
招聘事業
2019.05.29
118回アジア諸国社会福祉関係者招聘(2019年5月)
当アジア福祉教育財団では、アジア諸国において孤児、母子などの福祉事業に従事している関係者を日本に招聘し、日本と被招聘国相互の交流と啓発を図り、アジア諸国の福祉対策の向上に資するため、昭和53(1978)年以降、社会福祉関係者招聘事業を実施しています。 2019年5月22日から29日までカンボジア、ラオス、モンゴル、ミャンマー、スリランカの社会福祉関係者を招聘し、講義、施設視察、日本文化体験等の研修を行いました。研修の詳細をご紹介いたします 被招聘者 カンボジア 社会問題・退役軍人・青少年更正省の皆様被招聘者 ラオス 労働社会福祉省の皆様被招聘者 モンゴル 社会福祉・労働省の皆様被招聘者 ミャンマー 社会福祉再定住の皆様被招聘者 スリランカ 主要産業・能力向上省の皆様5月23日 オリエンテーション今年の研修テーマである「身体障害者支援」に関わる講義や視察先を事務局長より紹介する 5月23日 元厚生労働省幹部より日本の社会福祉行政についての講義5月23日 藤﨑一郎理事(元駐箚アメリカ大使)より日本をとりまく問題とその対応についての講義5月23日 社会福祉法人福田会 都市型経費老人ホームおよび認知症高齢者グループホーム視察5月23日 華道体験5月23日 茶道体験5月23日 歓迎レセプションの主催(於:シェラトン都ホテル東京 マグノリアの間)5月24日 大和ハウス工業視察 介護ロボット体験5月25日 日本財団パラリンピックサポートセンター視察5月25日 日本財団パラアリーナ視察5月26日 団員相互の意見交換会 各国のプレゼン後、JICA職員、筑波大学准教授も参加し活発な意見交換が行われた5月26日 金閣寺視察5月27日 社会福祉法人宝山寺福祉事業団(障害児福祉センター) 視察5月28日 平城宮跡視察5月28日 奈良県立障害者総合支援センター視察5月28日 理事長主催Farewell Partyにて総括報告会を行う

招聘事業
2019.04.17
117回アジア諸国社会福祉関係者招聘(2019年4月)
当アジア福祉教育財団では、アジア諸国において孤児、母子などの福祉事業に従事している関係者を日本に招聘し、日本と被招聘国相互の交流と啓発を図り、アジア諸国の福祉対策の向上に資するため、昭和53(1978)年以降、社会福祉関係者招聘事業を実施しています。 2019年4月10日から17日までインド、インドネシア、台湾、タイ、ベトナムの社会福祉関係者を招聘し、講義、施設視察、日本文化体験等の研修を行いました。 研修の詳細をご紹介いたします

難民支援
2022.05.24
2022年5月 定住難民の有志による記念植樹の式典
2022年5月15日(日)、品川区立八潮公園において、定住難民の有志による記念植樹の式典が開催されました。これは、2006年まで八潮公園の近くに設置され、インドシナ難民等の定住支援を行った「国際救援センター」(※)の修了生が、難民を温かく迎えてくれた日本政府と日本国民への感謝の気持ちを新たにするために、二本のハナミズキの植樹と記念碑の設置を行ったものです。当財団では、この式典が、定住難民の地域社会への参画と、日本人との相互理解と親睦を深めるために有意義と判断して資金援助等を行いました。 式典には、主催者である「日本在住ベトナム人協会」、「在日ベトナムカトリック共同体」、「在日本ラオス協会」、「在日カンボジアコミュニティ」、「カンボジア文化センター・クメールサマキ協会」、「ミャンマー少数民族の支援団体PEACE」「在日ビルマ市民労働組合」の代表や当財団役員、職員の他、本件植樹を支援してくれた品川区職員の皆様など約50人が参加しました。 現在、我が国には、インドシナ難民以外にも多くの難民とその家族の方々が定住し、それぞれのコミュニティを形成しておられます。当初、こうした難民コミュニティは保護と支援の対象でしたが、最近では、地震、台風など被災地でのボランティア活動や、コロナ禍で窮乏した留学生や技能実習生に対する支援など積極的な社会貢献活動を通じて、日本社会に参画しようとしておられます。 出身国が異なる難民コミュニティが進んで協力し、この記念植樹を行ったことの意義は大きいと考えます。当財団では、この記念植樹によって難民コミュニティと日本社会、難民コミュニティ同士の相互理解と親睦が更に深まることを心より希望しております。 (※)1983年から2006年まで品川区八潮に設置されていた「国際救援センター」は、23年間の活動期間において6,000人以上のベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーなどの難民に住居を提供し、日本語教育、職業訓練など日本定住のために様々な支援を行ってきました。 記念植樹実行委員会代表の挨拶 はこちらからアジア福祉教育財団理事長挨拶 はこちらから在日カンボジアコミュニティ楠木理事長挨拶 はこちらから在日ビルマ市民労働組合代表の挨拶 はこちらから

難民支援
2022.03.02
難民コミュニティへのおくりもの
アジア福祉教育財団では、2021年12月5日、「第42回日本定住難民とのつどい」を開催しましたところ、本行事にご協力頂いているハウス食品様から、今年も3種類の食品のご寄贈を頂きました(こくまろカレー、とんがりコーン、苺フルーチェ)。これらの食品は、「つどい」に参加した10の難民自助団体を通じてそれぞれの難民コミュニティにお届けしました。各団体によれば、コロナ禍で職を失ったり、出勤シフトを減らされたりして暗い気持ちで年の瀬を迎えた人が多いなかで、これらのプレゼントは、大きな笑顔とたくさんの「ありがとう」で迎えられたとのことです。ここに、送られてきた写真とメッセージの一部をご紹介します。

難民支援
2021.10.28
第三国定住難民児童の補習教室視察
意見交換を終えて(於:「楽校」教室にて) (左から安細理事長補佐、藤原理事長、さぽうと21高橋理事長、同神保講師、同竹内事業担当) 日本政府は2010年度より第三国定住難民を受入れていますが、日本語の壁もあり、第三国定住難民児童、生徒は、定住地で通う小・中学校での学習に困難を抱えるケースが少なくありません。こうした現状に対応するため、アジア福祉教育財団は、2020年度の事前調査を経て、今年度、(社福)さぽうと21に資金援助を行い、千葉市内で第三国定住難民児童、生徒を対象とした補習教室を実施しています。同教室は、児童によって「楽校」と命名され、親しまれています。 そして、永らく続いた緊急事態宣言が解除されたこともあり、10月11日には、当財団藤原正寛理事長が、同教室の視察を行いました。当日は、主に6年生の学習日であり、講師及び学生ボランティアの方々が、来室した児童を個別に指導する様子を見学しました。当日はまた、(社福)さぽうと21の高橋敬子理事長も来訪くださり、「楽校」も含めた(社福)さぽうと21の外国人児童、生徒の学習支援の長年の取り組みについてお話をお伺いし、意見交換もすることができました。また、講師からは普段の児童の学習の様子、来室した中学生からは学校や部活動、将来の目標などについて直接話を聞くことができ、今後の当財団の活動を考えるにあたり、大変有意義な訪問となりました。高橋理事長をはじめ、ご協力をくださった(社福)さぽうと21の皆様、児童、生徒の皆様に感謝します。

難民支援
2021.07.30
東京及び関東近隣県に居住する ミャンマー難民コミュニティへの資金援助
2021年7月8日、NPO法人 PEAECのマリップ・センブ理事長と当財団の藤原正寛理事長は、2,000,000円の資金援助契約書に署名をしました。署名式は、新型コロナウイルス感染症拡大防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、困窮している難民定住者などの救済を目的としており、PEACEによる東京及び関東近隣県に居住するミャンマー難民定住者などを対象とした食料や衛生用品等の援助を支援するものです。支援活動には、PEACE事務局の他、各地のミャンマー難民コミュニティのリーダー達が協力をすることになっているとのことです。 NPO法人 PEACEのホームページhttps://www.npopeacejapan.com/ 写真上:左からソウ・バ・ラ・テインPEACE副理事長、マリップ・センブPEACE理事長(モニター内)、 藤原正寛理事長、小川正史事務局長写真下:署名を終えた契約書をお互いに掲げるマリップ・センブPEACE理事長(左から2番目) と藤原理事長(右から2番目)(モニター内スクリーンショット)

難民支援
2021.07.05
群馬県などに居住するロヒンギャ難民コミュニティへの資金援助
2021年6月21 日、社会福祉法人 日本国際社会事業団(英略称:ISSJ)の永坂哲理事長と当財団の藤原正寛理事長は、1,225,000円の資金援助契約に署名をしました。 署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。 この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、困窮している難民定住者などの救済を目的としており、 ISSJによる日本に滞在するロヒンギャ・コミュニティのメンバーを対象とした食料等の援助を支援するものです。 この資金援助によって、群馬県内を中心とした 首都圏、 及び一部中部地方に在住する子どもを含む約240人のロヒンギの人々に対し、米 、 野菜パッケージ、子供向けハラール菓子、衛生用品などが無償で配られます。 社会福祉法人 日本国際社会事業団のホームページ社会福祉法人日本国際社会事業団(ISSJ) 写真上:左から石川美絵子ISSJ常務理事、永坂 哲ISSJ理事長(モニター画面内)、藤原正寛理事長、 安細和彦理事長補佐兼総務部長写真下:署名を終えた契約書をお互いに掲げる永坂ISSJ理事長(モニター画面内)と藤原理事長

難民支援
2021.07.05
近畿圏内に居住する難民認定者及び難民認定申請者支援のための資金援助
2021年6月22日、大阪を本拠とするRAFIQの田中惠子共同代表と当財団の藤原正寛理事長は、200,000円の資金援助契約に署名を行いました。この署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて実施されました。 この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって困窮している難民定住者等の救済を目的としており、RAFIQでは、米などの食料品に加え、消毒液、幼児への紙おむつ、女性への生理用品の配布を行うものです。 この資金援助によって、大阪府を中心に近畿圏内に滞在する14世帯、約30名の難民認定者及び難民認定申請者に対し、食糧や衛生用品等が無償で配られます。 RAFIQのホームページRAFIQ(ラフィク)在日難民との共生ネットワーク 写真上:左から誉田由都子RAFIQ担当者、田中惠子RAFIQ共同代表(モニター画面内)、藤原正寛理事長、 小川正史事務局長写真下:署名を終えた契約書をお互いに掲げる田中共同代表(モニター画面内)と藤原理事長

難民支援
2021.06.18
群馬県カトリック伊勢崎教会付属ベトナム人コミュニティへの資金援助
2021年6月16日、群馬県カトリック伊勢崎教会付属ベトナム人コミュニティの朝倉 平(あさくら・びん)代表と当財団の藤原正寛理事長は、943,000円の資金援助契約に署名をしました。署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。 この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの救済を目的に、同コミュニティが実施する食料援助を支援するものです。 この資金援助によって、群馬県伊勢崎市を中心とした同県内及び一部の首都圏に在住するベトナムからの定住者や留学生、技能実習生など合計156人に対し、米、ナンプラー等の調味料、缶詰、即席麺などが無償で配られます。 【写真】 上段左:写真中央は署名済み契約書を掲げるカトリック伊勢崎教会付ベトナム人コミュニティの朝倉 平代表、 左はグエンV.リー前会 右はトランT. N. ハン会計担当上段右:同じく署名を終えた契約書をを掲げた当財団の藤原正寛(ふじわらまさひろ)理事長 下 段:署名式に同席した小川正史(おがわまさし)事務局長は、10月に当財団が主催する「日本語プレゼンテーション」について説明しうえで、伊勢崎ベトナム人コミュニティに対して同イベントへの参加を呼びかけました

難民支援
2021.06.16
一般社団法人カンボジア文化センタークメールサマキ協会への資金援助
2021年6月11日、一般社団法人カンボジア文化センタークメールサマキ協会の成瀬可顕(なるせよしあき)理事長と当財団の藤原正寛(ふこの事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの旧事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの旧済を目的に、同団体が実施する食料援助を支援するものです。 この資金援助によって、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県等に在住するカンボジアからの定住者、留学生、技能実習生、約600名に、米、麺類、缶詰、野菜、調味料、感染予防対策としてマスク、アルコール消毒液などが配られます。 写真上部: 財団ビルでの署名式写真左から、カンボジア文化センタークメールサマキ協会 遠藤顧問、成瀬理事長、FWEAP藤原理事長、小川事務局長下部: コロナ禍における在日カンボジア人の生活状況を聴取する藤原理事長

難民支援
2021.06.16
カンボジア子ども支援センターへの資金援助
2021年6月11日、カンボジア子ども支援センターの西村明(にしむらあきら)代表と当財団の藤原正寛(ふじわらまさひろ)理事長は、1,079,000円の資金援助契約に署名をしました。署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。 この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの救済を目的に、同団体が実施する食料援助を支援するものです。 この資金援助によって、神奈川県に在住するカンボジアからの定住者、留学生、技能実習生、約350名に、米、インスタントラーメンを、感染予防対策としてマスクなどが配られます。 写真上部: 財団ビルでの署名式写真左から、カンボジア子ども支援センター石沢氏、西村代表、ラムサレツ氏、FWEAP藤原理事長、小川事務局長下部: コロナ禍における在日カンボジア人の生活状況を聴取する藤原理事長
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難民支援
2021.06.16
特定非営利活動法人 在日カンボジアコミュニティ(CCJ)への資金援助
2021年6月11日、特定非営利活動法人 在日カンボジアコミュニティ(CCJ)の楠木立成(くすのきりせい)理事長と当財団の藤原正寛(ふじわらまさひろ)理事長は、1,078,700円の資金援助契約に署名をしました。署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。 この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの救済を目的に、同団体が実施する食料援助を支援するものです。 この資金援助によって、神奈川県に在住するカンボジアからの定住者、留学生、技能実習生、約370名に、米10キロ、レトルトカレー、缶詰、ふりかけを、感染予防対策として熱さまシート、非接触赤外線温度計などが配られます。 特定非営利活動法人 在日カンボジアコミュニティ(CCJ)のホームページ 写真上部: 財団ビルでの署名式写真左から、CCJダーディ副理事長と楠木理事長、FWEAP藤原理事長と小川事務局長下部: コロナ禍における在日カンボジア人の生活状況を聴取する藤原理事長

難民支援
2021.06.07
特定非営利活動法人 かながわ難民定住援助協会への資金援助
2021年5月27日、特定非営利活動法人 かながわ難民定住援助協会の松本典子(まつもとのりこ)理事(同協会の櫻井弘子会長の代理)と当財団の藤原正寛理事長は、2,000,000円の資金援助契約に署名をしました。署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を考慮し、リモート形式にて開催されました。 この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的に困窮している難民定住者などの救済を目的に、同定住援助協会が実施する食料援助を支援するものです。 この資金援助によって、神奈川県を中心とした首都圏、関東地方、及び一部の近畿地方に在住するベトナムからの定住者やベトナム人留学生、技能実習生など約250人、そして、神奈川県内に在住するラオスからの定住者30人余りに、米、缶詰、スープ春雨、ソーセージなどが無償で配られます。 特定非営利活動法人 かながわ難民定住援助協会のホームページ かながわ難民定住援助協会ホームページ (enjokyokai.org) 写真 上部の左: 財団ビルの署名式会場での藤原FWEAP理事長と小川FWEAP事務局長(モニター内は、神奈川ベトナムボランティアグループの日野 肇氏と定住援助協会の松本理事) 上部の右: 契約書に署名する藤原FWEAP理事長(モニター内は同じく署名する松本理事) 下部: 署名を終え、契約書を掲げるかながわ難民定住援助協会の松本理事(モニター内の右側)と藤原FWEAP理事長
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難民支援
2021.06.02
特定非営利活動法人日本在住ベトナム人協会(VAJ)へ資金援助を行います
2021年5月27日、特定非営利活動法人日本在住ベトナム人協会(VAJ)の南海泰平(みなみ やすひら)会長代行と当財団の藤原正寛理事長は、2,000,000円の資金援助契約に署名しました。署名式は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止に伴い、リモート(ZOOM)にて行われました。 この事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって経済的に困窮している難民定住者などの救済を目的に、VAJが実施する食糧援助を支援するものです。この資金援助によって、関西を中心として、関東、北海道、九州に在住するベトナムからの定住難民や技能実習生、留学生など約400人に、米、調味料、缶詰などが無償で配られます。 特定非営利活動法人日本在住ベトナム人協会(VAJ)のホームページ(https://www.hiephoi.jp/) 写真(上部)ZOOMを通して契約書への署名を確認左から、南海VAJ会長代行、海野VAJ会員、藤原FWEAP理事長、小川FWEAP事務局長(下部)契約書に署名する南海VAJ会長代行(モニター)と藤原FWEAP理事長

難民支援
2021.04.26
難民児童のための補習教室の開講と保護者説明会
4月19日、社会福祉法人さぽうと21と当財団により、千葉市高洲区に居住する第三国定住難民の児童のための補習教室である「高洲教室」が開講されました。当財団は、3月30日、この補習教室への資金援助契約に署名をしています。 4月17日、開講に先立って保護者への説明会が行われ、児童16名と保護者10名が参加しました。説明会では、さぽうと21の高橋敬子事務局長が挨拶し、「アジア福祉教育財団の資金援助によって、この「高洲教室」を開講することができました。皆さんと共に楽しい学びの場にしたいと思います」と述べられました。 続いて、当財団の安細和彦理事長補佐が、「この教室に参加する子供たちを歓迎すると共に、子供たちの希望を汲んで参加を決められた保護者の皆さんに敬意を表します。子供たちが教室での勉強を無事に終えることができるよう、しっかり見守ってください。また、毎月1回、保護者との相談会も開きますので、どうぞご参加ください」と述べました。 参加した保護者の皆さんは、「高洲教室」についての説明を熱心に聞いておられ、この補習教室の開講を歓迎し、期待していることが感じられました。 説明会の終わりには、当財団の藤原理事長より児童一人ひとりにプレゼントが贈られました。

難民支援
2021.04.01
社会福祉法人 さぽうと21へ教育支援のための資金援助を行いました
2021年3月30日、当財団の藤原正寛理事長と社会福祉法人さぽうと21の吹浦忠正理事長は、3,013,560円の資金援助契約に署名しました。 これにより、日本政府による第三国定住計画によって来日し、当財団の難民事業本部による6ヵ月間の日本語研修等の定住支援プログラムを終了して千葉市高州地区に定住したミャンマー難民の子弟(小・中学生、合計16名)に対し、4月より基礎学力強化のための補習教室が開催されることとなります。 加えて、子弟の学校での授業内容や各種行事などについて保護者から寄せられる相談に対応するための「父兄教育相談会」も定期的に行われることとなります。 [写真]上:署名式を終えて、懇談を前に 左から小川FWEAP事務局長、藤原FWEAP理事長、吹浦さぽうと21理事長、髙橋さぽうと21事務局長下:資金援助契約書に署名する藤原理事長と吹浦理事長 なお、署名式には当財団からは小川事務局長、安細理事長補佐兼総務部長が、 また、さぽうと21からは髙橋事務局長が立会いました。
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難民支援
2020.12.25
難民コミュニティへのおくりもの
アジア福祉教育財団では、2020年11月下旬、ハウス食品株式会社様のご協力を頂き、主に首都圏に所在するベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーの難民コミュニティに対して、「とんがりCorn」、「フルーチェ」、「こくまるカレー」を各々520個贈呈しました。例年、こうした贈り物は、「日本定住難民とのつどい」に参加された方々へのお土産として差し上げているのですが、今年はコロナ禍のために、その場でお配りすることができませんでした。そこで、「つどい」の一環として行われた「定住難民との意見交換会」に参加した8つの難民団体にお送りして、各々の難民コミュニティで配布して頂いたものです。財団には、各コミュティから多くの感謝と喜びのメッセージが寄せられています。 日本在住ベトナム人協会(VAJ)ハウス食品のカレールーはいつも重宝しています。フルーチェも楽しみにいただきます。(レー・フック・ダイ幹事長代行)かながわベトナムボランティアグループ母子家庭の子供たち「わーい!僕たち、とんがりコーンは大好き。ありがとう。」と大喜びでした。(佐藤難民事業本部相談員)群馬県カトリック伊勢崎教会ベトナム人コミュニティコロナ禍の今年はつどいに参加できず残念でしたが、こんなに沢山のお土産を財団から送って頂きました。お心遣いが嬉しいです。(朝倉平代表)在日本ラオス協会令和2年12月6日、文化センター前にてコミュニティの困っているメンバー10世帯に財団から送られたハウス食品寄贈品を贈呈。喜ばれました。(結城ソンプ会長)在日カンボジアコミュニティ(CCJ)コミュニティの皆にハウス配りました。有難うございます。(楠木立成理事長)カンボジアこども支援センター他財団から頂いたハウス食品寄贈品は、コロナ禍で職を失った、特に女性コミュニティメンバーへ優先的に配布しました。カレーもお菓子も大好きな子供たちが喜んでいました。(西村明代表)PEACE(ミャンマー少数民族友好団体)いただいたお土産について名古屋在住の第三国定住難民の方々と東京在住のミャンマーコミュニティの方々へ大切にお届けしました。受け取った方々の笑顔がとても印象的でした。心から感謝されていました。(マリップ・センブ理事長) 在日ビルマロヒンギャ協会(BRAJ)群馬県館林在住のロヒンギャコミュニティの子供たちに、財団が送ってくださったハウス食品(とんがりコーンとフルーチェ)を配布しました。皆、嬉しそうでした。有難うございました。(ゾウ・ミン・トウ会長)

難民支援
2020.09.09
【資金援助】RAFIQからの支援報告が届きました
〇当財団が実施した新型コロナウイルス感染の影響で困窮する難民定住者等を支援する資金援助に応募し、関西方面で困窮している難民及び難民認定申請者への緊急支援活動を実施した「在日難民との共生ネットワーク」(略称:RAFIQ。大阪市淀川区所在)より、その後の支援状況についての報告と関連写真が届きました。 なお、RAFIQが所持する「OSAKAなんみんハウス」は関西唯一のシェルター(緊急宿泊施設)であり、また、一般市民向け難民理解講座の会場としても利用されています。 〇RAFIQでは当財団からの供与資金(総額325,000円)を以下の支援に活用しています。①関西方面で、特に困窮する難民家族約10世帯(30名)への緊急食糧品(注:コメ、長期保存パン、缶詰、パスタ、調味料など)を調達して配布②困窮した難民認定申請者のためのシェルター(緊急宿泊施設)として運営する「OSAKAなんみんハウス」に感染予防関連用品(注:宿泊施設利用者向けハンドソープ、マスク、紙タオルなど、及び施設管理者用に非接触型体温測定器、パルオキシメーター器(皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定する)、消毒液、ビニール手袋など)を整備 非接触型体温測定器で計測を受ける田中共同代表 各種支援物資(単身世帯用1セット内訳) RAFIQ「OSAKAなんみんハウス」 シェルター内の洗面所に配置された各種の感染予防関連用品

難民支援
2020.07.17
コロナにより困窮したミャンマー定住難民等に対する食糧配布が行われました
アジア福祉教育財団は、特定非営利活動法人PEACE を通じて、ミャンマーコミュニティーに属するコロナ禍の影響による生活困窮者180 名に対し、緊急食糧等支援(総額250万円)を行いました。PEACEは、ミャンマー少数民族を支援する団体として発足、その後、2013年に特定非営利活動法人として認証されました。 2020年7月10日(金)、食糧等の配布が東京都新宿区にあるPEACEの事務所で行われました。コメ10㎏、だし入り味噌、食用油、鯖缶、粉石鹸、紙おむつ、粉ミルクが、今回の配布物資で、食糧等を受取りに来たミャンマーの方々は一様に感謝していました。写真上部:マリップ・センブPEACE理事長(右)と当財団の安細総務部長(左)下部:配布された食糧等

難民支援
2020.07.09
コロナにより困窮したカンボジア定住難民等に対する食糧の贈与式典が行われました
在日カンボジア人コミュニティ(CCJ)は、コロナにより困窮したカンボジア定住難民 ほかへの食糧配布を行うため、当財団から約 190 万円の資金援助を受けたところ、こ の資金で購入した約 270 世帯分の食糧等の贈与式典が、2020 年 7 月 5 日(日)、神奈 川県伊勢原市善波にある CCJ のコミュニティ施設において実施されました。 式典には、在日カンボジア定住難民の家族をはじめ、留学生、企業実習生、地域ボラ ンティアなど約 200 名が参加しました。楠木 CCJ 理事長、ラチャナ駐日カンボジア 大使、当財団の小川事務局長がスピーチを行った後、各地域の在日カンボジア人代表 に対して、食糧、生活用品の詰め合わせが手渡されました。 アジア福祉教育財団小川正史事務局長 ウン・ラチャナ駐日カンボジア大使袋詰めされた食糧パック

難民支援
2020.06.18
伊勢崎のベトナム人コミュニティーによる緊急食糧受渡式が行われました
当財団の資金援助事業としての承認を受けた任意団体「カトリック伊勢崎教会付属ベトナム人コミュニティー」による困窮したベトナム人同胞への緊急食糧受渡式が、6月14日(日)午前、カトリック伊勢崎教会の集会室前の広場で行われました。この受渡式に先立ち、同コミュニティーの朝倉平会長、グエンV. リー前会長他の幹部及びボランティアの方々によって食糧品の詰め合わせ袋が作られ、続いて、合計39名(うち2名は山形県在住)の困窮したベトナム人の方々に配布されました。 写真【上部】カトリック伊勢崎教会付属ベトナム人コミュニティーの幹部とボランティアの皆さん写真中央は会長の朝倉平さん。右端が前会長のグエン V. リーさん。背後は教会集会室【中央】食糧品詰め合わせ袋をテーブルの上に並べるボランティアの皆さん【下部】食糧品の袋を引き取る伊勢崎市在住のベトナム人の方々写真左端:コミュニティー幹部のグエンK. ディエンさん、その右隣がグエン V. リー前会長

難民支援
2020.06.16
社会福祉法人 日本国際社会事業団(ISSJ)へ資金援助を行いました
2020年6月15日、財団の藤原正寛理事長と社会福祉法人 日本国際社会事業団(ISSJ)の永坂哲理事長は、1,300,000円の資金援助契約に署名しました。 これは、新型コロナウイルス感染症の拡大によって経済的に困窮している難民定住者などの救済を目的に、ISSJが実施する食糧援助を支援するものです。 この資金援助によって、勤め先から一時帰休や自宅待機となり、収入が減少した群馬県館林市在住のムスリム系難民定住者で、宗教上の理由から食事制限のある人々約50世帯300名に対し、米、野菜などが、また、低学年の子供たちにはハラール菓子などが無償で配られることとなります。社会福祉法人 日本国際社会事業団(ISSJ)のホームページ 写真(上部)署名後の契約書を交換する永坂哲 ISSJ理事長(左)と藤原正寛 当財団理事長(右) 後列:石川美絵子ISSJ常務理事(左)と小川正史当財団事務局長(右)(下部左)契約書交換後の記念撮影 左から:近藤ISSJ担当スタッフ、石川常務理事、永坂理事長、小川事務局長、藤原理事長、山口難民事業本部企画調整課長、安細総務部長(下部右)署名後の懇談では、ISSJが編集・発行した『ムスリム女性のための日本語教室』が当財団に寄贈された。 左から:藤原理事長、小川事務局長(背面)、永坂理事長、石川常務理事、近藤担当スタッフ、安細総務部長(背面)

広報・出版
2023.02.24
【広報誌】愛 第46号(2022年度)
アジア福祉教育財団は今年度の広報誌「愛」第46号を発刊いたしました。 本誌では、43回目の開催となる日本定住難民とのつどい、同日行われた難民定住者との意見交換会の模様、新たなイベントとして開催した日本語プレゼンテーション・コンテストの様子の他、2022年度の当財団の活動に関するご報告を掲載しております。―主な内容―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆日本社会と外国人受け入れ: コミュニテイを通じた包摂を あいさつに代えて 公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛◆第43回 日本定住難民とのつどい 難民定住者との意見交換会 表彰式典◆日本語プレゼンテーション・コンテスト 第1回 日本と私たち 第2回 私たちの夢―こんな未来をつくりたい◆定住難民の有志による記念植樹式典を開催◆海外在住ネパール人協会日本支部と難民コミュニティの協力―献血活動への橋渡し◆第三国定住難民児童・生徒に対する補習教室への資金援助◆2022年度 アジア諸国社会福祉関係者招聘事業◆令和4年度文化庁長官表彰◆難民支援事業の概況 ― 令和4(2022)年を振り返って 難民事業本部◆2022年 財団の活動◆ご芳情とご支援 データはこちらよりダウンロードください。 また、無料で配布していますので、ご希望の方は e-mail またはFAXでお問合せください。e-mail: info@fweap.or.jp FAX:03-3449-0262 ※この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。

広報・出版
2022.11.10
【広報誌】別冊 愛 Vol.11
アジア福祉教育財団は今年度の広報誌 別冊 愛(Vol.11) を発刊いたしました。今回の『別冊 愛』(Vol.11)では、まず表紙のデザインを改めて、本号でご紹介する方々のポートレート写真(「学習まんが」で紹介する方はイラスト画)をレイアウトしました。第1章では俳優として活躍されるサヘル・ローズさんによる難民や難民認定申請者への支援者としての体験談を、第2章ではミャンマーの少数民族として日本に暮らすロヒンギャの方々へのインタビュー/座談会を、そして第3章ではカンボジア難民として来日した後に日本に帰化されたチャン・ヴァン(日本名:石沢 司)さんのカンボジア伝統打楽器「キーム」の演奏者としての活動を、それぞれ紹介しています。 ―目次―はじめに第1章 《 インタビュー 》難民支援の現場と私の想い 俳優 サヘル・ローズ第2章 《 OUR STORY 》 《 インタビュー 》 ロヒンギャ難民の現状と想い 一般社団法人在日ロヒンギャコミュニティ代表理事 セイドル・アミン 《座談会》 私たちの日本での生活と課題 カディサ・ベゴム ほか在日ロヒンギャ女性 第3章 《学習まんが》 伝統楽器に願いを込めて NPO法人カンボジア支援センター 副代表 チャン・ヴァン 日本名:石沢 司 この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

広報・出版
2022.02.28
【広報誌】愛 第45号(2021年度)
アジア福祉教育財団は今年度の広報誌「愛」第45号を発刊いたしました。本誌では、難民支援の在り方についての特別対談、新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえた事業の様子、2021年度の財団の活動についてなどを掲載しております。 ―主な内容―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆ご挨拶 公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛◆特別企画「難民支援の現状と未来 ~外国にルーツを持つ子ども達への学習支援の在り方~」 公益財団法人アジア福祉教育財団 × 社会福祉法人さぽうと21◆新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえた事業◆第2回定住難民との意見交換会◆第 42 回日本定住難民とのつどいの開催◆難民児童・生徒に対する補習教室への資金援助◆難民支援事業◆その他財団の活動◆ご芳情とご支援 等ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーデータはこちらよりダウンロードください。 また、無料で配布しておりますので、ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp ※この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。

広報・出版
2021.12.14
広報誌「愛」別冊(2021年度)
アジア福祉教育財団は今年度の広報誌「愛」別冊を発刊いたしました。 今回の冊子ではファッションデザイナーとして世界で活躍されているミャンマー出身の渋谷ザニーさんへのインタビュー、ベトナム出身で日本に帰化された武永医師からの新型コロナウイルス禍でのクリニックの様子、日本語教師として活動されている仙部さんの生徒とのエピソード、廣森相談員の難民への就労支援などを紹介しています。 ―目次―1.インタビュー 「渋谷ザニーへのインタビュー ~ミャンマーの現状と祖国への思い~」 ファッションデザイナー 渋谷 ザニーさん2.寄稿文 「コロナ禍の下で思うこと」 中井駅前クリニック 院長 武永 賢さん3.学習まんが 「なんみんと日本」4.My STORY 「武里日本語教室と私と生徒たち」 武里日本語教室 代表 仙部 孝一さん5. 寄稿文 「日本に暮す難民への自立に向けた職業相談と事例」 職業相談員 廣森 司さん この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

広報・出版
2021.02.19
冊子「愛」 第44号
今回の冊子「愛」では、当財団の理事長とUNHCR駐日代表との特別対談、新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえた新事業、難民支援の現状など2020年の活動を紹介しています。 年1回発行、A4版 ―目次―1.ご挨拶 公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛2.特別対談「財団と UNHCR の連携深化による難民支援のこれから」 公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR) 駐日代表 カレン・マデリーン・ファルカス3.新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえた新事業4.定住難民との意見交換会5. 第 41 回日本定住難民とのつどいの開催6.難民支援事業7.2020 年の財団の活動8.ご芳情とご支援9.機構図、役員等名簿 この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

広報・出版
2021.02.19
冊子「愛」別冊
今回の冊子「愛」別冊では、日本でご活躍されているイラン出身の女優、サヘル・ローズさんへのインタビュー、難民事業本部、佐藤千恵子相談員執筆の難民との様々なエピソード、模範難民定住者として表彰されたベトナム出身のフィン・ロン・クワンさんのご経験やご活動、同じく模範難民定住者として表彰されたユニクロで働くミャンマー出身のチン・ハウ・ルンさんのご活躍を描いた難民まんがを紹介しています。 年1回発行、A4版、日英併記 ―目次―1.リモートインタビュー 「サヘル・ローズへのインタビュー ~在日外国人の子どもの教育のあり方~」 女優 サヘル・ローズさん2.寄稿文 「相談の中の風景」 難民相談員 佐藤 千恵子さん3.MY STORY 「日本での定住30年を迎える」 模範難民定住者 フィン・ロン・クワンさん4.学習まんが 「なんみんと日本」 この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

広報・出版
2020.02.14
冊子「愛」 第43号
冊子「愛」 第43号アジア諸国福祉関係者招聘事業をはじめとする本部事務局の事業や、難民救援事業の現状などを紹介。年1回発行、A4版 ―目次―1.ご挨拶 アジア福祉教育財団理事長 藤原正寛2.特別寄稿「財団の忘れ得ぬ人々」 アジア福祉教育財団参与・一般社団法人通信研究会会長 亀井久興3.公益財団法人アジア福祉教育財団設立50周年、難民事業本部設置40周年記念式典を開催4.2019年度アジア諸国社会福祉関係者招聘事業 民間外交としての招聘とは5.第40回日本定住難民とのつどいの開催6.難民支援事業7.財団の動き8.ご芳情とご支援9.機構図・役員名簿 この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

広報・出版
2020.02.13
冊子「愛」 別冊
2020年2月 冊子「愛」 別冊アジア諸国福祉関係者招聘事業をはじめとする本部事務局の事業や、難民救援事業の現状などを紹介。A4版 日英併記 ―目次―1.2018年入管法改正と多文化共生のこれから 筑波大学大学院准教授 博士(国際政治経済学) 明石純一さん2.ミャンマー情勢 元駐ミャンマー大使・元駐カナダ大使 田島高志さん3.MY STORY「伊勢崎カトリック教会を拠点としたベトナム難民としての歩み」 HOANG TRONG BINHさん4.「学習まんが」なんみんと日本 難民の人たちが日本で自立するための支援活動について、1つの例をマンガで紹介します この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

広報・出版
2019.02.02
広報誌「愛」別冊(2019年度)
―目次―寄稿文 「ネパールの現状と我が国との関係」 前ネパール大使 小川 正史寄稿文 「人生100年時代の活力ある超高齢化社会をつくる 東京大学高齢社会総合研究機構 特任講師 博士(工学) 後藤 純My Story「ベトナム語通訳者として」 模範難民定住者 Ms. DANG NGUYEN TRUC VIEN寄稿文 「多様性の受け入れと異なる価値観に対する寛容さを」 公益財団法人 アジア福祉教育財団理事長 藤原 正寛学習まんが「なんみんと日本」この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

広報・出版
2018.11.02
【広報誌】愛 第42号(2018年度)
CONTENTSご挨拶 公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛 特別寄稿「真の国際化教育を目指して」平成 29 年度 アジア諸国社会福祉関係者招聘事業時代の流れとともに進化するプログラム元文部事務次官 井上 孝美 歓迎レセプションにおける外務省の挨拶 歓迎レセプションにおける各国大使館の挨拶(要約) 訪日団名簿 写真で綴る研修旅行 訪日団実績 20第 38 回日本定住難民とのつどいの開催―ともに生きる、つよく生きる―調査・広報新時代へ、財団のホームページを刷新“ 止まるを知れば殆うからず ” 激動の時代、拡げたい友情と信頼の輪 難民支援事業難民支援事業の概況 ― 平成 2(9 2017)年を振り返って ― 平成 2(9 2017)年難民支援事業報告 スタッフレポート 難民相談員レポート 財団の動き 56ご芳情とご支援 57公益財団法人 アジア福祉教育財団 機構図データはこちらよりダウンロードください。 また、無料で配布していますので、ご希望の方は e-mail またはFAXでお問合せください。e-mail: info@fweap.or.jp FAX:03-3449-0262 ※この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。

広報・出版
2018.02.02
広報誌「愛」別冊(2018年度)
―目次―はじめに 公益財団法人 アジア福祉教育財団理事長 藤原 正寛寄稿文 「日本に於ける福祉」~聖武天皇の国分寺・東大寺建立と光明皇后の悲田院・施楽院設立に関して~ 東大寺長老 筒井 寛昭寄稿文 「太平洋嶼国の概要」 前 在マーシャル諸島共和国日本国大使館 臨時代理大使 安細 和彦 寄稿文「新たな時代に対応した福祉の提供ビジョン及び生活保護制度の見直し 厚生労働省社会援護局 保護課課長補佐 生沼 純一学習まんが 「なんみんと日本」この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

広報・出版
2017.12.02
【広報誌】愛 第41号(2017年度)
CONTENTSご挨拶 公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛 特別寄稿「不透明さを増す国際政治と未来への展望」京都大学大学院法学研究科教授 中西 寬 平成 30 年度 アジア諸国社会福祉関係者招聘事業民間外交としての招聘とは歓迎レセプションにおける堀井巌外務大臣政務官のスピーチ(要約) 歓迎レセプションにおける各国大使館の挨拶(要約) 10写真で綴る研修旅行 訪日団実績 第 39 回日本定住難民とのつどいの開催開催報告 難民支援事業難民支援事業の概況 ― 2018年を振り返って ― 2018 年難民支援事業報告 スタッフレポート 財団の動き ご芳情とご支援 公益財団法人 アジア福祉教育財団 機構図 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp
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その他の動き
2023.03.10
藤原理事長の駐日スリランカ大使表敬訪問
ペレーラ大使執務室にて、左から藤原理事長、ペレーラ大使、河上事務局長 2023年3月8日、当財団の藤原理事長は、河上事務局長と共にスリランカ民主社会主義共和国(以下、スリランカと表記)の駐日大使館を訪ね、新任大使として1月19日に信任状の奉呈を終えられたE. ロドニー M. ペレーラ大使へのご挨拶を行いました。 ペレーラ大使は、スリランカの外交官として多くの国で勤務されており、2020年末までは駐米大使の職にあって、米国政府や国際機関等との調整役を務められました。 スリランカは、当財団がこれまで実施してきました「アジア諸国福祉関係者招聘事業」に、1980年10月実施の第6回招聘から参加しており、当財団として駐日スリランカ大使館とは大変親密な関係を有してきています。 今回の表敬訪問では、藤原理事長より当財団が今年9月に実施を予定している『特別招聘』のプログラムについて説明し、これに対しペレーラ大使より、スリランカとしても招聘事業への参加を積極的に検討したい、との発言がありました。

その他の動き
2023.02.27
伊藤UNHCR駐日代表との意見交換
2023年2月21日(火),伊藤礼樹(いとうあやき)国連難民高等弁務官(UNHCR)事務所駐日代表が,着任挨拶のため,当財団の藤原正寛理事長及び吉田朋之難民事業本部長を訪問しました。UNHCR駐日事務所からは阿阪奈美法務担当副代表が、当財団からは河上淳一事務局長が同席しました。 伊藤代表から,これまでの長年にわたる継続的なUNHCR駐日事務所への協力に対して謝意が述べられるとともに.当財団及び難民事業本部とUNHCRとの一層の協力関係を深めていくことを確認しました。 伊藤代表は,日本に難民が定住を開始して40余年が経過し,当財団が難民をはじめとする外国人住民の共生社会への包摂を目的に行っている難民コミュニティとの定期意見交換について関心を示されました。 これに対し藤原理事長は,今年の12月にジュネーブで開催が予定されている第2回グローバル難民フォーラムへの協力に関して,当財団として,広報誌への関連記事の掲載等により広報に協力していくことを表明しました。

その他の動き
2023.02.06
【スリランカ独立記念式典への財団河上事務局長出席】
2023年2月4(土) E. ロドニーM. ペレーラ駐日スリランカ大使夫妻主催により,都内において,スリランカ独立記念式典が開催され,当財団より河上淳一事務局長が出席しました。 ペレーラ大使は,2023年1月19日に,新任の駐日スリランカ大使として信任状を奉呈されたばかりです。 スリランカは、当財団がこれまで実施してきたアジア諸国からの社会福祉関係者の招聘事業の対象国のひとつであり,同事業を通じて当財団は,在京スリランカ大使館とも親密関係を有しています。 当財団としては、これまでのこうした関係を今後も維持しつつ、日スリランカ友好協力関係全体の発展に寄与していきたいと考えています。

その他の動き
2022.12.28
奥野ヘンロイご家族のご来訪
2022年12月26日、当財団に元カンボジア難民の奥野ヘンロイさんとご家族が訪問され、藤原正寛理事長、河上淳一事務局長他と面談し、会社の経営のことや生活状況などについてお話を伺いました。 奥野さんは、難民として来日し、大和定住促進センターで日本語等を学び就職しました。その後は奥野商事を立ち上げ、代表取締役として貿易や不動産経営などを営んでいます。新型コロナウイルス感染症の影響でマスクが手に入らなかった2020年5月には、当財団に大量のマスクを寄付してくださり、難民事業本部(RHQ)にて難民認定申請者の方々へお配(くば)りして活用させていただきました。 寄付の記事はこちらからご覧いただけます。 当財団としては、今後とも皆様のお力を借りて、難民定住者やコミュニティへの支援等に努めて参ります。 写真左から 河上淳一事務局長、藤原正寛理事長、奥野ヘンロイさん、奥野麗子さん、ご子息

その他の動き
2022.12.23
ジリアン・トリッグス国連事務次長/UNHCR高等弁務官補(保護担当)との意見交換
2022年12月19日(月)午後、当財団藤原理事長と吉田難民事業本部長は、来日中のジリアン・トリッグス(Gillian Triggs)国連事務次長/UNHCR高等弁務官補(保護担当)(Assistant High Commissioner for Protection)と意見交換を行い、当財団・難民事業本部が実施している難民の定住支援について詳細に説明を行いました。この意見交換には、UNHCR側からモニーク・ソカンUNHCRアジア太平洋地方局首席保護調整官が、また、駐日事務所のナッケン首席副代表及び阿阪副代表(法務担当)が参加しました。トリッグス高等弁務官補一行は19日の午前中に、最初の日程として千葉市を訪問し、神谷千葉市長と会談したほか、市内に在住している第三国定住難民、アフガニスタン条約難民、ウクライナ避難民と面会しました。これに対し吉田本部長からは、千葉にて高等弁務官補が面会した第三国定住難民は就労先でも指導的立場にあり生活が安定していることや、アフガニスタン条約難民は様々な国内の地方都市に住んでいるため難民事業本部が実施する定住支援プログラムにオンラインで参加していることなども説明しました。これに対しトリッグス高等弁務官補は、日本の定住支援プログラムが日本語教育・生活ガイダンスの授業に加え、健康管理や就職斡旋などを一体的に行うものであり、定住先でも継続的に生活支援、日本語学習支援のフォローアップを行っている実情を聞き、日本のきめ細やかな支援は諸外国にも類を見ない支援であると評価しました。この他、意見交換の席では、藤原理事長より当財団が外国人住民を包摂するインクルーシブな社会づくりを目的とした活動として、インドシナ難民の受け入れ以来、1万2千人以上にのぼる難民定住者を中心に、コミュニティ同士の相互扶助への支援、日本語プレゼンテーション・コンテストなど外国人と日本人の懸け橋になる人材の育成、難民の児童・生徒の学力向上のための補習教室の取り組みへ資金援助をしていることを紹介すると共に、日本で学校の勉強になかなかついていけない難民の児童・生徒の学力の問題は子どもの将来にもかかわる喫緊の問題であることを強調しました。トリッグス高等弁務官補からは、教育や雇用といった機会を通じたこれまでとは異なる難民支援のあり方について考え方が披露されました。これに対し、藤原理事長は社会が抱える労働力不足の問題への解決策として、外国人労働者の受け入れが期待されている。そのためには、難民をはじめ、外国人一人ひとりが違和感なく日本社会に溶け込んでいけるよう多文化共生社会をつくることは今後さらに重要な課題となる旨を述べ、当財団と難民事業本部は、日本政府の難民政策の動向に応じて、施策が円滑に実施されるよう、幅広く協力していく考えであることを表明しました。最後に、トリッグス高等弁務官補から、来年2023年12月にジュネーブで開催予定の「第2回グローバル難民フォーラム」に触れつつ、共同議長国である日本政府や当財団のようなステークホールダーの貢献に対する期待が表明されました。

その他の動き
2022.07.20
藤原理事長による避難民一時滞在施設の視察
アジア福祉教育財団では、日本政府の委託を受け、傘下の難民事業本部を通じて、身元引受人のいないウクライナ避難民の方々に対する支援を行っています。 これらのウクライナ避難民の方々には、日本到着後、当財団が委託業務の一環として確保した一時滞在施設に滞在していただき、食事の提供、生活費の支給などの支援のほか、健康情報を聞き取り、健康診断、病院受診に繋げるなどのきめ細かい健康管理を実施しています。さらに、在留資格変更(特定活動1年)、住民登録、国民健康保険交付、銀行口座開設などの諸手続の支援や、施設内で日本語講座を開講して、希望者に日本語講座を受けていただく機会を提供しています。 2022年7月8日(金)に当財団の藤原理事長と河上事務局長他が、ウクライナ避難民の一時滞在施設を視察し、日本語教室、ヒアリングルーム、客室、食事会場などを訪れたほか、ウクライナ避難民の方々と直接懇談する機会を設けました。 ウクライナ避難民の方々からは、「日本の文化や日本人の優しさに触れることができ、心が穏やかになった」「日本語を話せるので、通訳として同胞の避難民の役に立ちたい」など言葉がありました。 アジア福祉教育財団は、避難民の方々が安心して日本で一時滞在できるよう、こうした支援をこれからも進めていく予定です。

その他の動き
2022.04.25
NRNAの献血活動に対するVAJの協力
NRNAとVAJメンバーの交流 「海外在住ネパール人協会(NRNA)」の日本支部は、4月17日、日本社会への貢献の一環として、全国12か所の赤十字献血センターで献血活動を行いましたが、当日、新宿区の献血センターには「日本在住ベトナム人協会(VAJ)」の有志10数名が訪れ、この献血活動に参加してくれました。NRNAは、昨年12月にアジア福祉教育財団が主催した「第2回難民定住者との意見交換会」にゲスト・スピーカーとして参加し、VAJを始めとする難民コミュニティと知り合いになりました。そこで、この献血活動を行うに先立ち、当財団を通じて各難民コミュニティに協力を求めていたのです。日本には、ネパール、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーなど数多くの外国人コミュニティが存在しますが、一般的には、これらコミュニティ同士の交流はあまり行われていないようです。今回の活動は、こうした外国人コミュニティ同士が、当財団の呼びかけに応えて連携し、献血という社会全体への貢献活動に参加する良い例となりました。当財団では、今後とも、こうした活動を支援していく考えです。 10

その他の動き
2022.04.14
ベトナムの伝統行事 -ベトナム建国記念日の祝賀交流会-
旧暦3月10日は、ベトナム建国の祖「フン王」の命日で、ベトナムで最も重要な祝日の一つです。ベトナムの伝承によれば、フン王は紀元前2879年に「ヴァンラン」というベトナムで最初の国を建国した英雄で、多民族国家ベトナムの統合の象徴であるそうです。このお祭りは、旧暦のために毎年日付が変わり、今年は4月9日(日)に「日本在住ベトナム人協会(VAJ)」が、東京都大田区の集会所において、祝賀交流会を行いました。 まず、ベトナム伝統の先祖礼拝の儀式が行われ、次に来賓として、当財団の安細理事長補佐、アジア連帯委員会の鈴木事務局長、明治学院大学の長谷部准教授などがご挨拶しました。 南海会長代行の挨拶 当財団 安細理事長補佐の挨拶 約50名が参加

その他の動き
2021.04.21
ベトナムの伝統行事 -ベトナム建国記念日の祝賀交流会-
旧暦3月10日は、ベトナム建国の祖「フン王」の命日で、ベトナムで最も重要な祝日の一つです。ベトナムの伝承によれば、フン王は紀元前2879年に「ヴァンラン」というベトナムで最初の国を建国した英雄で、多民族国家ベトナムの統合の象徴であるそうです。このお祭りは、旧暦のために毎年日付が変わるのですが、日本では、4月18日(日)に「日本在住ベトナム人協会(VAJ)」が、東京都大田区の集会所において、祝賀交流会を行いました。今年の祝賀交流会は、新型コロナ感染症を予防するために規模を縮小して開催されましたが、ベトナム伝統の先祖礼拝の儀式は、なかなか見ごたえのあるものでした。来賓として、当財団の小川事務局長、河合業務2課長の他、「難民を助ける会」の吹浦特別顧問、柳瀬会長、「アジア連帯委員会」鈴木事務局長などが参加しました。先祖礼拝式と主催者・来賓の挨拶のあと、南シナ海と周辺地域の安定に関するパネルディスカッションや、VAJの年次活動報告などが行われました。 南海VAJ会長代行の挨拶 当財団 小川事務局長の挨拶 参加者を約50名に限定して開催

その他の動き
2020.10.14
カンボジアの行事 -雨季明けの収穫祭-
カンボジアでは、毎年11月頃、満月の前後3日間にわたって自然の恵みに感謝する収穫祭が行われます。日本でも、カンボジア難民でつくる「在日カンボジアコミュニティ(CCJ)」が神奈川県伊勢原市の集会所において、この収穫祭が行われました。本年9月27日に行われたお祭りには、多くの在日カンボジア人の皆さんのほか、ラチャナ駐日カンボジア大使、当財団の藤原理事長、磯難民事業本部長、外務省や平塚市の関係者などが参加しました。来賓の挨拶に続き、カンボジアの伝統に従ってオムボックが作られ、参加者全員に分け与えられました。オムボックとは、収穫された米を籾のまま鍋で炒って、臼と杵を使ってつぶした食べ物です。シリアルのような食感で、香ばしい風味が口いっぱいに広がります。オムボックは、お寺への供え物として作られますが、収穫直後の米を使ったものは、特別に美味しいのだそうです。写真左からラチャナ駐日カンボジア大使、藤原理事長、礒難民事業本部長、小川事務局長、平塚市議会議員他 CCJにはカンボジアから招聘した僧侶が駐在し、在日カンボジア人の心の拠り所となっている 刈った稲を脱穀する米を炒る香りが広がるカンボジアから取り寄せた臼と杵で米をつく藤原理事長 今年は、初めてカンボジア難民のリーさんが育てた稲を使ってオムボックが作られました。リーさんは、カンボジア難民であり、大和定住促進センターで日本語を学んだ後、特別養護老人ホームで約20年間勤め、6年前から藤沢市にある担い手のいない田んぼを借りて稲作を始めました。田んぼの持ち主や組合の方々によれば、農家の跡継ぎがおらず耕作放棄地が増える中、リーさんに2400坪の田んぼを貸したところ、その熱心に稲作をする姿を見て、地域が活気づいたとのことです。リーさんが稲作を始めた年は、苗、肥料、耕作機械などを組合から無償提供してもらい、日本式稲作の指導も受けました。稲作だけでなく、自治会や地域の掃除活動などへの参加も勧められました。お陰で、大きなトラブルも無く、リーさんは地元に温かく迎え入れています。収穫した米は、在日カンボジア人からの購入希望が多いため、来年は3倍の田んぼを仲間と一緒に耕作すると言って、リーさんは目を輝かせていました。無料で貸りた稲刈り機を使うリーさん 収穫には駐日カンボジア大使館員も手伝いましたリーさんを支える地主や組合の方々 今年も豊作でした

その他の動き
2020.09.29
ベトナム仏教寺院「南和(ナムホア)寺」
日本にベトナム人が住職を務める仏教寺院があることをご存知でしょうか?1975年のベトナム戦争終結を契機としてインドシナ三国(ベトナム、カンボジア、ラオス)で政変が発生し、これを逃れて多くのインドシナ難民が日本にやってきました。そのうち日本に定住したベトナム難民は約8,500人で、多くが仏教を信仰しています。こうしたベトナム難民には、自らの信仰の場を求める声が多かったため、2006年に埼玉県越谷市に、この南和(ナムホア)寺が建立されました。日本で唯一宗教法人の認定を受けたベトナム仏教寺院です。週末になると、難民だけでなく、仕事や留学で一時的に日本に滞在しているベトナム人も説法を聞きにこの寺院を訪れます。お正月やお盆などの行事際には、1,500人以上のベトナム人が遠くから集まり、寺院側も40種類以上のベトナム精進料理を用意して信者を迎えるのです。法要の様子 週末や年中行事には沢山の人で賑わう年中行事での踊り披露 ベトナム精進料理

その他の動き
2020.05.07
元カンボジア難民の奥野商事・奥野ヘンロイさんより大量のマスクのご寄付を頂きました
先日、元カンボジア難民で奥野商事を経営されておられる奥野ヘンロイさんから、大量のマスクを郵送していただきました。 当財団の難民事業本部(RHQ)にて、支援を求めて事務所へ訪れた難民認定申請者の方々へお配(くば)りしたり、彼らに対応する職員の安全のために、活用させていただいております。 奥野ヘンロイさんへ財団理事長の藤原が電話で厚く御礼申し上げたところ、有効に使ってください、という温かいお言葉をいただきました。 奥野ヘンロイさんの奥野商事は、埼玉県行田市で貿易関係の事業を行っています。本当にありがたく存じます。
その他の動き
2020.04.23
国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所新旧代表との会見
2020年4月23日、当財団の藤原正寛理事長は、国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所のダーク・ヘベカー(Dirk Hebecker)前代表と、カレン・ファルカス(Karen Farkas)新代表の両名と会見を行いました。 この会見はSkypeを利用したリモート形式で行われ、当財団側からは礒正人難民事業本部(RHQ)本部長他の財団幹部が、また、UNHCR駐日事務所側からは川内(かわうち)敏月(としつき)副代表他が参加しました。 席上、ファルカス新代表よりは、UNHCR駐日事務所として、へベカー前代表によってなされた当財団との緊密な協力関係を一層強化して行きたい旨の表明がありました。 これに対し藤原理事長より、へベカー前代表には在任中『定住難民とのつどい』やRHQ支援センターでの日本語研修の「修了式」へ毎年出席頂き、また、財団職員への特別講義を実施して頂いた。更に、2019年12月11日に当財団が主催した財団設立50周年・RHQ設置40周年の『記念式典』にも列席頂き、アントニオ・グテーレス(Antonio Guterres)国連事務総長からの祝辞を代読頂いたとして謝意を表明しました。また、ファルカス新代表に対し、当財団として近く実施する定住難民等支援団体への資金援助事業の概要を紹介し、難民支援分野においてUNHCR駐日事務所との連携を図りたい旨述べました。
その他の動き
2019.06.21
聖心女子大学 SHRET祭へ出席
6月20日は「世界難民の日」です。聖心女子大学の公認難民支援学生団体SHRET(シュレット) は、活動報告と難民啓発を目的としたSHRET 祭を「世界難民の日」の前後に開催しており、今年は6月21日に藤原理事長、安細事務局長他が出席しました。今年のコンセプト「難民×アート」では、多大な影響力をもつアートを通して難民問題にフォーカスすることで、今まで関心のなかった人に対しても深く考えてもらう機会を提供したいとして、森美術館キュレーター 近藤健一さんの講演や、アートに関連したワークショップが企画され、多くの方々が参加していました。 当アジア福祉教育財団では、日本に定住する難民を激励するとともに、日本の人たちに難民定住者への理解を深めていただくことを目的として、昭和57年1月から「日本定住難民とのつどい」を毎年開催しています。 難民定住者の雇用にご協力いただいている事業所をはじめ、日常物心両面にわたってご支援いただいている協力者の方々に感謝状を贈呈するほか、模範となる難民定住者へ表彰状を贈呈します。その後のアトラクションでは、難民定住者の国の民族舞踊や歌などを披露しました。《日時》 2019年10月20日(日) 午後1時~4時《会場》 新宿区立新宿文化センター 大ホール当日の詳細をご紹介いたします

その他の動き
2019.06.20
世界難民の日 UNHCRレセプションへ出席
6月20日は「世界難民の日」です。UNHCRは、難民問題への理解促進のため、東京スカイツリーⓇをはじめ全国15カ所のモニュメントが国連ブルーに灯し、そのブルーに灯る東京スカイツリーを眺めながらのレセプションが行われ藤原理事長、小川理事長補佐が出席しました。世界では紛争や迫害によって故郷を追われ、保護を求める人の数は増え続けています。難民問題が拡大、複雑化するなか、2018年12月に国連総会で採択された「難民に関するグローバル・コンパクト」でも社会全体で難民支援に取り組む重要性が打ち出されています。私たち一人ひとりが、世界の難民とともにあることを確認する集いとなりました。

その他の動き
2019.04.14
元姫路定住促進センター名誉所長 ヘンドリック・クワードブリット司祭の逝去
ヘンドリック・クワードブリット司祭(通称「ハリー神父」)は、2019年4月12日に、居住先の淳心会「仁豊野ヴィラ」(注:引退した同会司祭の宿泊施設)にて亡くなられ、14日に通夜が、また15日に告別式が、いずれも同ヴィラに近接する淳心会運営の「姫路聖マリア病院」付属聖堂内にて行われました。 14日の通夜には当財団より藤原理事長と安細事務局長が参列しました。聖堂内には120名分ほどの椅子が満席となり、加えて祭壇の左右やオルガン付近に設けられた臨時の席も埋り、正面入り口から祭壇に続く中央通路も参列者で溢れていました。参列者の合計は凡そ200名余りとみられ、その1/3程度はベトナム人定住者のようでした。式典中に何度か合唱や聖書朗読がなされましたが、ベトナム語による合唱、朗読もありました。 ハリー神父は、1956年10月に来日し、ベトナムからの「ボート・ピープル」の日本上陸が始まった1975年6月以降、第三国での定住を希望して日本に一時滞在する難民に対し、一時滞在施設を提供すべしとの「カリタス・ジャパン」からの指示を受け、淳心会が仁豊野に一時滞在者用キャンプを設置することとなり、ハリー神父はそのキャンプの所長に就かれました。更に、日本政府がベトナム難民の日本定住を決定して仁豊野にある淳心会の所有地内に定住促進センターを開所(1979年12月11日)すると、同センターの名誉所長に就任しました。 姫路定住促進センターは国の委託を受けた難民事業本部により運営されていましたが、ハリー神父は開所時から、難民の就職斡旋や学齢子女の地元小学校(注:姫路市立砥堀小学校)への通学受入れを働き掛けるなど、献身的に難民に寄り添ってくれました。センターは1996年3月末に閉所されましたが、ハリー神父はそれ以降も淳心会が仁豊野に設けた「交流センター」を拠点として、ベトナム人定住者や彼等のコミュニティーへの支援を続けると共に、聖マリア病院のチャプレンとして、ベトナム人定住者との集いや葬儀を執り行いました。 お通夜に参列する藤原理事長

その他の動き
2019.04.04
ダンミカ・ガンガーナート・ディサーナーヤカ スリランカ駐日大使を訪問
2019年4月4日、藤原理事長は、ダンミカ・ガンガーナート・ディサーナーヤカ スリランカ駐日大使を訪問し、当財団のアジア諸国福祉関係者招聘事業の活動などについて意見交換を行いました。駐日スリランカ大使館のウェブサイト http://www.slembassyjapan.org/

その他の動き
2019.04.04
ウン・ラチャナ カンボジア駐日大使を訪問
2019年4月4日、藤原理事長は、 ウン・ラチャナ カンボジア駐日大使を訪問し、当財団のアジア諸国福祉関係者招聘事業の活動などについて意見交換を行いました。駐日カンボジア大使館のウェブサイト http://www.cambodianembassy.jp/web2/
その他の動き
2019.04.04
ダンバダルジャ―・バッチジャルガル モンゴル駐日大使を訪問
2019年4月4日、藤原理事長は、ダンバダルジャ―・バッチジャルガル モンゴル駐日大使を訪問し、当財団のアジア諸国福祉関係者招聘事業の活動などについて意見交換を行いました。駐日モンゴル大使館のウェブサイト https://www.tokyo.embassy.mn/jpn/
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その他の動き
2023.03.10
藤原理事長の駐日スリランカ大使表敬訪問
ペレーラ大使執務室にて、左から藤原理事長、ペレーラ大使、河上事務局長 2023年3月8日、当財団の藤原理事長は、河上事務局長と共にスリランカ民主社会主義共和国(以下、スリランカと表記)の駐日大使館を訪ね、新任大使として1月19日に信任状の奉呈を終えられたE. ロドニー M. ペレーラ大使へのご挨拶を行いました。 ペレーラ大使は、スリランカの外交官として多くの国で勤務されており、2020年末までは駐米大使の職にあって、米国政府や国際機関等との調整役を務められました。 スリランカは、当財団がこれまで実施してきました「アジア諸国福祉関係者招聘事業」に、1980年10月実施の第6回招聘から参加しており、当財団として駐日スリランカ大使館とは大変親密な関係を有してきています。 今回の表敬訪問では、藤原理事長より当財団が今年9月に実施を予定している『特別招聘』のプログラムについて説明し、これに対しペレーラ大使より、スリランカとしても招聘事業への参加を積極的に検討したい、との発言がありました。

その他の動き
2023.02.27
伊藤UNHCR駐日代表との意見交換
2023年2月21日(火),伊藤礼樹(いとうあやき)国連難民高等弁務官(UNHCR)事務所駐日代表が,着任挨拶のため,当財団の藤原正寛理事長及び吉田朋之難民事業本部長を訪問しました。UNHCR駐日事務所からは阿阪奈美法務担当副代表が、当財団からは河上淳一事務局長が同席しました。 伊藤代表から,これまでの長年にわたる継続的なUNHCR駐日事務所への協力に対して謝意が述べられるとともに.当財団及び難民事業本部とUNHCRとの一層の協力関係を深めていくことを確認しました。 伊藤代表は,日本に難民が定住を開始して40余年が経過し,当財団が難民をはじめとする外国人住民の共生社会への包摂を目的に行っている難民コミュニティとの定期意見交換について関心を示されました。 これに対し藤原理事長は,今年の12月にジュネーブで開催が予定されている第2回グローバル難民フォーラムへの協力に関して,当財団として,広報誌への関連記事の掲載等により広報に協力していくことを表明しました。

広報・出版
2023.02.24
【広報誌】愛 第46号(2022年度)
アジア福祉教育財団は今年度の広報誌「愛」第46号を発刊いたしました。 本誌では、43回目の開催となる日本定住難民とのつどい、同日行われた難民定住者との意見交換会の模様、新たなイベントとして開催した日本語プレゼンテーション・コンテストの様子の他、2022年度の当財団の活動に関するご報告を掲載しております。―主な内容―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆日本社会と外国人受け入れ: コミュニテイを通じた包摂を あいさつに代えて 公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛◆第43回 日本定住難民とのつどい 難民定住者との意見交換会 表彰式典◆日本語プレゼンテーション・コンテスト 第1回 日本と私たち 第2回 私たちの夢―こんな未来をつくりたい◆定住難民の有志による記念植樹式典を開催◆海外在住ネパール人協会日本支部と難民コミュニティの協力―献血活動への橋渡し◆第三国定住難民児童・生徒に対する補習教室への資金援助◆2022年度 アジア諸国社会福祉関係者招聘事業◆令和4年度文化庁長官表彰◆難民支援事業の概況 ― 令和4(2022)年を振り返って 難民事業本部◆2022年 財団の活動◆ご芳情とご支援 データはこちらよりダウンロードください。 また、無料で配布していますので、ご希望の方は e-mail またはFAXでお問合せください。e-mail: info@fweap.or.jp FAX:03-3449-0262 ※この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。

その他の動き
2023.02.06
【スリランカ独立記念式典への財団河上事務局長出席】
2023年2月4(土) E. ロドニーM. ペレーラ駐日スリランカ大使夫妻主催により,都内において,スリランカ独立記念式典が開催され,当財団より河上淳一事務局長が出席しました。 ペレーラ大使は,2023年1月19日に,新任の駐日スリランカ大使として信任状を奉呈されたばかりです。 スリランカは、当財団がこれまで実施してきたアジア諸国からの社会福祉関係者の招聘事業の対象国のひとつであり,同事業を通じて当財団は,在京スリランカ大使館とも親密関係を有しています。 当財団としては、これまでのこうした関係を今後も維持しつつ、日スリランカ友好協力関係全体の発展に寄与していきたいと考えています。

その他の動き
2022.12.28
奥野ヘンロイご家族のご来訪
2022年12月26日、当財団に元カンボジア難民の奥野ヘンロイさんとご家族が訪問され、藤原正寛理事長、河上淳一事務局長他と面談し、会社の経営のことや生活状況などについてお話を伺いました。 奥野さんは、難民として来日し、大和定住促進センターで日本語等を学び就職しました。その後は奥野商事を立ち上げ、代表取締役として貿易や不動産経営などを営んでいます。新型コロナウイルス感染症の影響でマスクが手に入らなかった2020年5月には、当財団に大量のマスクを寄付してくださり、難民事業本部(RHQ)にて難民認定申請者の方々へお配(くば)りして活用させていただきました。 寄付の記事はこちらからご覧いただけます。 当財団としては、今後とも皆様のお力を借りて、難民定住者やコミュニティへの支援等に努めて参ります。 写真左から 河上淳一事務局長、藤原正寛理事長、奥野ヘンロイさん、奥野麗子さん、ご子息

その他の動き
2022.12.23
ジリアン・トリッグス国連事務次長/UNHCR高等弁務官補(保護担当)との意見交換
2022年12月19日(月)午後、当財団藤原理事長と吉田難民事業本部長は、来日中のジリアン・トリッグス(Gillian Triggs)国連事務次長/UNHCR高等弁務官補(保護担当)(Assistant High Commissioner for Protection)と意見交換を行い、当財団・難民事業本部が実施している難民の定住支援について詳細に説明を行いました。この意見交換には、UNHCR側からモニーク・ソカンUNHCRアジア太平洋地方局首席保護調整官が、また、駐日事務所のナッケン首席副代表及び阿阪副代表(法務担当)が参加しました。トリッグス高等弁務官補一行は19日の午前中に、最初の日程として千葉市を訪問し、神谷千葉市長と会談したほか、市内に在住している第三国定住難民、アフガニスタン条約難民、ウクライナ避難民と面会しました。これに対し吉田本部長からは、千葉にて高等弁務官補が面会した第三国定住難民は就労先でも指導的立場にあり生活が安定していることや、アフガニスタン条約難民は様々な国内の地方都市に住んでいるため難民事業本部が実施する定住支援プログラムにオンラインで参加していることなども説明しました。これに対しトリッグス高等弁務官補は、日本の定住支援プログラムが日本語教育・生活ガイダンスの授業に加え、健康管理や就職斡旋などを一体的に行うものであり、定住先でも継続的に生活支援、日本語学習支援のフォローアップを行っている実情を聞き、日本のきめ細やかな支援は諸外国にも類を見ない支援であると評価しました。この他、意見交換の席では、藤原理事長より当財団が外国人住民を包摂するインクルーシブな社会づくりを目的とした活動として、インドシナ難民の受け入れ以来、1万2千人以上にのぼる難民定住者を中心に、コミュニティ同士の相互扶助への支援、日本語プレゼンテーション・コンテストなど外国人と日本人の懸け橋になる人材の育成、難民の児童・生徒の学力向上のための補習教室の取り組みへ資金援助をしていることを紹介すると共に、日本で学校の勉強になかなかついていけない難民の児童・生徒の学力の問題は子どもの将来にもかかわる喫緊の問題であることを強調しました。トリッグス高等弁務官補からは、教育や雇用といった機会を通じたこれまでとは異なる難民支援のあり方について考え方が披露されました。これに対し、藤原理事長は社会が抱える労働力不足の問題への解決策として、外国人労働者の受け入れが期待されている。そのためには、難民をはじめ、外国人一人ひとりが違和感なく日本社会に溶け込んでいけるよう多文化共生社会をつくることは今後さらに重要な課題となる旨を述べ、当財団と難民事業本部は、日本政府の難民政策の動向に応じて、施策が円滑に実施されるよう、幅広く協力していく考えであることを表明しました。最後に、トリッグス高等弁務官補から、来年2023年12月にジュネーブで開催予定の「第2回グローバル難民フォーラム」に触れつつ、共同議長国である日本政府や当財団のようなステークホールダーの貢献に対する期待が表明されました。

イベント
2022.11.22
「第43回日本定住難民とのつどい」 開催報告
2022年11月20日、アジア福祉教育財団は新宿区との共催で、新宿文化センターにおいて「第43回日本定住難民とのつどい」を開催しました。 午前の部として行われた「難民定住者との意見交換会」は今年度で第3回を迎えました。今年のテーマは「次世代が語る、私たちの思い ~難民コミュニティ団体の活動継承~」でした。参加者は、当財団と交流のある難民コミュニティの代表者や過去の表彰者など約30名、及び、新宿区、UNHCR駐日事務所、かながわ難民定住援助協会、日本国際社会事業団、国際日本語普及協会、さぽうと21、なんみんフォーラム、難民支援協会の皆さまにもご出席いただきました。また、オブザーバーとして政府関係者や国際機関、研究者の方には、別室にてモニターによる視聴をしていただきました。 意見交換においては、「在日カンボジアコミュニティ」八代まりなさんなど、難民コミュニティ団体の活動を創設者の世代から引き継いだ方々が、 活動に参加するようになった経緯や新しい取り組みなどについて語りました。また、昨年に引き続き、難民をルーツとするコミュニティ以外からもゲストスピーカーをお招きしました。今年は、日系ブラジル人が中心となって発足した「ABC ジャパン」安富祖樹里さんが、団体の活動の展開や活動を引き継いでいく上での気づきなどについてお話くださいました。 続く表彰式典では、新宿区の吉住区長、外務省の市川総合外交政策局長、出入国在留管理庁の菊池長官、UNHCR駐日事務所の阿阪副代表(法務担当)がご出席下さり、祝辞をいただきました。また、岸田内閣総理大臣、加藤厚生労働大臣、都倉文化庁長官の祝電が披露されました。 次に、表彰式が行われ、難民コミュニティの生活改善や地域社会との融和などに貢献した難民定住者に表彰状並びにトロフィーが、また、難民の就労に貢献した雇用事業主及び支援団体に対し感謝状とトロフィーが贈呈されました。 アジア福祉教育財団としては、今後とも、難民定住者の皆さまとの相互理解を深め、暮らしやすい環境を整える努力を続けていく所存であります。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。 【受賞者の紹介】DINH VAN PHAN(ディン ヴァン ファン)様 株式会社三友サービス 代表取締役 池田 伸聖様 特定非営利活動法人 PEACE様

広報・出版
2022.11.10
【広報誌】別冊 愛 Vol.11
アジア福祉教育財団は今年度の広報誌 別冊 愛(Vol.11) を発刊いたしました。今回の『別冊 愛』(Vol.11)では、まず表紙のデザインを改めて、本号でご紹介する方々のポートレート写真(「学習まんが」で紹介する方はイラスト画)をレイアウトしました。第1章では俳優として活躍されるサヘル・ローズさんによる難民や難民認定申請者への支援者としての体験談を、第2章ではミャンマーの少数民族として日本に暮らすロヒンギャの方々へのインタビュー/座談会を、そして第3章ではカンボジア難民として来日した後に日本に帰化されたチャン・ヴァン(日本名:石沢 司)さんのカンボジア伝統打楽器「キーム」の演奏者としての活動を、それぞれ紹介しています。 ―目次―はじめに第1章 《 インタビュー 》難民支援の現場と私の想い 俳優 サヘル・ローズ第2章 《 OUR STORY 》 《 インタビュー 》 ロヒンギャ難民の現状と想い 一般社団法人在日ロヒンギャコミュニティ代表理事 セイドル・アミン 《座談会》 私たちの日本での生活と課題 カディサ・ベゴム ほか在日ロヒンギャ女性 第3章 《学習まんが》 伝統楽器に願いを込めて NPO法人カンボジア支援センター 副代表 チャン・ヴァン 日本名:石沢 司 この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

イベント
2022.11.02
第2回 『第2回日本語プレゼンテーション・コンテスト』の開催
アジア福祉教育財団は2022年10月2日(日)JICA市ヶ谷 地球ひろば「国際会議場」において、「第2回日本語プレゼンテーション・コンテスト」を開催しました。このコンテストは、難民等の日本語力及びプレゼンテーションの向上に資すると共に、定住難民コミュニティとの親睦、相互理解を増進し、日本社会への参画を促進することを目的として、アジア福祉教育財団が企画・開催しています。第1回では新型コロナウイルス感染により、オンライン形式での開催でしたが、今回は初めて対面形式での開催となりました。今回開催された第2回は、「私たちの夢(こんな未来をつくりたい)」というテーマのもとで出場チームを募集したところ、関西・東海・関東圏から8チームの申込みがあり、最終選考で6チームが選ばれました。当日は大勢の観客の前で緊張しながらも、どのチームも素晴らしいプレゼンテーションを披露してくれました。優勝したチームは「外国にルーツを持つ子どもが日本で学習するにあたっての課題」について自分たちの経験も踏まえて発表してくれました。優勝後のコメントでは、「優勝することができて本当にうれしい。自分たちが苦労してきた分、これから子どもたちがよりよい教育を受けることができるように、自分たちにできることをしていきたい。」と強い想いを述べてくれました。コンテストの模様については、アジア福祉教育財団のYouTubeにて公開していますので、ぜひご覧ください。 https://youtu.be/2rWCX8YQYjQ ☆審査結果☆・優勝 チーム名:クメールdeクメール (カンボジア)タイトル:子どもたちの未来のために、私たちができること・準優勝 チーム名:パダウガールズ (ミャンマー)タイトル:マイノリティが尊重される社会・3位 チーム名:カチンTeam (ミャンマー)タイトル:マイクロアグレッション・参加賞チーム名:私の夢(カンボジア)、東海(ベトナム)、Allora(ベトナム)

その他の動き
2022.07.20
藤原理事長による避難民一時滞在施設の視察
アジア福祉教育財団では、日本政府の委託を受け、傘下の難民事業本部を通じて、身元引受人のいないウクライナ避難民の方々に対する支援を行っています。 これらのウクライナ避難民の方々には、日本到着後、当財団が委託業務の一環として確保した一時滞在施設に滞在していただき、食事の提供、生活費の支給などの支援のほか、健康情報を聞き取り、健康診断、病院受診に繋げるなどのきめ細かい健康管理を実施しています。さらに、在留資格変更(特定活動1年)、住民登録、国民健康保険交付、銀行口座開設などの諸手続の支援や、施設内で日本語講座を開講して、希望者に日本語講座を受けていただく機会を提供しています。 2022年7月8日(金)に当財団の藤原理事長と河上事務局長他が、ウクライナ避難民の一時滞在施設を視察し、日本語教室、ヒアリングルーム、客室、食事会場などを訪れたほか、ウクライナ避難民の方々と直接懇談する機会を設けました。 ウクライナ避難民の方々からは、「日本の文化や日本人の優しさに触れることができ、心が穏やかになった」「日本語を話せるので、通訳として同胞の避難民の役に立ちたい」など言葉がありました。 アジア福祉教育財団は、避難民の方々が安心して日本で一時滞在できるよう、こうした支援をこれからも進めていく予定です。

イベント
2022.06.09
NPO法人「カンボジア支援センター」主催会合への財団幹部出席
2022年5月22(日)、神奈川県平塚市において、NPO法人「カンボジア支援センター」が会合を行い、当財団より新任の河上淳一事務局長代理他が出席しました。 カンボジア支援センターは、日本各地で活動している10のカンボジアコミュニティ組織が合同して新たに構成したコミュニティ団体であり、今後、カンボジア仏教儀式の開催、伝統文化の継承、母国語の習得、同国人の生活相談などを計画していると伺っています。会合には、神奈川県、群馬県、栃木県から各地のリーダーが集まり、関係者への紹介がありました。 さらに、3月10日(木)に信任状を奉呈されたTUY LY(トゥイ リー)駐日カンボジア特命全権大使も併せ歓迎、紹介され、同大使から現在のカンボジアの経済発展やコロナの感染状況などについて説明がありました。続いて、河上より、当財団がカンボジアコミュニティに対して行った食料支援や、定住難民との意見交換会の開催について披露しました。 当財団は、今後も難民コミュニティが日本社会で更に活躍できるよう、様々な活動に協力していきます。

難民支援
2022.05.24
2022年5月 定住難民の有志による記念植樹の式典
2022年5月15日(日)、品川区立八潮公園において、定住難民の有志による記念植樹の式典が開催されました。これは、2006年まで八潮公園の近くに設置され、インドシナ難民等の定住支援を行った「国際救援センター」(※)の修了生が、難民を温かく迎えてくれた日本政府と日本国民への感謝の気持ちを新たにするために、二本のハナミズキの植樹と記念碑の設置を行ったものです。当財団では、この式典が、定住難民の地域社会への参画と、日本人との相互理解と親睦を深めるために有意義と判断して資金援助等を行いました。 式典には、主催者である「日本在住ベトナム人協会」、「在日ベトナムカトリック共同体」、「在日本ラオス協会」、「在日カンボジアコミュニティ」、「カンボジア文化センター・クメールサマキ協会」、「ミャンマー少数民族の支援団体PEACE」「在日ビルマ市民労働組合」の代表や当財団役員、職員の他、本件植樹を支援してくれた品川区職員の皆様など約50人が参加しました。 現在、我が国には、インドシナ難民以外にも多くの難民とその家族の方々が定住し、それぞれのコミュニティを形成しておられます。当初、こうした難民コミュニティは保護と支援の対象でしたが、最近では、地震、台風など被災地でのボランティア活動や、コロナ禍で窮乏した留学生や技能実習生に対する支援など積極的な社会貢献活動を通じて、日本社会に参画しようとしておられます。 出身国が異なる難民コミュニティが進んで協力し、この記念植樹を行ったことの意義は大きいと考えます。当財団では、この記念植樹によって難民コミュニティと日本社会、難民コミュニティ同士の相互理解と親睦が更に深まることを心より希望しております。 (※)1983年から2006年まで品川区八潮に設置されていた「国際救援センター」は、23年間の活動期間において6,000人以上のベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーなどの難民に住居を提供し、日本語教育、職業訓練など日本定住のために様々な支援を行ってきました。 記念植樹実行委員会代表の挨拶 はこちらからアジア福祉教育財団理事長挨拶 はこちらから在日カンボジアコミュニティ楠木理事長挨拶 はこちらから在日ビルマ市民労働組合代表の挨拶 はこちらから

その他の動き
2022.04.25
NRNAの献血活動に対するVAJの協力
NRNAとVAJメンバーの交流 「海外在住ネパール人協会(NRNA)」の日本支部は、4月17日、日本社会への貢献の一環として、全国12か所の赤十字献血センターで献血活動を行いましたが、当日、新宿区の献血センターには「日本在住ベトナム人協会(VAJ)」の有志10数名が訪れ、この献血活動に参加してくれました。NRNAは、昨年12月にアジア福祉教育財団が主催した「第2回難民定住者との意見交換会」にゲスト・スピーカーとして参加し、VAJを始めとする難民コミュニティと知り合いになりました。そこで、この献血活動を行うに先立ち、当財団を通じて各難民コミュニティに協力を求めていたのです。日本には、ネパール、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーなど数多くの外国人コミュニティが存在しますが、一般的には、これらコミュニティ同士の交流はあまり行われていないようです。今回の活動は、こうした外国人コミュニティ同士が、当財団の呼びかけに応えて連携し、献血という社会全体への貢献活動に参加する良い例となりました。当財団では、今後とも、こうした活動を支援していく考えです。 10

その他の動き
2022.04.14
ベトナムの伝統行事 -ベトナム建国記念日の祝賀交流会-
旧暦3月10日は、ベトナム建国の祖「フン王」の命日で、ベトナムで最も重要な祝日の一つです。ベトナムの伝承によれば、フン王は紀元前2879年に「ヴァンラン」というベトナムで最初の国を建国した英雄で、多民族国家ベトナムの統合の象徴であるそうです。このお祭りは、旧暦のために毎年日付が変わり、今年は4月9日(日)に「日本在住ベトナム人協会(VAJ)」が、東京都大田区の集会所において、祝賀交流会を行いました。 まず、ベトナム伝統の先祖礼拝の儀式が行われ、次に来賓として、当財団の安細理事長補佐、アジア連帯委員会の鈴木事務局長、明治学院大学の長谷部准教授などがご挨拶しました。 南海会長代行の挨拶 当財団 安細理事長補佐の挨拶 約50名が参加

イベント
2022.03.23
「定住者による日本語プレゼンテーション・コンテスト」の開催
アジア福祉教育財団では、新たな試みとして「定住者による日本語プレゼンテーション・コンテスト」を開催しました。このコンテストは、定住難民コミュニティ他の皆さんとの親睦、相互理解を増進し、特に若い方々の日本社会への参画を促進することを目的としています。コンテストでは、「日本と私たち」というテーマのもとで出場チームを募集したところ、関東近辺から6チームの参加がありました。このコンテストは当初、2021年10月に都内幡ヶ谷にあるJICA東京センターでの実施を予定していましたが、コロナ禍のため、リアルでの実施を断念し、参加チームからそれぞれのパフォーマンスを撮影した動画を財団宛に送って頂き、それを7名の審査員によって厳格に審査し、優劣を決めるというオンライン形式での開催としました。参加チームと、それぞれのプレゼンテーションは以下の通りですので、クリックしてご覧ください。また、2022年2月20日、これもオンライン形式にて参加6チームの代表者と7名の審査員が参加する表彰式を行いましたところ、その模様をYouTubeに収録しましたので、ぜひご覧ください。 ⇒ アジア福祉教育財団 YouTube 優 勝:ベトナム Yabai Nihon チーム 「命の価値観」プレゼンター ファン ダン クイン ニュさん(来日2年)動画 パワーポイント資料 準優勝:ベトナム 青い波チーム 「自然災害に対しての日本人の精神について」プレゼンター ドァン ティ フォン トゥイさん(来日2年)動画 パワーポイント資料 三 位:ミャンマー Neisok Team 「ミャンマーと日本との違い」プレゼンター ニンサンホイさん(来日4年)動画 パワーポイント資料 参加賞:カンボジア クメールの微笑みチーム 「日本で働く私たち」プレゼンター ダヴィン ソックデットさん(来日1年未満)動画 パワーポイント資料 ベトナム アオハルチーム 「教育制度の違い 日本とベトナム」プレゼンター チャン ティ ビック チャムさん(来日4年)動画 パワーポイント資料 ミャンマー Kachin Group 「日本に来て感じたこと」プレゼンター ダバンギュンノーさん(来日4年)動画 パワーポイント資料 「定住者による日本語プレゼンテーション・コンテスト」開催日:2022年2月20日主 催:アジア福祉教育財団後 援:JICA(国際協力機構)、UNHCR駐日事務所協 力:日本在住ベトナム人協会、群馬県カトリック伊勢崎教会付属ベトナム人コミュニティ、 在日本ラオス協会、在日カンボジアコミュニティ、PEACE審査員:審査員長 アジア福祉教育財団 理事長 藤原正寛副審査員長 同理事(中曽根平和研究所 理事長) 藤崎一郎様国際協力機構(JICA) 国内事業部長 福田茂樹様国連難民高等弁務官事務所(UNHCR) 駐日事務所 首席副代表 ナッケン鯉都様国際日本語普及協会(AJALT) 理事長 関口明子様アジア福祉教育財団 理事(キヤノングローバル戦略研究所 特別顧問)須田美矢子様同難民事業本部 企画調整課長 阿部宏

難民支援
2022.03.02
難民コミュニティへのおくりもの
アジア福祉教育財団では、2021年12月5日、「第42回日本定住難民とのつどい」を開催しましたところ、本行事にご協力頂いているハウス食品様から、今年も3種類の食品のご寄贈を頂きました(こくまろカレー、とんがりコーン、苺フルーチェ)。これらの食品は、「つどい」に参加した10の難民自助団体を通じてそれぞれの難民コミュニティにお届けしました。各団体によれば、コロナ禍で職を失ったり、出勤シフトを減らされたりして暗い気持ちで年の瀬を迎えた人が多いなかで、これらのプレゼントは、大きな笑顔とたくさんの「ありがとう」で迎えられたとのことです。ここに、送られてきた写真とメッセージの一部をご紹介します。

広報・出版
2022.02.28
【広報誌】愛 第45号(2021年度)
アジア福祉教育財団は今年度の広報誌「愛」第45号を発刊いたしました。本誌では、難民支援の在り方についての特別対談、新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえた事業の様子、2021年度の財団の活動についてなどを掲載しております。 ―主な内容―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆ご挨拶 公益財団法人アジア福祉教育財団 理事長 藤原 正寛◆特別企画「難民支援の現状と未来 ~外国にルーツを持つ子ども達への学習支援の在り方~」 公益財団法人アジア福祉教育財団 × 社会福祉法人さぽうと21◆新型コロナウイルス感染症の蔓延を踏まえた事業◆第2回定住難民との意見交換会◆第 42 回日本定住難民とのつどいの開催◆難民児童・生徒に対する補習教室への資金援助◆難民支援事業◆その他財団の活動◆ご芳情とご支援 等ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーデータはこちらよりダウンロードください。 また、無料で配布しておりますので、ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp ※この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。

広報・出版
2021.12.14
広報誌「愛」別冊(2021年度)
アジア福祉教育財団は今年度の広報誌「愛」別冊を発刊いたしました。 今回の冊子ではファッションデザイナーとして世界で活躍されているミャンマー出身の渋谷ザニーさんへのインタビュー、ベトナム出身で日本に帰化された武永医師からの新型コロナウイルス禍でのクリニックの様子、日本語教師として活動されている仙部さんの生徒とのエピソード、廣森相談員の難民への就労支援などを紹介しています。 ―目次―1.インタビュー 「渋谷ザニーへのインタビュー ~ミャンマーの現状と祖国への思い~」 ファッションデザイナー 渋谷 ザニーさん2.寄稿文 「コロナ禍の下で思うこと」 中井駅前クリニック 院長 武永 賢さん3.学習まんが 「なんみんと日本」4.My STORY 「武里日本語教室と私と生徒たち」 武里日本語教室 代表 仙部 孝一さん5. 寄稿文 「日本に暮す難民への自立に向けた職業相談と事例」 職業相談員 廣森 司さん この冊子は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け作成されたものです。 冊子データはこちらよりダウンロードいただけます。また、紙媒体についても無料で配布しております。ご希望の方はFAXまたはe-mailでお問合せください。FAX:03-3449-0262 e-mail: info@fweap.or.jp

イベント
2021.12.10
第42回 日本定住難民とのつどい開催
2021年12 月 5 日、アジア福祉教育財団は新宿区との共催で、新宿文化センターにおいて「第 42 回日本定住難民とのつどい」を開催しました。 昨年に引き続き行った「難民定住者との意見交換会」では、当財団とお付き合いの深い難民コミュニティの皆さま約30名をお招きし、新宿区、UNHCR、かながわ難民定住援助協会、日本国際社会事業団、国際日本語普及協会、さぽうと21、なんみんフォーラム、難民支援協会の皆さまにもご出席いただきました。また、オブザーバーとして政府関係者や国際機関、研究者の方には、別室にてモニターによる視聴をしていただきました。 日本在住ベトナム人協会による緊急食料等支援についての活動報告PEACEによる緊急食料等支援についての活動報告 また、新たな試みとして、難民コミュニティ以外から、日本定住のモデルケースとして海外在住ネパール人協会とエベレスト・インターナショナルスクール・ジャパンの関係者にお越しいただき、在日外国人の教育システムの成功例をご紹介いただきました。続く表彰式典では、新宿区の吉住区長、当財団の評議員である山東参議院議長、外務省の岡野総合外交政策局長、出入国在留管理庁の佐々木長官、UNHCR駐日事務所のナッケン首席副代表がご出席下さり、祝辞をいただきました。また、岸田内閣総理大臣ほかからの祝電が披露されました。次に、表彰式が行われ、難民コミュニティで同胞支援などに尽力している難民定住者に対して表彰状が、また、日頃より難民定住者を支援してくださっている方、多くを雇用している事業所に対して感謝状と記念品が贈呈されました。アジア福祉教育財団としては、今後とも、難民定住者の皆さまとの相互理解を深め、暮らしやすい環境を整えていく努力を続けていく所存であります。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。 【受賞者の紹介】TRAN TRUNG TINH( トラン トルン ティン)さん ベトナム難民であり、1986年に米国タンカーに救助され名古屋港に上陸、大村レセプションセンター、熊本県に数ヶ月滞在後、国際救援センターへ入所した。その後、横浜食糧会社に23年勤務し、パンの仕込みやパン粉のラインによる製造において生パン粉と乾燥とを分ける担当を行っている。日本人のみの会社であるが、工場長に任命されて現在に至る。真面目な働きぶりに同僚からの信頼も厚い。また、神奈川ベトナム親善協会に所属し、ボランティアで同国人からの求職相談、交通事故、病院での通訳依頼、葬儀の手配と生活困窮者に対する寄付などの支援を行っている。 石沢 司( いしざわ つかさ)さん 母国カンボジアでは、ロンニィット(木琴)のプロ演奏者として活躍していた。1987年に入国、大和定住促進センターを退所後は、樹脂製の建設資材などの製造と販売を手がける「タキロンシーア株式会社」に就職し、係長として機械のシステム設定などを手がけた。職場は殆どが日本人であるが、後輩の指導を行っており、周囲の人望も厚い。また仕事と平行して、二世三世の子どもたちに踊りや楽器の指導を続けており、2021年からは、一般社団法人「カンボジアコミュニティ」の副代表として、コミュニティの集会や仏教行事の開催などにも尽力している。当財団からの食糧支援の際には、リーダーとして活躍した。 Sさん定住支援プログラム修了後、株式会社MにおいてRHQの職場適応訓練を受けて採用された。同工場で努力を重ねた結果、正社員に登用され、念願であった「技術研究所」に配属され、将来を嘱望されている。同人は、「エンジニアリングのプロジェクトマネージャー」となって世界を駆け巡ることを望んでおり、その実現のために大いに努力をしている。 DAH BU(ダ ブ)さん ミャンマー出身であり、2011年に第三国定住難民としてタイの難民キャンプより家族4人でRHQ支援センターに入所した。センター退所後は、株式会社パナマシューズにて靴の製造を担当し、いち早く技術を身につけた。社長からの信頼も厚く、重要な仕事を任され、同社で働く同国人にも頼られている。定住後、早くから、「日本で家を持つこと」を夢見ていたが、2019年に念願の新築住宅を購入し、家族とともに安定した生活を営んでいる。 株式会社プロスキャリア 代表取締役 三嶽 義勝(みたけ よしかつ)さん 同社では、第三国定住難民2名と条約難民1名、計3名を正社員として雇用している。RHQの職場適応訓練を開始するに当たっては、専任の指導者を設け、マンツーマンによるきめ細かい業務指導を行って、難民が円滑に仕事を覚えることができるよう手配し、周囲の日本人とのコミュニケーションにも配慮した。この訓練の終了後に雇用された難民は、順調にスキルアップしている。今後も第三国定住難民を受入れ、社宅も用意したいと述べている。 林 郁子(はやし ゆうこ)さん 山梨ラオス友好協会の副会長として、10数年ラオス国への図書館支援及び学校建設支援に携わった。その後、自身の勤務する学校にラオス難民の子どもが入学したことから、教育のみならず生活全般の問題について相談相手となり、難民の直面する問題の解決に尽力した。例えば、困窮している難民に介護施設での就業を世話するなどの支援を行い、またその難民が病気になった際も休業補償や治療、介護等の手続きを支援するなどのきめ細かいサポートを行っている。

難民支援
2021.10.28
第三国定住難民児童の補習教室視察
意見交換を終えて(於:「楽校」教室にて) (左から安細理事長補佐、藤原理事長、さぽうと21高橋理事長、同神保講師、同竹内事業担当) 日本政府は2010年度より第三国定住難民を受入れていますが、日本語の壁もあり、第三国定住難民児童、生徒は、定住地で通う小・中学校での学習に困難を抱えるケースが少なくありません。こうした現状に対応するため、アジア福祉教育財団は、2020年度の事前調査を経て、今年度、(社福)さぽうと21に資金援助を行い、千葉市内で第三国定住難民児童、生徒を対象とした補習教室を実施しています。同教室は、児童によって「楽校」と命名され、親しまれています。 そして、永らく続いた緊急事態宣言が解除されたこともあり、10月11日には、当財団藤原正寛理事長が、同教室の視察を行いました。当日は、主に6年生の学習日であり、講師及び学生ボランティアの方々が、来室した児童を個別に指導する様子を見学しました。当日はまた、(社福)さぽうと21の高橋敬子理事長も来訪くださり、「楽校」も含めた(社福)さぽうと21の外国人児童、生徒の学習支援の長年の取り組みについてお話をお伺いし、意見交換もすることができました。また、講師からは普段の児童の学習の様子、来室した中学生からは学校や部活動、将来の目標などについて直接話を聞くことができ、今後の当財団の活動を考えるにあたり、大変有意義な訪問となりました。高橋理事長をはじめ、ご協力をくださった(社福)さぽうと21の皆様、児童、生徒の皆様に感謝します。