー難民定住者などを対象とした食料や衛生用品等の援助を支援するものです。支援活動には、PEACE事務局の他、各地のミャンマー難民コミュニティのリーダー達が協力をすることになっているとのことです。 NPO法人 PEACEのホームページhttps://www.npopeacejapan.com/  写真上:左からソウ・バ・ラ・テインPEACE副理事長、マリップ・センブPEACE理事長(モニター内)、    藤原正寛理事長、小川正史事務局長写真下:署名を終えた契約書をお互いに掲げるマリップ・センブPEACE理事長(左から2番目)    と藤原理事長(右から2番目)(モニター内スクリーンショット) 

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難民支援

2021.07.05

群馬県などに居住するロヒンギャ難民コミュニティへの資金援助

   2021年6月21 日、社会福祉法人 日本国際社会事業団(英略称:ISSJ)の永坂哲理事長と当財団の藤原正寛理事長は、1,225,000円の資金援助契約に署名をしました。 署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。 この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、困窮している難民定住者などの救済を目的としており、 ISSJによる日本に滞在するロヒンギャ・コミュニティのメンバーを対象とした食料等の援助を支援するものです。     この資金援助によって、群馬県内を中心とした 首都圏、 及び一部中部地方に在住する子どもを含む約240人のロヒンギの人々に対し、米 、 野菜パッケージ、子供向けハラール菓子、衛生用品などが無償で配られます。  社会福祉法人 日本国際社会事業団のホームページ社会福祉法人日本国際社会事業団(ISSJ) 写真上:左から石川美絵子ISSJ常務理事、永坂 哲ISSJ理事長(モニター画面内)、藤原正寛理事長、                 安細和彦理事長補佐兼総務部長写真下:署名を終えた契約書をお互いに掲げる永坂ISSJ理事長(モニター画面内)と藤原理事長 

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2021.07.05

近畿圏内に居住する難民認定者及び難民認定申請者支援のための資金援助

   2021年6月22日、大阪を本拠とするRAFIQの田中惠子共同代表と当財団の藤原正寛理事長は、200,000円の資金援助契約に署名を行いました。この署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて実施されました。  この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって困窮している難民定住者等の救済を目的としており、RAFIQでは、米などの食料品に加え、消毒液、幼児への紙おむつ、女性への生理用品の配布を行うものです。   この資金援助によって、大阪府を中心に近畿圏内に滞在する14世帯、約30名の難民認定者及び難民認定申請者に対し、食糧や衛生用品等が無償で配られます。 RAFIQのホームページRAFIQ(ラフィク)在日難民との共生ネットワーク 写真上:左から誉田由都子RAFIQ担当者、田中惠子RAFIQ共同代表(モニター画面内)、藤原正寛理事長、    小川正史事務局長写真下:署名を終えた契約書をお互いに掲げる田中共同代表(モニター画面内)と藤原理事長  

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2021.06.18

群馬県カトリック伊勢崎教会付属ベトナム人コミュニティへの資金援助

     2021年6月16日、群馬県カトリック伊勢崎教会付属ベトナム人コミュニティの朝倉 平(あさくら・びん)代表と当財団の藤原正寛理事長は、943,000円の資金援助契約に署名をしました。署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。  この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの救済を目的に、同コミュニティが実施する食料援助を支援するものです。 この資金援助によって、群馬県伊勢崎市を中心とした同県内及び一部の首都圏に在住するベトナムからの定住者や留学生、技能実習生など合計156人に対し、米、ナンプラー等の調味料、缶詰、即席麺などが無償で配られます。 【写真】                                                                                                                                           上段左:写真中央は署名済み契約書を掲げるカトリック伊勢崎教会付ベトナム人コミュニティの朝倉 平代表、     左はグエンV.リー前会          右はトランT. N. ハン会計担当上段右:同じく署名を終えた契約書をを掲げた当財団の藤原正寛(ふじわらまさひろ)理事長  下 段:署名式に同席した小川正史(おがわまさし)事務局長は、10月に当財団が主催する「日本語プレゼンテーション」について説明しうえで、伊勢崎ベトナム人コミュニティに対して同イベントへの参加を呼びかけました

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2021.06.16

一般社団法人カンボジア文化センタークメールサマキ協会への資金援助

    2021年6月11日、一般社団法人カンボジア文化センタークメールサマキ協会の成瀬可顕(なるせよしあき)理事長と当財団の藤原正寛(ふこの事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの旧事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの旧済を目的に、同団体が実施する食料援助を支援するものです。 この資金援助によって、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県等に在住するカンボジアからの定住者、留学生、技能実習生、約600名に、米、麺類、缶詰、野菜、調味料、感染予防対策としてマスク、アルコール消毒液などが配られます。  写真上部: 財団ビルでの署名式写真左から、カンボジア文化センタークメールサマキ協会 遠藤顧問、成瀬理事長、FWEAP藤原理事長、小川事務局長下部: コロナ禍における在日カンボジア人の生活状況を聴取する藤原理事長  

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2021.06.16

カンボジア子ども支援センターへの資金援助

   2021年6月11日、カンボジア子ども支援センターの西村明(にしむらあきら)代表と当財団の藤原正寛(ふじわらまさひろ)理事長は、1,079,000円の資金援助契約に署名をしました。署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。  この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの救済を目的に、同団体が実施する食料援助を支援するものです。 この資金援助によって、神奈川県に在住するカンボジアからの定住者、留学生、技能実習生、約350名に、米、インスタントラーメンを、感染予防対策としてマスクなどが配られます。  写真上部: 財団ビルでの署名式写真左から、カンボジア子ども支援センター石沢氏、西村代表、ラムサレツ氏、FWEAP藤原理事長、小川事務局長下部: コロナ禍における在日カンボジア人の生活状況を聴取する藤原理事長

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2021.06.16

特定非営利活動法人 在日カンボジアコミュニティ(CCJ)への資金援助

    2021年6月11日、特定非営利活動法人 在日カンボジアコミュニティ(CCJ)の楠木立成(くすのきりせい)理事長と当財団の藤原正寛(ふじわらまさひろ)理事長は、1,078,700円の資金援助契約に署名をしました。署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。 この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの救済を目的に、同団体が実施する食料援助を支援するものです。 この資金援助によって、神奈川県に在住するカンボジアからの定住者、留学生、技能実習生、約370名に、米10キロ、レトルトカレー、缶詰、ふりかけを、感染予防対策として熱さまシート、非接触赤外線温度計などが配られます。 特定非営利活動法人 在日カンボジアコミュニティ(CCJ)のホームページ  写真上部: 財団ビルでの署名式写真左から、CCJダーディ副理事長と楠木理事長、FWEAP藤原理事長と小川事務局長下部: コロナ禍における在日カンボジア人の生活状況を聴取する藤原理事長

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難民支援

2021.06.07

特定非営利活動法人 かながわ難民定住援助協会への資金援助

  2021年5月27日、特定非営利活動法人 かながわ難民定住援助協会の松本典子(まつもとのりこ)理事(同協会の櫻井弘子会長の代理)と当財団の藤原正寛理事長は、2,000,000円の資金援助契約に署名をしました。署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。 この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの救済を目的に、同定住援助協会が実施する食料援助を支援するものです。 この資金援助によって、神奈川県を中心とした首都圏、関東地方、及び一部の近畿地方に在住するベトナムからの定住者やベトナム人留学生、技能実習生など約250人、そして、神奈川県内に在住するラオスからの定住者30人余りに、米、缶詰、スープ春雨、ソーセージなどが無償で配られます。 特定非営利活動法人 かながわ難民定住援助協会のホームページ    かながわ難民定住援助協会ホームページ (enjokyokai.org)  写真 上部の左: 財団ビルの署名式会場での藤原FWEAP理事長と小川FWEAP事務局長(モニター内は、神奈川ベトナムボランティアグループの日野 肇氏と定住援助協会の松本理事) 上部の右: 契約書に署名する藤原FWEAP理事長(モニター内は同じく署名する松本理事) 下部:  署名を終え、契約書を掲げるかながわ難民定住援助協会の松本理事(モニター内の右側)と藤原FWEAP理事長    

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難民支援

2021.06.02

特定非営利活動法人日本在住ベトナム人協会(VAJ)へ資金援助を行います

  2021年5月27日、特定非営利活動法人日本在住ベトナム人協会(VAJ)の南海泰平(みなみ やすひら)会長代行と当財団の藤原正寛理事長は、2,000,000円の資金援助契約に署名しました。署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止に伴い、リモート(ZOOM)にて行われました。  この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって経済的に困窮している難民定住者などの救済を目的に、VAJが実施する食糧援助を支援するものです。この資金援助によって、関西を中心として、関東、北海道、九州に在住するベトナムからの定住難民や技能実習生、留学生など約400人に、米、調味料、缶詰などが無償で配られます。 特定非営利活動法人日本在住ベトナム人協会(VAJ)のホームページ(https://www.hiephoi.jp/)   写真(上部)ZOOMを通して契約書への署名を確認左から、南海VAJ会長代行、海野VAJ会員、藤原FWEAP理事長、小川FWEAP事務局長(下部)契約書に署名する南海VAJ会長代行(モニター)と藤原FWEAP理事長

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広報・出版

2024.02.26

広報誌「愛」第47号の発刊

  画面をクリックしていただくと電子版を御覧頂けます。   今年度(2023年度)の広報誌「愛」第47号を発刊いたしました。 世界に難民、避難民が急激に増えていく現状の中、本誌の巻頭では、今から約50年前、日本での難民受入れと支援が始まり、1979年より、当財団がその定住のための事業を開始した経緯について振り返りました。また、当初から各地で難民受け入れに携わってきた自治体のひとつである千葉市の神谷俊一市長による特別寄稿を掲載しています。当財団の事業報告では、昨年(2023年)で第44回目を迎えた「日本定住難民とのつどい」、新しい形でのアジア諸国の福祉関係者との交流の在り方を模索するための「特別招聘事業」、そして、政府から委託を受けて傘下の難民事業本部(RHQ)が実施する条約難民、第三国定住難民、難民認定申請者の支援事業をはじめ、昨年12月に導入された補完的保護対象者の申請者に対する保護事業などの概要を紹介しています。どうぞご一読ください。 また、当財団では、皆様のご要望を紙面作りに反映して参りますので、ご意見等がございましたら以下の広報誌担当までお寄せ願います。                                                           e-mail: info@fweap.or.jp   FAX:03-3449-0262  

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広報・出版

2024.02.21

『学習まんが』 その3

シリーズで掲載している『学習まんが』の第3弾です。ラオスからの難民の主人公が日本に来るまで、また日本での苦労や日本人を含め周りの方々に助けられて力強く生活をしていく話です。英語との表記となっていますので、日本語、英語の勉強にも役立ちます。 ぜひ日本に住む難民の理解のために、ご一読ください。 「茨城産タイ野菜 届ける」(読売新聞 2024年1月30日付)にも掲載されました。       ↓ 画像をクリックするとご覧いただけます 

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広報・出版

2024.01.31

『学習まんが』その2 

2023年12月に第1回の電子まんがをHP上に公開しましたが、今回はその第2弾「伝統楽器に願いを込めて」です。今回の話はカンボジアの楽器にまつわる話で、音楽がいかに生活を彩るツールとして用いられてきたかの話を実体験に沿って描かれています。日本語が苦手な方は英語の併記があり、また英語の勉強をしたい方にもおすすめです。 ぜひ日本に住む難民の理解のために、ご一読ください。      ↓ 画像をクリックするとご覧いただけます 

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広報・出版

2023.12.11

『学習まんが』の電子書籍化

2017年より毎年発刊してきました財団広報誌「別冊愛」の人気チャプター『学習まんが』をこの度電子化し、掲載することとなりました。定住難民の一人ひとりの人生のストーリーが描かれた『学習まんが』を通して、日本にいる私たちのすぐ近くにこういった方々が懸命に生きていることを知って頂き、文化的多様性の理解の一助となれば幸いです。 今回は、第一弾「ハリー神父 多くのなんみんから父親のごとく慕われた人」です。 ↓ 画面をクリックすると御覧いただけます。     順々にHPにて公開していきまますので、お楽しみに。*許可なく本書の一部または全部の複写・転載を禁じます

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広報・出版

2023.11.24

【広報誌】別冊愛 Vol.12 

   広報誌「別冊愛12号」を発刊いたしました。本誌では、1.UNHCR駐日代表による特別寄稿2.条約難民として認定を受け夫婦で同じ職場で働いているアフガニスタン出身の方へのインタビュー3.両親と来日して大学、大学院と進学したミャンマー出身の方からの寄稿4.かつてベトナムをボートで脱出した後、様々な苦労を重ね、会社を経営するベトナム出身の方を主人公にした「学習まんが」を紹介しています。日本の各地で活躍する難民定住者について、多くの人に読んでいただき、知っていただければ幸いです。 こちらよりご覧いただけます。 

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広報・出版

2023.07.06

2023年度版「別冊愛」学習まんがの取材へ

  6月29日、2023年度版「別冊愛」の学習まんがの取材のため、昨年度の「第43回 日本定住難民とのつどい」にて表彰された元インドシナ難民のDINH VAN PHANさんを訪ね、お話を伺いました。PHANさんのベトナム時代の苦難やボート・ピープルとしての体験が、自身の力で㈱南越製作所(東大阪市所在)を立ち上げた原動力になっていることを聞いて、異国の地でゼロから「ものづくり」にチャレンジし続けるPHANさんのバイタリティに改めて驚かされました。また、同胞のベトナム人社員の教育にも力を注ぎ、幾人もの「ものづくりのプロフェッショナル」を育てていることも知り、PHANさんが「人づくり」も行っていることに感銘を受けました。これらの内容は、今年10月発行予定の「別冊愛」の学習まんがでご紹介する予定ですので、どうぞご期待ください。  

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広報・出版

2023.02.24

【広報誌】愛 第46号(2022年度)

   アジア福祉教育財団は今年度の広報誌「愛」第46号を発刊いたしました。 本誌では、43回目の開催となる日本定住難民とのつどい、同日行われた難民定住者との意見交換会の模様、新たなイベントとして開催した日本語プレゼンテーション・コンテストの様子の他、2022年度の当財団の活動に関するご報告を掲載しております。―主な内容―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆日本社会と外国人受け入れ: コミュニテイを通じた包摂を  あいさつに代えて  公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛◆第43回 日本定住難民とのつどい  難民定住者との意見交換会  表彰式典◆日本語プレゼンテーション・コンテスト  第1回 日本と私たち  第2回 私たちの夢―こんな未来をつくりたい◆定住難民の有志による記念植樹式典を開催◆海外在住ネパール人協会日本支部と難民コミュニティの協力―献血活動への橋渡し◆第三国定住難民児童・生徒に対する補習教室への資金援助◆2022年度 アジア諸国社会福祉関係者招聘事業◆令和4年度文化庁長官表彰◆難民支援事業の概況 ― 令和4(2022)年を振り返って  難民事業本部◆2022年 財団の活動◆ご芳情とご支援                                                                    データはこちらよりダウンロードください。 また、無料で配布していますので、ご希望の方は e-mail またはFAXでお問合せください。e-mail: info@fweap.or.jp   FAX:03-3449-0262  ※この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。

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広報・出版

2022.11.10

【広報誌】別冊 愛 Vol.11 

   アジア福祉教育財団は今年度の広報誌 別冊 愛(Vol.11) を発刊いたしました。今回の『別冊 愛』(Vol.11)では、まず表紙のデザインを改めて、本号でご紹介する方々のポートレート写真(「学習まんが」で紹介する方はイラスト画)をレイアウトしました。第1章では俳優として活躍されるサヘル・ローズさんによる難民や難民認定申請者への支援者としての体験談を、第2章ではミャンマーの少数民族として日本に暮らすロヒンギャの方々へのインタビュー/座談会を、そして第3章ではカンボジア難民として来日した後に日本に帰化されたチャン・ヴァン(日本名:石沢 司)さんのカンボジア伝統打楽器「キーム」の演奏者としての活動を、それぞれ紹介しています。     ―目次―はじめに第1章  《 インタビュー 》難民支援の現場と私の想い           俳優 サヘル・ローズ第2章  《 OUR STORY 》 《 インタビュー 》 ロヒンギャ難民の現状と想い        一般社団法人在日ロヒンギャコミュニティ代表理事    セイドル・アミン 《座談会》    私たちの日本での生活と課題          カディサ・ベゴム ほか在日ロヒンギャ女性 第3章   《学習まんが》  伝統楽器に願いを込めて          NPO法人カンボジア支援センター 副代表 チャン・ヴァン 日本名:石沢 司  この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

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広報・出版

2022.02.28

【広報誌】愛 第45号(2021年度)

 アジア福祉教育財団は今年度の広報誌「愛」第45号を発刊いたしました。本誌では、難民支援の在り方についての特別対談、新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえた事業の様子、2021年度の財団の活動についてなどを掲載しております。 ―主な内容―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆ご挨拶  公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛◆特別企画「難民支援の現状と未来 ~外国にルーツを持つ子ども達への学習支援の在り方~」   公益財団法人アジア福祉教育財団 × 社会福祉法人さぽうと21◆新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえた事業◆第2回定住難民との意見交換会◆第 42 回日本定住難民とのつどいの開催◆難民児童・生徒に対する補習教室への資金援助◆難民支援事業◆その他財団の活動◆ご芳情とご支援                                                                            等ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーデータはこちらよりダウンロードください。 また、無料で配布しておりますので、ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp ※この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。  

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広報・出版

2021.12.14

広報誌「愛」別冊(2021年度)

  アジア福祉教育財団は今年度の広報誌「愛」別冊を発刊いたしました。   今回の冊子ではファッションデザイナーとして世界で活躍されているミャンマー出身の渋谷ザニーさんへのインタビュー、ベトナム出身で日本に帰化された武永医師からの新型コロナウイルス禍でのクリニックの様子、日本語教師として活動されている仙部さんの生徒とのエピソード、廣森相談員の難民への就労支援などを紹介しています。 ―目次―1.インタビュー 「渋谷ザニーへのインタビュー ~ミャンマーの現状と祖国への思い~」  ファッションデザイナー  渋谷 ザニーさん2.寄稿文 「コロナ禍の下で思うこと」  中井駅前クリニック 院長  武永 賢さん3.学習まんが 「なんみんと日本」4.My STORY 「武里日本語教室と私と生徒たち」  武里日本語教室 代表  仙部 孝一さん5. 寄稿文 「日本に暮す難民への自立に向けた職業相談と事例」  職業相談員  廣森 司さん    この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

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広報・出版

2021.02.19

冊子「愛」 第44号

    今回の冊子「愛」では、当財団の理事長とUNHCR駐日代表との特別対談、新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえた新事業、難民支援の現状など2020年の活動を紹介しています。 年1回発行、A4版 ―目次―1.ご挨拶  公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛2.特別対談「財団と UNHCR の連携深化による難民支援のこれから」   公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛    国連難民高等弁務官事務所(UNHCR) 駐日代表 カレン・マデリーン・ファルカス3.新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえた新事業4.定住難民との意見交換会5. 第 41 回日本定住難民とのつどいの開催6.難民支援事業7.2020 年の財団の活動8.ご芳情とご支援9.機構図、役員等名簿 この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

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広報・出版

2021.02.19

冊子「愛」別冊

    今回の冊子「愛」別冊では、日本でご活躍されているイラン出身の女優、サヘル・ローズさんへのインタビュー、難民事業本部、佐藤千恵子相談員執筆の難民との様々なエピソード、模範難民定住者として表彰されたベトナム出身のフィン・ロン・クワンさんのご経験やご活動、同じく模範難民定住者として表彰されたユニクロで働くミャンマー出身のチン・ハウ・ルンさんのご活躍を描いた難民まんがを紹介しています。 年1回発行、A4版、日英併記 ―目次―1.リモートインタビュー 「サヘル・ローズへのインタビュー ~在日外国人の子どもの教育のあり方~」  女優 サヘル・ローズさん2.寄稿文 「相談の中の風景」  難民相談員 佐藤 千恵子さん3.MY STORY 「日本での定住30年を迎える」  模範難民定住者 フィン・ロン・クワンさん4.学習まんが 「なんみんと日本」 この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

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広報・出版

2020.02.14

冊子「愛」 第43号

 冊子「愛」  第43号アジア諸国福祉関係者招聘事業をはじめとする本部事務局の事業や、難民救援事業の現状などを紹介。年1回発行、A4版 ―目次―1.ご挨拶 アジア福祉教育財団理事長 藤原正寛2.特別寄稿「財団の忘れ得ぬ人々」 アジア福祉教育財団参与・一般社団法人通信研究会会長 亀井久興3.公益財団法人アジア福祉教育財団設立50周年、難民事業本部設置40周年記念式典を開催4.2019年度アジア諸国社会福祉関係者招聘事業 民間外交としての招聘とは5.第40回日本定住難民とのつどいの開催6.難民支援事業7.財団の動き8.ご芳情とご支援9.機構図・役員名簿 この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

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広報・出版

2020.02.13

冊子「愛」 別冊

 2020年2月 冊子「愛」 別冊アジア諸国福祉関係者招聘事業をはじめとする本部事務局の事業や、難民救援事業の現状などを紹介。A4版  日英併記 ―目次―1.2018年入管法改正と多文化共生のこれから  筑波大学大学院准教授 博士(国際政治経済学) 明石純一さん2.ミャンマー情勢 元駐ミャンマー大使・元駐カナダ大使 田島高志さん3.MY STORY「伊勢崎カトリック教会を拠点としたベトナム難民としての歩み」 HOANG TRONG BINHさん4.「学習まんが」なんみんと日本 難民の人たちが日本で自立するための支援活動について、1つの例をマンガで紹介します この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

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広報・出版

2019.02.02

広報誌「愛」別冊(2019年度)

    ―目次―寄稿文 「ネパールの現状と我が国との関係」  前ネパール大使 小川 正史寄稿文 「人生100年時代の活力ある超高齢化社会をつくる  東京大学高齢社会総合研究機構 特任講師 博士(工学) 後藤 純My Story「ベトナム語通訳者として」  模範難民定住者 Ms. DANG NGUYEN TRUC VIEN寄稿文 「多様性の受け入れと異なる価値観に対する寛容さを」  公益財団法人 アジア福祉教育財団理事長 藤原 正寛学習まんが「なんみんと日本」この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

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広報・出版

2018.11.02

【広報誌】愛 第42号(2018年度)

  CONTENTSご挨拶 公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛 特別寄稿「真の国際化教育を目指して」平成 29 年度 アジア諸国社会福祉関係者招聘事業時代の流れとともに進化するプログラム元文部事務次官 井上 孝美 歓迎レセプションにおける外務省の挨拶 歓迎レセプションにおける各国大使館の挨拶(要約) 訪日団名簿 写真で綴る研修旅行 訪日団実績 20第 38 回日本定住難民とのつどいの開催―ともに生きる、つよく生きる―調査・広報新時代へ、財団のホームページを刷新“ 止まるを知れば殆うからず ” 激動の時代、拡げたい友情と信頼の輪 難民支援事業難民支援事業の概況 ― 平成 2(9 2017)年を振り返って ― 平成 2(9 2017)年難民支援事業報告 スタッフレポート 難民相談員レポート 財団の動き 56ご芳情とご支援 57公益財団法人 アジア福祉教育財団 機構図データはこちらよりダウンロードください。 また、無料で配布していますので、ご希望の方は e-mail またはFAXでお問合せください。e-mail: info@fweap.or.jp   FAX:03-3449-0262  ※この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。

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広報・出版

2018.02.02

広報誌「愛」別冊(2018年度)

 ―目次―はじめに  公益財団法人 アジア福祉教育財団理事長 藤原 正寛寄稿文 「日本に於ける福祉」~聖武天皇の国分寺・東大寺建立と光明皇后の悲田院・施楽院設立に関して~  東大寺長老 筒井 寛昭寄稿文 「太平洋嶼国の概要」  前 在マーシャル諸島共和国日本国大使館 臨時代理大使 安細 和彦 寄稿文「新たな時代に対応した福祉の提供ビジョン及び生活保護制度の見直し  厚生労働省社会援護局 保護課課長補佐 生沼 純一学習まんが 「なんみんと日本」この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

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広報・出版

2017.12.02

【広報誌】愛 第41号(2017年度)

  CONTENTSご挨拶 公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛 特別寄稿「不透明さを増す国際政治と未来への展望」京都大学大学院法学研究科教授 中西 寬 平成 30 年度 アジア諸国社会福祉関係者招聘事業民間外交としての招聘とは歓迎レセプションにおける堀井巌外務大臣政務官のスピーチ(要約) 歓迎レセプションにおける各国大使館の挨拶(要約) 10写真で綴る研修旅行 訪日団実績 第 39 回日本定住難民とのつどいの開催開催報告 難民支援事業難民支援事業の概況 ― 2018年を振り返って ― 2018 年難民支援事業報告 スタッフレポート 財団の動き ご芳情とご支援 公益財団法人 アジア福祉教育財団 機構図 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

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その他の動き

2023.05.09

ネパール仏陀記念日特別式典への出席

 2023年5月6日、ドゥルガ・バハドゥール・スベディ(Durga Bahadur SUBEDI)駐日ネパール大使主催により、都内において、仏陀の生誕地として国連からも認定されているネパールにちなんだ仏陀記念日特別式典が開催され、当財団より河上淳一事務局長が出席しました。  スベディ大使は、2022年11月7日に、新任の駐日ネパール大使として信任状を奉呈されました。 ネパールは、当財団がこれまで実施してきたアジア諸国からの社会福祉関係者の招聘事業の対象国のひとつであり、また当財団は駐日ネパール大使館のみならず、国内のネパール人団体である、海外在住ネパール人協会(NRNA)日本支部とも、近年親密な交流関係を有しています。 当財団としては、これまでのこうした関係を今後も維持しつつ、日ネパール友好協力関係全体の発展に寄与していきたいと考えています。

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その他の動き

2023.04.19

ピーマイラオ(ラオスお正月)行事への参加

 2023年4月16日、ラオスのお正月(ピーマイラオ)を祝う伝統行事が神奈川県愛川町のラオス文化センターにて3年ぶりに開催されました。 行事冒頭は、参加者全員を一本の紐でつないで読経が行われ、その後主催者である在日本ラオス協会会長のビルンラハ・ピンマチャンさん、駐日ラオス特命全権大使 フォンサムット・アンラワン閣下(H.E. Mrs. PHONGSAMOUTH Anlavan)、当財団の河上淳一事務局長が、それぞれ祝賀の挨拶を行いました。  続けてお正月を祝う行事らしく、手作りによるラオス料理の昼食、僧侶を先頭にしたパレード、お清め、歌や踊りなどが行われました。 会場となったラオス文化センターは、日本に定住した難民が協力して作り上げた場所で、日本に在住しているラオスの皆さん達の拠り所となっています。総勢200名を超える参加者たちは久しぶりの親戚・友人たちとの再会となり、コロナ禍を乗り越えてのお祝いを心から楽しんでいるようでした。    

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その他の動き

2023.04.12

ベトナムの伝統行事 -ベトナム建国記念日の祝賀交流会-

  旧暦3月10日は、ベトナム建国の祖である「フン王」達の功績を讃える日として、べトナムで最も重要な祭日の一つとなっています。ベトナムの伝承によれば、初代のフン王は紀元前2879年に「ヴァンラン」というベトナムで最初の国を建国した英雄で、多民族国家ベトナムの統合の象徴であるそうです。 このたび、「日本在住ベトナム人協会(VAJ)」は、2023年4月9日(日)に東京都大田区の集会所において、祭日を祝うための交流会を行いました。  まず、ベトナム伝統の先祖礼拝の儀式が行われたあと、この協会の活動に生涯を捧げてきたグエン・ミィ・トゥアン(南海泰平)副会長が本年3月に逝去されたことを偲び、追悼セレモニーが執り行われました。続いて、来賓としてアジア連帯委員会事務局長、当財団の河上淳一事務局長がご挨拶しました。懇親会では、アメリカ・南カルフォルニアから有名な声楽隊の出演もあり、同胞や日本人関係者達が集う貴重な機会となりました。     伝統の先祖礼拝儀式      当財団 河上事務局長の挨拶              声楽隊が花を添える 

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その他の動き

2023.03.10

藤原理事長の駐日スリランカ大使表敬訪問

    2023年3月8日、当財団の藤原理事長は、河上事務局長と共にスリランカ民主社会主義共和国(以下、スリランカと表記)の駐日大使館を訪ね、新任大使として1月19日に信任状の奉呈を終えられたE. ロドニー M. ペレーラ大使へのご挨拶を行いました。 ペレーラ大使は、スリランカの外交官として多くの国で勤務されており、2020年末までは駐米大使の職にあって、米国政府や国際機関等との調整役を務められました。  スリランカは、当財団がこれまで実施してきました「アジア諸国福祉関係者招聘事業」に、1980年10月実施の第6回招聘から参加しており、当財団として駐日スリランカ大使館とは大変親密な関係を有してきています。  今回の表敬訪問では、藤原理事長より当財団が今年9月に実施を予定している『特別招聘』のプログラムについて説明し、これに対しペレーラ大使より、スリランカとしても招聘事業への参加を積極的に検討したい、との発言がありました。

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その他の動き

2023.02.27

伊藤UNHCR駐日代表との意見交換

      2023年2月21日(火) 伊藤礼樹(いとうあやき)国連難民高等弁務官(UNHCR)事務所駐日代表が、着任挨拶のため、当財団の藤原正寛理事長及び吉田朋之難民事業本部長を訪問しました。UNHCR駐日事務所からは阿阪奈美法務担当副代表が、当財団からは河上淳一事務局長が同席しました。  伊藤代表から、これまでの長年にわたる継続的なUNHCR駐日事務所への協力に対して謝意が述べられるとともに、当財団及び難民事業本部とUNHCRとの一層の協力関係を深めていくことを確認しました。  伊藤代表は,日本に難民が定住を開始して40余年が経過し、当財団が難民をはじめとする外国人住民の共生社会への包摂を目的に行っている難民コミュニティとの定期意見交換について関心を示されました。    これに対し藤原理事長は、今年の12月にジュネーブで開催が予定されている第2回グローバル難民フォーラムへの協力に関して、当財団として、広報誌への関連記事の掲載等により広報に協力していくことを表明しました。     

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その他の動き

2023.02.06

【スリランカ独立記念式典への財団河上事務局長出席】

 2023年2月4(土) E. ロドニーM. ペレーラ駐日スリランカ大使夫妻主催により,都内において,スリランカ独立記念式典が開催され,当財団より河上淳一事務局長が出席しました。  ペレーラ大使は,2023年1月19日に,新任の駐日スリランカ大使として信任状を奉呈されたばかりです。  スリランカは、当財団がこれまで実施してきたアジア諸国からの社会福祉関係者の招聘事業の対象国のひとつであり,同事業を通じて当財団は,在京スリランカ大使館とも親密関係を有しています。  当財団としては、これまでのこうした関係を今後も維持しつつ、日スリランカ友好協力関係全体の発展に寄与していきたいと考えています。 

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2022.12.28

奥野ヘンロイご家族のご来訪

    2022年12月26日、当財団に元カンボジア難民の奥野ヘンロイさんとご家族が訪問され、藤原正寛理事長、河上淳一事務局長他と面談し、会社の経営のことや生活状況などについてお話を伺いました。 奥野さんは、難民として来日し、大和定住促進センターで日本語等を学び就職しました。その後は奥野商事を立ち上げ、代表取締役として貿易や不動産経営などを営んでいます。新型コロナウイルス感染症の影響でマスクが手に入らなかった2020年5月には、当財団に大量のマスクを寄付してくださり、難民事業本部(RHQ)にて難民認定申請者の方々へお配(くば)りして活用させていただきました。 寄付の記事はこちらからご覧いただけます。 当財団としては、今後とも皆様のお力を借りて、難民定住者やコミュニティへの支援等に努めて参ります。 写真左から 河上淳一事務局長、藤原正寛理事長、奥野ヘンロイさん、奥野麗子さん、ご子息

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2022.12.23

ジリアン・トリッグス国連事務次長/UNHCR高等弁務官補(保護担当)との意見交換

2022年12月19日(月)午後、当財団藤原理事長と吉田難民事業本部長は、来日中のジリアン・トリッグス(Gillian Triggs)国連事務次長/UNHCR高等弁務官補(保護担当)(Assistant High Commissioner for Protection)と意見交換を行い、当財団・難民事業本部が実施している難民の定住支援について詳細に説明を行いました。この意見交換には、UNHCR側からモニーク・ソカンUNHCRアジア太平洋地方局首席保護調整官が、また、駐日事務所のナッケン首席副代表及び阿阪副代表(法務担当)が参加しました。トリッグス高等弁務官補一行は19日の午前中に、最初の日程として千葉市を訪問し、神谷千葉市長と会談したほか、市内に在住している第三国定住難民、アフガニスタン条約難民、ウクライナ避難民と面会しました。これに対し吉田本部長からは、千葉にて高等弁務官補が面会した第三国定住難民は就労先でも指導的立場にあり生活が安定していることや、アフガニスタン条約難民は様々な国内の地方都市に住んでいるため難民事業本部が実施する定住支援プログラムにオンラインで参加していることなども説明しました。これに対しトリッグス高等弁務官補は、日本の定住支援プログラムが日本語教育・生活ガイダンスの授業に加え、健康管理や就職斡旋などを一体的に行うものであり、定住先でも継続的に生活支援、日本語学習支援のフォローアップを行っている実情を聞き、日本のきめ細やかな支援は諸外国にも類を見ない支援であると評価しました。この他、意見交換の席では、藤原理事長より当財団が外国人住民を包摂するインクルーシブな社会づくりを目的とした活動として、インドシナ難民の受け入れ以来、1万2千人以上にのぼる難民定住者を中心に、コミュニティ同士の相互扶助への支援、日本語プレゼンテーション・コンテストなど外国人と日本人の懸け橋になる人材の育成、難民の児童・生徒の学力向上のための補習教室の取り組みへ資金援助をしていることを紹介すると共に、日本で学校の勉強になかなかついていけない難民の児童・生徒の学力の問題は子どもの将来にもかかわる喫緊の問題であることを強調しました。トリッグス高等弁務官補からは、教育や雇用といった機会を通じたこれまでとは異なる難民支援のあり方について考え方が披露されました。これに対し、藤原理事長は社会が抱える労働力不足の問題への解決策として、外国人労働者の受け入れが期待されている。そのためには、難民をはじめ、外国人一人ひとりが違和感なく日本社会に溶け込んでいけるよう多文化共生社会をつくることは今後さらに重要な課題となる旨を述べ、当財団と難民事業本部は、日本政府の難民政策の動向に応じて、施策が円滑に実施されるよう、幅広く協力していく考えであることを表明しました。最後に、トリッグス高等弁務官補から、来年2023年12月にジュネーブで開催予定の「第2回グローバル難民フォーラム」に触れつつ、共同議長国である日本政府や当財団のようなステークホールダーの貢献に対する期待が表明されました。

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2022.07.20

藤原理事長による避難民一時滞在施設の視察

  アジア福祉教育財団では、日本政府の委託を受け、傘下の難民事業本部を通じて、身元引受人のいないウクライナ避難民の方々に対する支援を行っています。 これらのウクライナ避難民の方々には、日本到着後、当財団が委託業務の一環として確保した一時滞在施設に滞在していただき、食事の提供、生活費の支給などの支援のほか、健康情報を聞き取り、健康診断、病院受診に繋げるなどのきめ細かい健康管理を実施しています。さらに、在留資格変更(特定活動1年)、住民登録、国民健康保険交付、銀行口座開設などの諸手続の支援や、施設内で日本語講座を開講して、希望者に日本語講座を受けていただく機会を提供しています。  2022年7月8日(金)に当財団の藤原理事長と河上事務局長他が、ウクライナ避難民の一時滞在施設を視察し、日本語教室、ヒアリングルーム、客室、食事会場などを訪れたほか、ウクライナ避難民の方々と直接懇談する機会を設けました。 ウクライナ避難民の方々からは、「日本の文化や日本人の優しさに触れることができ、心が穏やかになった」「日本語を話せるので、通訳として同胞の避難民の役に立ちたい」など言葉がありました。 アジア福祉教育財団は、避難民の方々が安心して日本で一時滞在できるよう、こうした支援をこれからも進めていく予定です。

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2022.04.25

NRNAの献血活動に対するVAJの協力

      NRNAとVAJメンバーの交流 「海外在住ネパール人協会(NRNA)」の日本支部は、4月17日、日本社会への貢献の一環として、全国12か所の赤十字献血センターで献血活動を行いましたが、当日、新宿区の献血センターには「日本在住ベトナム人協会(VAJ)」の有志10数名が訪れ、この献血活動に参加してくれました。NRNAは、昨年12月にアジア福祉教育財団が主催した「第2回難民定住者との意見交換会」にゲスト・スピーカーとして参加し、VAJを始めとする難民コミュニティと知り合いになりました。そこで、この献血活動を行うに先立ち、当財団を通じて各難民コミュニティに協力を求めていたのです。日本には、ネパール、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーなど数多くの外国人コミュニティが存在しますが、一般的には、これらコミュニティ同士の交流はあまり行われていないようです。今回の活動は、こうした外国人コミュニティ同士が、当財団の呼びかけに応えて連携し、献血という社会全体への貢献活動に参加する良い例となりました。当財団では、今後とも、こうした活動を支援していく考えです。 10

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2022.04.14

ベトナムの伝統行事 -ベトナム建国記念日の祝賀交流会-

    旧暦3月10日は、ベトナム建国の祖「フン王」の命日で、ベトナムで最も重要な祝日の一つです。ベトナムの伝承によれば、フン王は紀元前2879年に「ヴァンラン」というベトナムで最初の国を建国した英雄で、多民族国家ベトナムの統合の象徴であるそうです。このお祭りは、旧暦のために毎年日付が変わり、今年は4月9日(日)に「日本在住ベトナム人協会(VAJ)」が、東京都大田区の集会所において、祝賀交流会を行いました。 まず、ベトナム伝統の先祖礼拝の儀式が行われ、次に来賓として、当財団の安細理事長補佐、アジア連帯委員会の鈴木事務局長、明治学院大学の長谷部准教授などがご挨拶しました。    南海会長代行の挨拶                                                 当財団 安細理事長補佐の挨拶                                    約50名が参加 

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2021.04.21

ベトナムの伝統行事 -ベトナム建国記念日の祝賀交流会-

    旧暦3月10日は、ベトナム建国の祖「フン王」の命日で、ベトナムで最も重要な祝日の一つです。ベトナムの伝承によれば、フン王は紀元前2879年に「ヴァンラン」というベトナムで最初の国を建国した英雄で、多民族国家ベトナムの統合の象徴であるそうです。このお祭りは、旧暦のために毎年日付が変わるのですが、日本では、4月18日(日)に「日本在住ベトナム人協会(VAJ)」が、東京都大田区の集会所において、祝賀交流会を行いました。今年の祝賀交流会は、新型コロナ感染症を予防するために規模を縮小して開催されましたが、ベトナム伝統の先祖礼拝の儀式は、なかなか見ごたえのあるものでした。来賓として、当財団の小川事務局長、河合業務2課長の他、「難民を助ける会」の吹浦特別顧問、柳瀬会長、「アジア連帯委員会」鈴木事務局長などが参加しました。先祖礼拝式と主催者・来賓の挨拶のあと、南シナ海と周辺地域の安定に関するパネルディスカッションや、VAJの年次活動報告などが行われました。     南海VAJ会長代行の挨拶  当財団 小川事務局長の挨拶    参加者を約50名に限定して開催

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2020.10.14

カンボジアの行事 -雨季明けの収穫祭-

     カンボジアでは、毎年11月頃、満月の前後3日間にわたって自然の恵みに感謝する収穫祭が行われます。日本でも、カンボジア難民でつくる「在日カンボジアコミュニティ(CCJ)」が神奈川県伊勢原市の集会所において、この収穫祭が行われました。本年9月27日に行われたお祭りには、多くの在日カンボジア人の皆さんのほか、ラチャナ駐日カンボジア大使、当財団の藤原理事長、磯難民事業本部長、外務省や平塚市の関係者などが参加しました。来賓の挨拶に続き、カンボジアの伝統に従ってオムボックが作られ、参加者全員に分け与えられました。オムボックとは、収穫された米を籾のまま鍋で炒って、臼と杵を使ってつぶした食べ物です。シリアルのような食感で、香ばしい風味が口いっぱいに広がります。オムボックは、お寺への供え物として作られますが、収穫直後の米を使ったものは、特別に美味しいのだそうです。写真左からラチャナ駐日カンボジア大使、藤原理事長、礒難民事業本部長、小川事務局長、平塚市議会議員他   CCJにはカンボジアから招聘した僧侶が駐在し、在日カンボジア人の心の拠り所となっている 刈った稲を脱穀する米を炒る香りが広がるカンボジアから取り寄せた臼と杵で米をつく藤原理事長   今年は、初めてカンボジア難民のリーさんが育てた稲を使ってオムボックが作られました。リーさんは、カンボジア難民であり、大和定住促進センターで日本語を学んだ後、特別養護老人ホームで約20年間勤め、6年前から藤沢市にある担い手のいない田んぼを借りて稲作を始めました。田んぼの持ち主や組合の方々によれば、農家の跡継ぎがおらず耕作放棄地が増える中、リーさんに2400坪の田んぼを貸したところ、その熱心に稲作をする姿を見て、地域が活気づいたとのことです。リーさんが稲作を始めた年は、苗、肥料、耕作機械などを組合から無償提供してもらい、日本式稲作の指導も受けました。稲作だけでなく、自治会や地域の掃除活動などへの参加も勧められました。お陰で、大きなトラブルも無く、リーさんは地元に温かく迎え入れています。収穫した米は、在日カンボジア人からの購入希望が多いため、来年は3倍の田んぼを仲間と一緒に耕作すると言って、リーさんは目を輝かせていました。無料で貸りた稲刈り機を使うリーさん 収穫には駐日カンボジア大使館員も手伝いましたリーさんを支える地主や組合の方々   今年も豊作でした 

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2020.09.29

ベトナム仏教寺院「南和(ナムホア)寺」

  日本にベトナム人が住職を務める仏教寺院があることをご存知でしょうか?1975年のベトナム戦争終結を契機としてインドシナ三国(ベトナム、カンボジア、ラオス)で政変が発生し、これを逃れて多くのインドシナ難民が日本にやってきました。そのうち日本に定住したベトナム難民は約8,500人で、多くが仏教を信仰しています。こうしたベトナム難民には、自らの信仰の場を求める声が多かったため、2006年に埼玉県越谷市に、この南和(ナムホア)寺が建立されました。日本で唯一宗教法人の認定を受けたベトナム仏教寺院です。週末になると、難民だけでなく、仕事や留学で一時的に日本に滞在しているベトナム人も説法を聞きにこの寺院を訪れます。お正月やお盆などの行事際には、1,500人以上のベトナム人が遠くから集まり、寺院側も40種類以上のベトナム精進料理を用意して信者を迎えるのです。法要の様子 週末や年中行事には沢山の人で賑わう年中行事での踊り披露  ベトナム精進料理  

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2020.05.07

元カンボジア難民の奥野商事・奥野ヘンロイさんより大量のマスクのご寄付を頂きました

  先日、元カンボジア難民で奥野商事を経営されておられる奥野ヘンロイさんから、大量のマスクを郵送していただきました。 当財団の難民事業本部(RHQ)にて、支援を求めて事務所へ訪れた難民認定申請者の方々へお配(くば)りしたり、彼らに対応する職員の安全のために、活用させていただいております。 奥野ヘンロイさんへ財団理事長の藤原が電話で厚く御礼申し上げたところ、有効に使ってください、という温かいお言葉をいただきました。 奥野ヘンロイさんの奥野商事は、埼玉県行田市で貿易関係の事業を行っています。本当にありがたく存じます。

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2020.04.23

国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所新旧代表との会見

 2020年4月23日、当財団の藤原正寛理事長は、国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所のダーク・ヘベカー(Dirk Hebecker)前代表と、カレン・ファルカス(Karen Farkas)新代表の両名と会見を行いました。 この会見はSkypeを利用したリモート形式で行われ、当財団側からは礒正人難民事業本部(RHQ)本部長他の財団幹部が、また、UNHCR駐日事務所側からは川内(かわうち)敏月(としつき)副代表他が参加しました。 席上、ファルカス新代表よりは、UNHCR駐日事務所として、へベカー前代表によってなされた当財団との緊密な協力関係を一層強化して行きたい旨の表明がありました。 これに対し藤原理事長より、へベカー前代表には在任中『定住難民とのつどい』やRHQ支援センターでの日本語研修の「修了式」へ毎年出席頂き、また、財団職員への特別講義を実施して頂いた。更に、2019年12月11日に当財団が主催した財団設立50周年・RHQ設置40周年の『記念式典』にも列席頂き、アントニオ・グテーレス(Antonio Guterres)国連事務総長からの祝辞を代読頂いたとして謝意を表明しました。また、ファルカス新代表に対し、当財団として近く実施する定住難民等支援団体への資金援助事業の概要を紹介し、難民支援分野においてUNHCR駐日事務所との連携を図りたい旨述べました。

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その他の動き

2019.06.21

聖心女子大学 SHRET祭へ出席

 6月20日は「世界難民の日」です。聖心女子大学の公認難民支援学生団体SHRET(シュレット) は、活動報告と難民啓発を目的としたSHRET 祭を「世界難民の日」の前後に開催しており、今年は6月21日に藤原理事長、安細事務局長他が出席しました。今年のコンセプト「難民×アート」では、多大な影響力をもつアートを通して難民問題にフォーカスすることで、今まで関心のなかった人に対しても深く考えてもらう機会を提供したいとして、森美術館キュレーター 近藤健一さんの講演や、アートに関連したワークショップが企画され、多くの方々が参加していました。   当アジア福祉教育財団では、日本に定住する難民を激励するとともに、日本の人たちに難民定住者への理解を深めていただくことを目的として、昭和57年1月から「日本定住難民とのつどい」を毎年開催しています。 難民定住者の雇用にご協力いただいている事業所をはじめ、日常物心両面にわたってご支援いただいている協力者の方々に感謝状を贈呈するほか、模範となる難民定住者へ表彰状を贈呈します。その後のアトラクションでは、難民定住者の国の民族舞踊や歌などを披露しました。《日時》 2019年10月20日(日) 午後1時~4時《会場》 新宿区立新宿文化センター 大ホール当日の詳細をご紹介いたします

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その他の動き

2019.06.20

世界難民の日 UNHCRレセプションへ出席

 6月20日は「世界難民の日」です。UNHCRは、難民問題への理解促進のため、東京スカイツリーⓇをはじめ全国15カ所のモニュメントが国連ブルーに灯し、そのブルーに灯る東京スカイツリーを眺めながらのレセプションが行われ藤原理事長、小川理事長補佐が出席しました。世界では紛争や迫害によって故郷を追われ、保護を求める人の数は増え続けています。難民問題が拡大、複雑化するなか、2018年12月に国連総会で採択された「難民に関するグローバル・コンパクト」でも社会全体で難民支援に取り組む重要性が打ち出されています。私たち一人ひとりが、世界の難民とともにあることを確認する集いとなりました。

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2019.04.14

元姫路定住促進センター名誉所長 ヘンドリック・クワードブリット司祭の逝去

    ヘンドリック・クワードブリット司祭(通称「ハリー神父」)は、2019年4月12日に、居住先の淳心会「仁豊野ヴィラ」(注:引退した同会司祭の宿泊施設)にて亡くなられ、14日に通夜が、また15日に告別式が、いずれも同ヴィラに近接する淳心会運営の「姫路聖マリア病院」付属聖堂内にて行われました。  14日の通夜には当財団より藤原理事長と安細事務局長が参列しました。聖堂内には120名分ほどの椅子が満席となり、加えて祭壇の左右やオルガン付近に設けられた臨時の席も埋り、正面入り口から祭壇に続く中央通路も参列者で溢れていました。参列者の合計は凡そ200名余りとみられ、その1/3程度はベトナム人定住者のようでした。式典中に何度か合唱や聖書朗読がなされましたが、ベトナム語による合唱、朗読もありました。  ハリー神父は、1956年10月に来日し、ベトナムからの「ボート・ピープル」の日本上陸が始まった1975年6月以降、第三国での定住を希望して日本に一時滞在する難民に対し、一時滞在施設を提供すべしとの「カリタス・ジャパン」からの指示を受け、淳心会が仁豊野に一時滞在者用キャンプを設置することとなり、ハリー神父はそのキャンプの所長に就かれました。更に、日本政府がベトナム難民の日本定住を決定して仁豊野にある淳心会の所有地内に定住促進センターを開所(1979年12月11日)すると、同センターの名誉所長に就任しました。  姫路定住促進センターは国の委託を受けた難民事業本部により運営されていましたが、ハリー神父は開所時から、難民の就職斡旋や学齢子女の地元小学校(注:姫路市立砥堀小学校)への通学受入れを働き掛けるなど、献身的に難民に寄り添ってくれました。センターは1996年3月末に閉所されましたが、ハリー神父はそれ以降も淳心会が仁豊野に設けた「交流センター」を拠点として、ベトナム人定住者や彼等のコミュニティーへの支援を続けると共に、聖マリア病院のチャプレンとして、ベトナム人定住者との集いや葬儀を執り行いました。  お通夜に参列する藤原理事長  

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その他の動き

2019.04.04

ダンミカ・ガンガーナート・ディサーナーヤカ  スリランカ駐日大使を訪問

2019年4月4日、藤原理事長は、ダンミカ・ガンガーナート・ディサーナーヤカ  スリランカ駐日大使を訪問し、当財団のアジア諸国福祉関係者招聘事業の活動などについて意見交換を行いました。駐日スリランカ大使館のウェブサイト  http://www.slembassyjapan.org/

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難民支援

2024.04.22

2024年 ベトナム建国記念日の祝賀交流会へ

 4月13日、NPO法人 日本在住ベトナム人協会(VAJ)は、市ヶ谷にあるJICA地球ひろばにて、ベトナム建国記念日(注参照)祝賀交流会を開催し、当財団より安細事務局長が出席しました。祝賀会では、雄王記念碑への献花と礼拝から始まり、若手会員からなる歌やバンドの演奏、第一世代、次世代の参加者ら全員による合唱(「ひとつに繋がろう」という意味のベトナム語の歌で、かつてベトナムが南北に分離していた当時から国内各地で歌われていたとのこと)が行われました。その様子は、今からほぼ半世紀前に始まったベトナム難民の日本定住に端を発したコミュニティ活動が、第一世代から次世代へと“広がり”、“繋がった”ことを名実ともに表していると感じさせるものでした。 今後、VAJは、次世代の人々に運営をバトンタッチし、ニューカマーの若者たちにも安心して協会活動に参加してもらえるような抜本的改革を行っていくそうです。 (注)ベトナムの旧暦3月10日は「雄(フン)王の命日(Ngay Gio to Hung Vuong)」と言われ、ベトナムの数少ない祝日の1つで、かつ唯一「文化的」な意味を持つ記念日となっている。フン王はベトナム史上初の国家とされるバンラン国の18代にわたる歴代王の総称。

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広報・出版

2024.02.26

広報誌「愛」第47号の発刊

  画面をクリックしていただくと電子版を御覧頂けます。   今年度(2023年度)の広報誌「愛」第47号を発刊いたしました。 世界に難民、避難民が急激に増えていく現状の中、本誌の巻頭では、今から約50年前、日本での難民受入れと支援が始まり、1979年より、当財団がその定住のための事業を開始した経緯について振り返りました。また、当初から各地で難民受け入れに携わってきた自治体のひとつである千葉市の神谷俊一市長による特別寄稿を掲載しています。当財団の事業報告では、昨年(2023年)で第44回目を迎えた「日本定住難民とのつどい」、新しい形でのアジア諸国の福祉関係者との交流の在り方を模索するための「特別招聘事業」、そして、政府から委託を受けて傘下の難民事業本部(RHQ)が実施する条約難民、第三国定住難民、難民認定申請者の支援事業をはじめ、昨年12月に導入された補完的保護対象者の申請者に対する保護事業などの概要を紹介しています。どうぞご一読ください。 また、当財団では、皆様のご要望を紙面作りに反映して参りますので、ご意見等がございましたら以下の広報誌担当までお寄せ願います。                                                           e-mail: info@fweap.or.jp   FAX:03-3449-0262  

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広報・出版

2024.02.21

『学習まんが』 その3

シリーズで掲載している『学習まんが』の第3弾です。ラオスからの難民の主人公が日本に来るまで、また日本での苦労や日本人を含め周りの方々に助けられて力強く生活をしていく話です。英語との表記となっていますので、日本語、英語の勉強にも役立ちます。 ぜひ日本に住む難民の理解のために、ご一読ください。 「茨城産タイ野菜 届ける」(読売新聞 2024年1月30日付)にも掲載されました。       ↓ 画像をクリックするとご覧いただけます 

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難民支援

2024.02.19

在日カンボジアコミュニティへの資金援助(事業視察報告)

2023年度在日カンボジアコミュニティ(CCJ)は3件の資金援助活動がアジア福祉教育財団の資金援助対象となりました。現在まだ実施中のプログラムもありますが、視察を終えたので報告をいたします。  <社会保険セミナー> インドシナ難民として日本に定住した方たちは、すでに年金の受給が始まる世代に到達しつつあります。言葉も文化も違う中で一生懸命に働き社会保険料も納付してきました。複雑な年金の受給について多くの人に正しい知識を得て欲しいと、このセミナーは開催されました。日本に帰化している人、永住者資格保持者または就労期間の違いなどもあり、皆さん自分事として熱心に質問をしていました。今回のセミナーは外部の会場ではなく、日常的に自分たちが集っているカンボジアのお寺での開催となったため、参加の敷居も低く、気軽に参加できていたようです。  <宿題教室> 親世代が日本式の勉強(算数のひっ算や漢字の書き方など)を知らないため、家で学習する習慣を持てずにいる子供がいます。また家で勉強しようとしても、大人にわからないことを尋ねることができずに、あきらめている子供たちもいます。そんな状況から抜け出すために、まずは「勉強の習慣をつける」ことを前提に宿題教室を開催しています。日本人の大学生に教えてもらいながら、決まった時間に勉強をすることを身につけ、「分かる・解ける」楽しみながら身をもって体験中です。   <伝統文化継承クメール(カンボジア)語・舞踊> 日本で生まれ、育ってきた子供たちは普段日本語で授業を受け、友達と話しています。でも親世代は自分たちにはクメール文化が息づいていることを知って欲しい、なによりも今なぜ日本にいるのか、日本語を話せないお祖父さんやお祖母さんとも会話をしてほしい、との想いから伝統文化の継承を行っています。自身の言葉で聞く、書く、話すを目指して、また舞踊では伝統的な舞の継承をコツコツと続けています。   

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難民支援

2024.02.01

連合在日カンボジアコミュニティへの資金援助(事業視察報告)

  1月28日(日)、群馬県前橋市内に連合在日カンボジアコミュニティが新しく設立した文化センターの視察に行ってきました。当財団では、日本で生まれたカンボジア人の子供たちへの母国文化の継承(言語、舞踊、音楽)の学びに必要なカンボジア語の教材や楽器(木琴や太鼓)の購入、生活相談対応等への資金援助を同コミュニティに対して実施しました。この日、同コミュニティのメンバー30名ほどが集まり、難民として日本に定住した世代が中心となって、若い世代に踊りや太鼓の演奏を教え、最後に民族衣装に着替えて伝統舞踊を披露してくれました。その様子は、和気あいあいとした雰囲気で、コミュニティの団結力を感じました。また、地元の住民への理解を求めるため、今後は地元が主催するイベントなどへの参加を積極的に行っていきたいと話してくれました。  

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広報・出版

2024.01.31

『学習まんが』その2 

2023年12月に第1回の電子まんがをHP上に公開しましたが、今回はその第2弾「伝統楽器に願いを込めて」です。今回の話はカンボジアの楽器にまつわる話で、音楽がいかに生活を彩るツールとして用いられてきたかの話を実体験に沿って描かれています。日本語が苦手な方は英語の併記があり、また英語の勉強をしたい方にもおすすめです。 ぜひ日本に住む難民の理解のために、ご一読ください。      ↓ 画像をクリックするとご覧いただけます 

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資金援助

2024.01.09

☆親子ロヒンギャ料理教室&絵本の読み聞かせ☆

 共催:Human Welfare Association 無国籍ネットワーク 無国籍ネットワークユース 後援:公益財団法人アジア福祉教育財団 ミャンマーで生まれ12歳で日本に来た長谷川留理香さんを中心に、親子7組が参加して料理をしながらのイベントが12月23日に和やかな雰囲気の中で行われました。就学前から小学校高学年までの子ども達が参加し、お茶の葉サラダ(ラペットゥ)づくりを馴染みのある食材や初めて見る食材に触れながら楽しみました。その後は事前に長谷川さんが準備したお肉、野菜、スパイスの炊き込みご飯(ビリヤニ炊飯器2台分!)と共に昼食となり、いつもは「ビリヤニが苦手」って言ってた子も、「みんなで食べれば美味しい」と大満足の時間となりました。 お腹いっぱいのあとはボランティアで参加していた大学生と当日参加していたお子さんによる、絵本「にじいろのペンダント(陳天璽(ちんてんじ)他作)」の読み聞かせの披露。  最後に長谷川さんによる、ご自身の体験を元に難民のこと、無国籍のこと、日本にいる仲間や、様々な事情で国籍がない人が直面する問題、子供がかかえる問題などの話があり、参加していた親子はしっかりと耳を傾けていました。今回のイベントでは伝えることの大事さと、知ろうとする大事さを痛感したイベントとなりました。 今回ボランティアで参加していた大学生4名もありがとうございました。  

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イベント

2023.12.18

つどい第3部「交流会」

続いて第3部では、今回初の試みとして「つどい」の第1部の受賞者や、第2部のプレゼンテーション・コンテスト出場者と来場者が自由に交流する場として交流会を設けました。 最初は遠慮がちだった皆さんも、次第に打ち解け、盛んに名刺交換や挨拶をしながら交流を始められ、当事者や難民支援に携わる者同士などの様々な人の輪ができました。受賞に対してお祝いを述べたり、プレゼンテーション・コンテストの出場者に話を直接聞いたりと、タイトル通りの「つどい」として会場にいる多くの方が交流し、新しい出会いのきっかけが生まれたのではないかと思います。同時に舞台上では4名のNGOの方々にご登壇いただき、インタビューをさせていただきました。受賞者へのお祝いと、プレゼンテーション・コンテストの内容の充実さを実感したと述べると共に難民定住者に対する思いとしては、文化・言葉が違う日本で暮らす苦労、日本社会の課題、定住1世と2世との間に抱える問題の違いがあることが印象に残ったなどと話されていました。 

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イベント

2023.12.18

つどい第2部「第3回プレゼンテーション・コンテスト」開催

 コンテストの模様については、YouTubeにて公開しています。https://youtu.be/jgq_-nRjAos  第2部「第3回プレゼンテーション・コンテスト」では、多文化共生社会を目指すため、日本に定住した難民をルーツに持つ若い世代が、日本での体験や活動を通じて得た思いについて発表しました。 今回は「難民をルーツに生きる」というテーマのもと、出場チームを募集したところ8チームの申込みがあり、最終選考で5チームが選ばれました。当日は、どのチームも緊張しながらも素晴らしいプレゼンテーションを披露してくださいました。 グランプリを受賞した「一期一会」チームは、「難民2世の参政権」について、ミャンマー出身の現役高校生と大学生が日常で感じる葛藤や思いについて寸劇を交えながら発表しました。グランプリ受賞後のコメントでは、「嬉しすぎて言葉がでません。このような場で、私たちの思いを発表できて嬉しかった。また、交流会では普段、会えない方々に色んな意見をもらえて貴重な時間を持つことができた」とはじけるような笑顔で話をしてくれました。   ☆審査結果☆・1位 グランプリ賞 チーム名:一期一会 (プレゼンター:ミャンマー出身2名)タイトル: 難民2世の参政権について ・2位 優秀賞チーム名:インクルーシブ アイデンティティ (プレゼンター:ロヒンギャ出身2名)タイトル:少数派・難民 Inclusive Identityが描くロヒンギャの未来 ・敢闘賞 3チーム(発表順)チーム名:すたんどばいみー(プレゼンター:カンボジア出身1名、ベトナム出身1名)タイトル:外国に繋がる子供や若者たちが輝ける日本社会の創造~私らしく存在する~ チーム名:EmPATHy(プレゼンター:シリア出身1名)タイトル:希望に根ざして難民として日本で新しい人生を築く チーム名:マリウポリから (プレゼンター:ウクライナ出身2名)タイトル:新しい州での新しい生活 

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イベント

2023.12.18

「第44回日本定住難民とのつどい」第1部 表彰式典

当日の様子はYouTubeからご覧になれます https://youtu.be/iKQZK_5yccc  2023年11月26日、新宿区市谷にある独立行政法人国際協力機構の地球ひろばの国際会議場にて、「第44回日本定住難民とのつどい」が開催されました。第1部「表彰式典」、第2部「プレゼンテーション・コンテスト」、第3部「交流会」とし、それぞれが充実した時間となりました。 第1部の表彰式典ではまず、共催者であるの新宿区の吉住区長、来賓の河邉 外務省総合外交政策局長、菊池 出入国在留管理庁長官、伊藤 国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所代表から、難民の方々を激励するご挨拶を頂きました。 次に、今年度の個人の部、事業主の部、支援団体の部での受賞者に対し賞状と記念品が贈られました。 =個人の部=MY KYAW OO(マイチョーウー)氏  ミャンマー出身の同氏は、ミャンマーの少数民族が助け合うコミュニティの形成に取り組んできました。2011年の東日本大震災時には被災者支援にも積極的に携わられています。現在は民族の違いを超え、次世代の定住者の人材育成に取り組み、コミュニティの発展と日本社会への融和への貢献を続けています。  *喜びの声*今まで頑張ってきたことが認められて嬉しい。日本に来た当初は何の準備もしていなかったので、行政手続きのために役所に行くのも、銀行で口座を開くのにも苦労をしてきたので、後から日本にくる仲間のためにもコミュニティを作り支援してきました。一緒に活動してきた仲間に感謝を述べると共に、これまで支えてくれた妻にも感謝を捧げます。 =難民雇用事業主の部=東洋電機株式会社 代表取締役 社長執行役員 松尾 昇光氏  「高い企業倫理に基づき、人間性を尊重し、時代の変化に適切に対応しながら、共存共栄のもとで豊かな社会づくりに貢献する」との弊社の経営理念に添い、東海地方における第三国定住の雇用受入の先駆けとなってきました。業務以外でも難民出身の社員には日本語教育、資格取得支援の機会の提供を行っています。  *喜びの声*感謝状を頂けることに対し、心より感謝します。製造部門、人事部など会社全体で取り組んできたことが評価されたことを大変嬉しく思います。業務を教える側も、教わる側も3年が経過してお互いに慣れてきてはいますが、私たちは学ぶ姿勢を忘れないよう当事者たちの頑張りを応援し、支援を続けていきたいと思っています。 =支援団体の部=NPO法人 日本在住ベトナム人協会 代表:山本 香氏 在日ベトナム人の互助組織としてスタートし、母国であるベトナムの文化、言語、伝統の維持発展と、日本社会の平和と発展に寄与する活動を続けています。近年は増加しているベトナムからの留学生及び技能実習生などのニューカマーに対し、日本社会に適応できるような各種のセミナー等を開催するなど、積極的な取り組みを行っています。   *喜びの声*当協会は40年前に設立され、今まで日本に定住しているベトナム人を支えてきました。また母国からの留学生や技能実習生などのニューカマーに対して絆を深め精神面を支えると共に、若い世代の育成に力を入れており、将来日本とベトナムの架け橋になるような人材の育成を目指しています。同時に設立当初から続けているベトナム文化の継承も大事にしていきたいと考えています。今回の名誉ある表彰に対して感謝致します。    

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動画・スライド

2023.12.18

「第44回日本定住難民とのつどい」YouTube ダイジェスト版

https://youtu.be/iKQZK_5yccc

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広報・出版

2023.12.11

『学習まんが』の電子書籍化

2017年より毎年発刊してきました財団広報誌「別冊愛」の人気チャプター『学習まんが』をこの度電子化し、掲載することとなりました。定住難民の一人ひとりの人生のストーリーが描かれた『学習まんが』を通して、日本にいる私たちのすぐ近くにこういった方々が懸命に生きていることを知って頂き、文化的多様性の理解の一助となれば幸いです。 今回は、第一弾「ハリー神父 多くのなんみんから父親のごとく慕われた人」です。 ↓ 画面をクリックすると御覧いただけます。     順々にHPにて公開していきまますので、お楽しみに。*許可なく本書の一部または全部の複写・転載を禁じます

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広報・出版

2023.11.24

【広報誌】別冊愛 Vol.12 

   広報誌「別冊愛12号」を発刊いたしました。本誌では、1.UNHCR駐日代表による特別寄稿2.条約難民として認定を受け夫婦で同じ職場で働いているアフガニスタン出身の方へのインタビュー3.両親と来日して大学、大学院と進学したミャンマー出身の方からの寄稿4.かつてベトナムをボートで脱出した後、様々な苦労を重ね、会社を経営するベトナム出身の方を主人公にした「学習まんが」を紹介しています。日本の各地で活躍する難民定住者について、多くの人に読んでいただき、知っていただければ幸いです。 こちらよりご覧いただけます。 

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招聘事業

2023.10.13

特別招聘の活動報告

   2023年9月11日~9月15日までインド、カンボジア、スリランカ、タイ、台湾、フィリピン、ベトナム、ネパール、モンゴルの8カ国・1地域から各2名を招聘し、4年ぶりにアジア福祉教育財団の特別招聘プログラムとして開催した。 この招聘では、従来の招聘プログラムとは内容を大きく変え、財団側からはアジア諸国が今後向き合うこととなる課題を取り上げたセミナーを行い、各国代表からは現下の課題を取り上げたCountry Reportの発表がなされた。セミナーでは人口問題と高齢化、感染症の対応、福祉及び災害時の制度など各国に共有できるような問題について、またCountry Reportでは、各国ならではの興味深い課題が発表され、後に活発な意見交換がなされた。 2025年より開催となる「新たな招聘プログラムの在り方」についても、様々な意見が提示され、セミナーの場に加えて、理事長主催の夕食会でも闊達に意見交換がなされた。また招聘者の帰国後のアンケートでも、意見交換の時間が足りなかった、もっと議論したかった等の積極的な意見がもたらされた。 なお、当財団では2024年4月には今回(2023年9月)に招聘できなかった7カ国を対象とした招聘を実施し、今回と同様のセミナー及び意見交換を行うことを計画している。  

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難民支援

2023.08.14

ワークショップ開催「高校進学について」

   8月5日に、第三国定住難民児童・生徒を対象とした補習教室「楽校(らっこう)」(※)に通う児童生徒とその保護者を対象にした、高校進学に関するワークショップが開催されました。講師はこの補習教室のアドバイザーでもある仲江千鶴さんです。仲江講師からは、高校の種類や学区、入学試験の内容や日程、必要な費用などについてのお話がありました。仲江講師からはまた、外国人生徒の中退率は日本人生徒の5倍であるということに触れ、高校には進学するだけでなく先を見据えて何を勉強するのかをきちんと考えておくことが大切であるというお話もありました。なお、これらのワークショップには、毎回ミャンマー語とカレン語の通訳者が入るため、保護者は通訳を通じて内容をより深く理解し、質問をすることもできます。 ※難民の教育支援活動に実績のある社会福祉法人「さぽうと21」が、千葉市内に開設、運営している第三国定住難民児童・生徒を対象にした補習教室。当財団では2021年度の同教室の発足時より資金面の援助をしている。

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招聘事業

2023.08.09

~Part2~2024年4月 第2回特別招聘の招聘対象各国の駐日大使館等訪問

 当財団では2024年4月に第2回特別招聘を計画しています。この招聘ではアジア各国の福祉分野の有識者を招聘してセミナーや対話を通じて今後の招聘の在り方について検討していく予定です。前回の報告→https://onl.bz/267GqYE今回は第2弾としてマレーシア、インドネシア、ラオス、台湾の各駐日大使館等の様子の報告です。各国の大使館はそれぞれの国の雰囲気だけでなく、使用しているスパイスなどの香り、工芸品なども多く置いてあり、五感が刺激されます。 【駐日マレーシア大使館】 【駐日インドネシア大使館】 【駐日ラオス大使館】【台北駐日経済文化代表処】

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招聘事業

2023.08.02

第2回特別招聘(2024年4月開催)の招聘対象各国大使館訪問

 当財団では、2024年4月に第2回特別招聘を計画しています。 当財団にとり、招聘事業は40年以上続いて来た重要な事業ですが、2023年と2024年は「特別招聘」として招聘事業の中身を見直すべく招聘者の皆さんと討論し、今後のネットワーク作りを進めていきたいと考えています。このため当財団では7月から招聘対象国の駐日大使館を訪問し、同国からの招聘者の人選をお願いしております。  今回は第1弾としてシンガポール、パキスタン、バングラデシュ各駐日大使館の様子の報告です。各国の大使館はそれぞれの国の雰囲気を出しており、訪問するだけで各国の様子を垣間見ることができます。    

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難民支援

2023.08.01

EmPATHyに対する資金援助 「UNHCR主催の第三国定住に関する年次三者協議(ATCR)」参加報告会

  7月26日に、アジア福祉教育財団が資金援助を実施したEmPATHy (Empathetic Multicultural PATH with Youths)をお招きして、「UNHCR主催の第三国定住に関する年次三者協議(ATCR)」の参加報告会を開催しました。  EmPATHyは、日本で暮らす難民の背景を持つ若者と日本の大学生のイニシアティブで、2022年に活動を開始し、日本国内で難民支援活動を行う「Youth UNHCR」、日本の大学で学ぶための「UNHCR難民高等教育プログラム(RHEP)」や「シリア平和への架け橋・人材育成プログラム(JISR)」の学生、そのほか難民としての背景を持つ若者などで構成されています。  今回、6月26日から同28日、UNHCRが主催する第三国定住に関する年次三者協議(ATCR:Annual Tripartite Consultations on Resettlement)に、UNHCRの招きにより、我が国からEmPATHyのムハンマド・アル・マスリさんが派遣されることとなり、当財団はマスリさんのスイス・ジュネーブまでの往復旅費などの資金援助を行いました。 審査において、当財団は日本在住の難民当事者である方が、国際レベルの協議の場に参加し、発信することは、難民問題に対する国内及び国際的な理解の増進に資するもと捉え、273,000円の支援を決定しました。  報告会には、EmPATHyの金澤共同代表、マスリさん、通訳のハーリッド・アサッフさんが出席し、ATCRにおいて行ったプレゼンテーションや日本代表団の取組みをご紹介いただきました。特に、シリア、イラク、スーダン、南スーダン、パキスタン、アフガニスタン、ベトナム等の世界の難民代表グループであるRefugee Advisory Group (RAG)が、当事者として再定住と補完的保護に関する政策決定に影響を与えることの重要性や“Nothing about us without us” If you’re working on Africa, hire at least one African person, if you’re working on refugee issues, hire a refugee…etc.(私たちのことを私たちに相談せずに決めないで。アフリカに取り組むのであれば、少なくとも1人はアフリカ人を雇い、難民問題に取り組むのであれば、難民を雇う等々)についてアピールされました。この声明によって、意思決定への難民の有意義な参加の重要性を訴えました。この報告会に参加した難民事業本部(RHQ)職員からは、「自身も難民出身であり、同じ境遇の方々を支援することに使命を感じている。マスリさんの報告に共感した」との感想がありました。  今回の報告会は当財団職員の研修を目的としましたが、そのほかUNHCR駐日事務所、なんみんフォーラム事務局、資金援助の審査を担当した理事にご出席いただき、多くの方の学びとなりました。

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資金援助

2023.07.24

佐々木理事による「楽校(らっこう)」視察

  7月18日、当財団の佐々木聖子理事は、千葉市内に定住した第三国定住難民の学齢児童・生徒を対象にした補習教室(通称「楽校(らっこう)」)を視察し、運営関係者等と意見交換を行いました。当日は、同事業を運営する社会福祉法人さぽうと21の髙橋敬子理事長より「楽校(らっこう)」についての説明を頂きました。

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広報・出版

2023.07.06

2023年度版「別冊愛」学習まんがの取材へ

  6月29日、2023年度版「別冊愛」の学習まんがの取材のため、昨年度の「第43回 日本定住難民とのつどい」にて表彰された元インドシナ難民のDINH VAN PHANさんを訪ね、お話を伺いました。PHANさんのベトナム時代の苦難やボート・ピープルとしての体験が、自身の力で㈱南越製作所(東大阪市所在)を立ち上げた原動力になっていることを聞いて、異国の地でゼロから「ものづくり」にチャレンジし続けるPHANさんのバイタリティに改めて驚かされました。また、同胞のベトナム人社員の教育にも力を注ぎ、幾人もの「ものづくりのプロフェッショナル」を育てていることも知り、PHANさんが「人づくり」も行っていることに感銘を受けました。これらの内容は、今年10月発行予定の「別冊愛」の学習まんがでご紹介する予定ですので、どうぞご期待ください。  

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